経営の健全性・効率性について
萩市の個別排水事業は平成13年に事業着手し順次供用開始を行い整備は完了している。市内の下水道使用料を平成23年10月と平成26年1月に段階的に統一を図った。収益的収支比率は増加傾向であるが、これは整備で借り入れた地方債の償還が完了したためであり、経費回収率は依然として減少傾向である。水洗化率については後継者不足等により横ばいであり、施設利用率については浄化槽の規模は延べ床面積で決定されていることから、人口減少等により乖離が生じている。
老朽化の状況について
平成13年から順次供用開始を行っていることからも施設は比較的新しいため浄化槽の故障等にはそのつど対応しており、老朽化対策は行っていない。
全体総括
経営成績の明確化などを図るため地方公営企業法の適用化に向けて準備を進めている。しかしながら、地域の特性や人口減少などを考慮すると使用料改定だけでは経営状況改善は困難であるため、使用料を他事業と統一したことから地方公営企業法の適用化に併せ、会計処理を一本化し、一つの下水道事業として使用料の見直しに取り組んでいく予定である。