経営の健全性・効率性について
吉富町公共下水道事業は平成9年に事業着手、平成15年度に供用開始している。現在全体計画区域233ha中128haの整備が完了している。①収益的収支比率について現在は使用料収入以外の収入に依存しており、使用料収入を増加させることが課題である。④企業債残高対事業規模比率下水道事業は事業開始時に処理場の建設、下水道管渠布設等を行う必要があるため、事業開始時は投資額が多大となる。類似団体との差は水洗化率の低さにより下水道使用料が低くなっている。⑤経費回収率今後、下水道を普及させていくことにより使用料収入の増加を見込んでいる。⑥汚水処理原価汚水処理原価は下水処理場への流入量の増加により低くなる。下水道普及による原価の低下を見込む。⑦施設利用率今後、下水道を普及させていくことにより処理場への流入量の増加を見込んでいる。昨年度より1.7%増加した。⑧水洗化率水洗化率が類似団体と比べ低い水準である。平成29年度に未普及地域の住民へアンケートを行った。今後はアンケートの結果をもとに要望者の多い地域から優先的に整備を行うことにより水洗化率の向上を見込む。
老朽化の状況について
事業開始から15年程度であるため、管渠改善は行っていない。
全体総括
水洗化率が類似団体と比べ低い水準である。今後、未普及地域に対するアンケートの結果をもとに、要望者の多い地域から優先的に整備を行うことにより水洗化率の向上及び経営状況の改善を図る。また、住民の下水道に対する認識が深くなるための広報活動を充実させ、水洗化率向上に努める。