収益等の状況について
①収益的収支比率は、平均値より7.7ポイント上回り、100%を超えていることから、黒字経営となっている。②他会計補助金比率は、平均値より13.5ポイント下回っている。また、③宿泊者一人当たりの他会計補助金額については、平均値より1,333ポイント下回っており、平均に比べ一般会計に依存していない状況である。④定員稼働率は、平均値より20.0ポイント上回っており、比較的良好である。⑤人件費比率は、平均値を9.4ポイント上回っている。人件費の抑制を図る必要がある。⑥売上高GOP比率は、平均値よりも35.8ポイント高くなっており、施設の営業に関する収益性が保たれている。⑦EBITDAは、平成25年度では数値がマイナスになったものの、平成26年度以降は公営企業として収益性が保たれている。
資産等の状況について
⑩設備投資見込額は、今後10年間で見込む建設改良費や修繕費などの額であり、自動火災報知器更新工事を予定している。⑫企業債残高対料金収入比率は0であるが、これは企業債残高が0であることによるものである。
利用の状況について
H26年度以降上昇傾向であったが、H29年度は利用が下向きとなっている。
全体総括
指定管理制度を導入し運営しており、収益状況は比較的良好である。施設の開館から20年が経過しているため、計画的に設備の改修や修繕を実施していく必要がある。収益等の状況から見ても、収益性が保たれていることが分かるように、民間企業への施設譲渡についても現在検討している状況である。