経営の健全性・効率性について
①収益的収支比率は100%未満であり赤字となっている。H29年は前年比-21.65ポイントと微減し、⑤経費回収率は約50%に留まっており、使用料以外の収入(一般会計繰入金)に依存している状況になっている。④企業債残高対事業規模比率は年々減少している。H28年度は平均値と比べると、受益者が分散している地理的要因による建設コスト高の為、高い水準にあるが、さらなる改善を進めていく必要がある。⑤経費回収率は約41%であるが、半分以上が使用料以外(一般会計繰入金)から賄っているのが現状である。使用料が適切であるか見直す必要がある。⑥汚水処理原価は、受益者が分散している地理的要因により、平均値より高くなっている。接続率の増加や維持管理費の見直しにより、汚水処理原価を低くしていく必要がある。⑦施設利用率は、受益者が分散している地理的要因により、平均値を大きく下回っている。処理施設の利用状況や規模を考える必要がある。⑧水洗化率は整備中の事業であるため、平均値と比べると低い水準となっているが、年々微増している。しかし、大きな変化では無く殆ど横ばいの状態であるため、料金の見直しが無い限り使用料の増加は見込めない。接続数の増加のための取組だけでなく、使用料の見直しも必要である。
老朽化の状況について
平成13年より整備を開始しており、管渠等の老朽化はまだ発生していない。
全体総括
全体を見てみると、問題点は使用料に関することが多くなっている。使用料を見直すことによって経費回収率の改善させ、また、新規加入者を増やすことで、施設利用率や水洗化率等の改善を行っていきたい。