経営の健全性・効率性について
ア本町の公共下水道事業は平成28年度をもって管渠の整備が完了した。イ収益的収支率が100%に達し若干の黒字である。ウ企業債については、施設の初期投資に係るものであり、一般会計からの繰入金で賄う予定である。エ管渠の整備が完了しているため、今後は施設の利用率及び水洗化率も向上していくと見込んでいる。オ汚水処理原価及び経費回収率は類似団体平均値より、やや良くはないが、今後、類似団体平均値に近づけるよう、より一層の経営努力をする。カ総じて改善しなけばならない部分は経営努力にてカバーしていきたい。
老朽化の状況について
・松原浄化センターは平成17年度に供用開始以来、約13年が経過し、施設内及び各マンホールポンプ機器の故障等が発生する場合もあるが、日頃の施設管理の中で細かいメンテナンスに力を入れ、また、各機器の耐用年数等を考慮し、オーバーホールや取替をして対応している。
全体総括
ア平成28年度に管渠の整備が完了し、維持管理が主流となっている。イ今後は業務の効率化に努めることにより汚水処理原価を抑えるとともに、経営努力をして経費回収率を更に改善していきたい。ウこれらの取組を通じて経営基盤を強化し将来やってくる管渠の更新に備えたい。