経営の健全性・効率性について
津別町の特定環境保全公共下水道事業は、収益的収支比率が、100%に近い数字となっているものの使用料以外の収入に依存する部分が多く、維持更新に要する費用までは賄えていないのが現状であり、健全な事業を持続するためには経費回収率の向上が必要である。水洗化率は、類似団体よりも高い傾向にあるものの普及の余地が残っていることから、住民の生活環境の向上のためにも更なる普及促進の必要がある。なお、④企業債残高対事業規模比率(%)のH28の記載数値に誤りがあり、正しくは1297.67となります。
老朽化の状況について
処理場の機械設備を中心に、長寿命化計画を立て計画的に更新を実施していたが、今後の更新需要に対応するため策定したストックマネジメント計画に基づく更新実施となる。
全体総括
下水道事業は、一般会計からの繰入に大きく依存しているのが現状である。人口減少が続くなか、事業の安定的な運営を図るためには、収支内容の一層の改善と、効率的な施設の維持管理が必要となっている。