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地方財政ダッシュボード

熊本県の財政状況(2013年度)

地方公営企業の一覧

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収録データの年度

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総括表

人口の推移

財政比較分析表(2013年度)

財政力指数の分析欄

三位一体改革による税源移譲等に伴い、平成21年度には0.39まで上昇したが、世界同時不況以降の基準財政収入額(県税収入等)の落ち込みにより、平成23年度から平成25年度の平均となる平成25年度の財政力指数は0.36となった。熊本県幸せ実感まち・ひと・しごとづくり本部を中心として、労働環境や処遇改善を図ることによる企業の魅力づくりの推進や企業の本社機能の誘致活動等に積極的に取り組み、地方創生を税収増に確実につなげ当該比率の改善につなげていく。

経常収支比率の分析欄

平成20年度には99.8%だった当該比率は、財政再建戦略による職員数の削減、職員給与費の抑制や、地方交付税等(臨時財政対策債を含む)の増加により、平成22年度には90.8%まで改善。その後、平成24年度までは社会保障関係経費の増等により悪化傾向にあったが、平成25年度は、景気回復による地方税や地方譲与税の増等による経常一般財源収入の増により94.0%となった。引き続き、地方交付税等の一般財源の確保を国に要望するとともに、平成24年4月から28年4月までの4年間で185人の職員削減を目標とする定員管理計画の実行等によって経常経費を抑制することにより、当該比率の改善を図る。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

平成21年2月に策定した財政再建戦略を踏まえた職員数の削減等、累次にわたる財政健全化の取組みにより、類似団体と比較し決算額は低水準で推移している。今後も、平成24年4月から28年4月までの4年間で185人の職員削減を目標とする定員管理計画の実行による人件費の減により、さらなる改善を目指す。

ラスパイレス指数の分析欄

国家公務員の給与削減措置終了及び昇給回復措置(1号給)等の影響により、平成26ラスパイレス指数は、-8.3ポイントの100.5となっている。なお、平成25.7~平成26.3までの国に準じた給与削減措置により平成25.7時点のラスパイレス指数は、100.4。

人口10万人当たり職員数の分析欄

熊本県財政再建戦略に基づく定員管理計画では、平成20年4月から平成24年4月までの4年間で-1,205人という削減目標を掲げて、4年間で1,288人を削減した。現行の定員管理計画でも、平成24年4月から平成28年4月までの4年間で-185人の削減を進めており、引き続き適切な定員管理に努めている。

実質公債費比率の分析欄

15.3%と高かった平成22年度の単年度比率が除外され、前年度より0.7ポイント減の13.0%と改善された平成25年度の単年度比率が算入されたことにより、3カ年分の指標の平均である当該比率が0.7ポイント改善した。なお、平成25年度の単年度比率が改善した主な要因は、県債の元利償還金が減少したことなどによる。今後も、引き続き臨時財政対策債を除く県債残高の減少基調を維持し、健全な財政運営を行っていくことで当該比率の改善を目指す。

将来負担比率の分析欄

支給率や職員の減に伴う退職手当負担見込額の減少や、国営土地改良事業直轄事業負担金などの債務負担行為に基づく支出予定額が減少したことなどにより、2.2ポイント改善した。現行の定員管理計画でも、平成24年4月から平成28年4月までの4年間で185人の職員削減を進めているところであり、また、臨時財政対策債を除く県債残高の減少等健全な財政運営を維持することで、引き続き当該比率の改善を目指す。

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2013年度)

人件費の分析欄

熊本県財政再建戦略に基づく定員管理計画(平成20.4.1~平成24.4.1の4年間)では県全体で1,288人の削減を行った。その後も計画的な定員管理を進めている。

物件費の分析欄

各年度において事業費の増減はあるものの、累次にわたる財政健全化の取組みにより経常物件費全体を抑制しており、グループ内での当該比率は、最も低い水準を維持している。

扶助費の分析欄

少子高齢化に伴う社会保障関係経費の増加とともに、本県の特殊事情である水俣病総合対策(新救済策推進費)経費によりグループ内での当該比率が高くなっている。平成25年度も少子高齢化による自然増の一方で、児童福祉法の改正に伴う障害児施設給付費の減等により前年同となった。

その他の分析欄

当該比率は維持補修費と貸付金に係るものであるが、毎年貸付金は増加傾向にあるものの、累次にわたる財政健全化の取組みにより維持補修費を抑制しており、グループ内平均値より低い水準で推移している。

補助費等の分析欄

累次にわたる財政健全化の取組みにより抑制を図っているものの、少子高齢化の進展に伴う社会保障関係経費の増加などにより、当該比率は高い水準で推移している。なお、平成23年度は赤潮被害対策実証試験支援事業費の増、平成24年度は熊本市の政令市移行に伴う軽油引取税交付金の増等により、更に比率が高くなっている。

公債費の分析欄

累次にわたる財政健全化の取組みにより、投資的経費を抑制するとともに、公債費の償還期間を20年から30年に延長する等により、公債費総額を抑制しているため、グルーブ内での当該比率は低い水準となっている。平成23年度は臨時財政対策債に係る償還額の減、平成24年度は一般単独事業債に係る償還額の減、平成25年度は公共事業等債に係る償還額の減により低水準を保っている。

公債費以外の分析欄

累次にわたる財政健全化の取組みと、地方交付税等(臨時財政対策債を含む)の増等に伴う経常一般財源の増などの要因により、平成22年度には65.8%に改善。その後、臨時財政対策債の減等により低下傾向にあったが、平成25年度は地方税、地方譲与税、臨時財政対策債等の増により改善した。

実質収支比率等に係る経年分析(2013年度)

分析欄

本県の平成25年度普通会計決算における実質収支は約153億円であり、全国でも高い(5位)水準にある。一方、財政調整基金は、累次の財政健全化の取組みによって、約17億円を維持している状況である。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2013年度)

分析欄

本県の平成25年度普通会計決算における実質収支は約153億円であり、全国でも高い(5位)水準にある。一方、財政調整基金は、累次の財政健全化の取組みによって、約17億円を維持している状況である。

実質公債費比率(分子)の構造(2013年度)

分析欄

元利償還金等については、臨時財政対策債を除く県債残高の減少に伴い返済額が減少していることや、国営土地改良事業負担金等の支出額の減少等により、近年は減少傾向にある。算入公債費等については、臨時財政対策債等の償還増に伴い、増加傾向となっている。

将来負担比率(分子)の構造(2013年度)

分析欄

将来負担額については、債務負担行為に基づく支出予定額が、国営土地改良事業に係る負担金等の債務負担行為を設定した平成20年度をピークに、近年は減少傾向にある。退職手当負担見込額は、国の制度改正に伴い、退職手当支給率や職員数の削減を進めた結果、減少した。今後、平成26年度まで減少する見込みだが、平成27年度以降は増加傾向となり、平成33年度にピークとなる見込み。なお、地方債の現在高は臨時財政対策債の発行により増加傾向であるが、償還財源が地方交付税により全額措置されることとなっており、基準財政需要額算入見込額も増加傾向となる。

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,