収益等の状況について
①収益的収支比率令和元年度経営改善へ向け料金体系の見直しを行った。赤字解消のため設備投資の見直し等取組が必要となっている➁他会計補助金比率及び③宿泊客1人当たりの他会計補助金額ほぼ償還金(宿泊施設建設費用)と大規模な建設改修に充てられている。令和2年度地方債償還を終えている。④定員稼働率季節及び天候により、大きく変動する。島への渡航手段の運航状況に依存するため、客船やへリコミの就航率の向上による抜本的な底上げが今後期待できる
資産等の状況について
施設建築より20年が経過し、経年劣化・老朽化が目立つ。優先度を判断し、改修・投資を行い適切な施設運営を図る。令和3年度第1期・令和4年度第2期・令和5年度第3期と3か年大規模改修計画がある。
利用の状況について
規模が矮小なため、指標には表れないが島内の宿泊施設需要は、決して低くはない。繁忙期は常に満室となり、季節営業を行う民間近隣事業者に対し、通年営業を行ことで産業振興に大きく貢献している。
全体総括
島内で最大規模の宿泊施設として平成13年から営業しており、観光で来島する宿泊客が地域経済を活性化することから産業振興に大きく寄与している施設となる。老朽化による施設修繕料が、収益向上の妨げとなっており、事業規模が矮小であることからも大規模な施設修繕に対する財源確保が困難である。運営形態における選択枠(民営化・広域化・PFI等)がない以上、本施設依存の重要性を住民に理解してもらった上で、繰出基準以外の繰入金に頼ることが現状の解決策となっている。当該施設だけの問題でなく、村・観光協会と連携し集客アップの方策を講じ「自然とのふれあいを通した村民と来島者の交流促進」を図る必要がある。