収益等の状況について
H29にて、大規模な設備改修工事を実施した。この費用は、すべて一般会計からの繰入により補填された。このため、H28以前と比較し、他会計補助金に関する数値の変動が顕著となっている。
資産等の状況について
施設全体の老朽化が進んでおり、H29に改修工事は実施したものの、不具合を抱える設備は未だ多くあるため、今後も計画的に工事を実施していく必要がある。
利用の状況について
H29に大規模改修工事を実施し、3ヶ月間施設を休館したため、宿泊客が減少した。H30の工事の際は、長期間の休館は行わないものの、H29にスペースワールドが閉園したことから修学旅行者が減少すると見込まれるため、今後増加に転じることは難しいと思われる。
全体総括
H29でも老朽化による突発的な修繕が多数発生した。しかし、今回大規模改修工事を実施したことにより、施設内設備で最も大きな問題を抱えていた給湯設備については、急場を脱したと考えている。しかし、今後も多数の設備不良が発覚する恐れがあるため、引き続き不具合のある設備の更新は継続していく。また、H31を目途に、施設の長寿命化計画を策定予定である。策定後は、これまで以上に的確かつ迅速な設備の改善が可能となると思われる。また、H31に起債償還が終了するため、H32以降の収支は改善されるものと思われる。