経営の健全性・効率性について
・累積欠損金比率は、年々減少しておりR4年度には黒字化となる見込みである。・企業債残高対事業規模比率は、他団体平均より高い状況であるが、面整備もほぼ完了し毎年の新規企業債借入額が減少しているので、これからも年々減少していく見込みである。・経費回収率が他団体と比べて低い状況であるが、理由としては下水道料金で経費をまかないきれていないことが理由である。今後、流域下水道維持管理負担金が、R2~R4まで81円/㎥となるので、今後3年は低い状況となる。汚水処理原価についても同様の理由で、高い状況となる見込みである。・水洗化率は他団体平均や全国平均よりも高い状況である。理由としては昭和57年3月に供用開始してから約40年が経過し下水道への加入者が増えたことが理由である。
老朽化の状況について
まだ法定耐用年数を超えた管渠は無いが、地震対策事業及び長寿命化対策事業で、ヒューム管の改築・更新を行ってきた。これからも継続的に管渠のカメラ調査を行い、老朽化状況の把握及び改築・更新を行っていく。
全体総括
・人口減少により使用料収入が減少していく中で、健全な経営をしていかなければならない。企業債償還額がR1をピークに年々減少していく状況を踏まえ、H30に策定した経営戦略をR4を目処に改訂し、経営状況の今後を精査し健全経営に努めたい。