収益等の状況について
公共宿泊施設として、サービスの質の低下をさせることなく低廉な料金でのサービス提供を維持するために、経費削減、既存サービスの見直し、情報発信等に努めているところであるが、経済状況の変化の他、施設の老朽化や、設備・サービスに対する観光ニーズの多様化に十分対応できていない。また令和2年度は新型コロナウイルス感染症の影響により定員稼働率が大幅に低水準となり、収益的収支比率大幅に減となった。
資産等の状況について
近年、企業債を発行した施設更新等は行っておらず、現在企業債の返済もない。(平成31年度で償還終了)令和4年度に地域譲渡を予定しており、R3年度末を以て国民宿舎特別会計を廃止するため、新たな改修設備投資の予定はなし。
利用の状況について
令和2年度については、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により大きく減少している。
全体総括
施設の老朽化が進み、利用者のニーズに十分対応出来なくなっていることから、民間譲渡の方針を決定しており、R3年度末を以て国民宿舎特別会計を廃止する。湯野地域全体の活性化を考慮しながら、民間譲渡が早期に実現するよう進め、民間のノウハウを生かしながら地域の活性化を図る。