収益等の状況について
団体客の予約確保を優先している。団体予約が重なると売上げに影響する。繁忙期は満館にもなるが、グリーンシーズンの閑散期は、勉強合宿やスポーツ合宿以外の利用はほとんど皆無である。冬場の降雪状況で収益が大きく左右され、H27の寡雪により大きく落ち込んだが、回復傾向にある。
資産等の状況について
施設は村で所有しており、指定管理者制度を導入している。管理運営は指定管理者に委託し、施設の修繕について重大なものは村で行っている。施設が老朽化しており、改修費等が膨らむことが見込まれるが、企業債などの財源確保に努め、計画に沿って行いたい。
利用の状況について
グリーンシーズンは勉強合宿やキャンプ合宿、テニスなどの合宿や大型連休・お盆での利用が主。スキーシーズンは修学旅行、合宿、スキー大会などで予約が入っており、ある程度見通しが立っている。年間約25,000人の利用数でここ数年推移しているが、グリーンシーズンにおいては、宿泊者が数名でも稼働しているケースあり、維持管理を考えても営業の割り切りが必要な状況もある。団体以外の予約は、電話・ネットなど様々な手段で確保できるが、特に閑散期の売上げ確保が急務である。降雪状況が冬の利用者数に大きく影響する。
全体総括
スキーシーズンは、12月の降雪状況で年末年始の売上に大きく影響し、その後の挽回が難しい。グリーンシーズンにおける稼働では宿泊者が少ない日もあるため、売り上げ確保が必要である。村の修繕計画と指定管理者の営業計画を噛み合わせて進めていく事と、効率的な施設稼働が今後の課題と思われる。