収益等の状況について
気高町遊漁センターは、H26.8月で施設老朽化により休館。再びH28.4月より開館している。・収益的収支比率:収入は前年度対比減となったものの人件費などの経費が抑えられたため、再開2年目のH29の75.9%を上回り77.5%となった。・宿泊者一人当たりの他会計補助金額:宿泊者がH29の160名に対しH30では79名と半減したため増加した。・定員稼働率:宿泊はH29より自主事業として試験的な取組んだ中、H29からの半減で稼働率が大きく変動した。本格的稼働を目指し稼働率向上を図る。・売上高人件費比率:売上がH29より減少したが、人件費が抑えられたため昨年度を下回った。・EBITDA:H30はH29実績より増加している。経営規模に合った適正な経費支出を図ったことが要因であるが、収入増加を図り安定的な経営を目指す。
資産等の状況について
事業の再開にあたり大規模修繕を行っているが、老朽化による修繕が必要となっている。
利用の状況について
H28の施設改修により宿泊も可能となり、H29から受け入れを開始している。構造上まだ不備な箇所もあるため合宿のみの受入れとなっているが、修繕等を実施し、今後一般客の受入れも含め宿泊事業の拡大に向けて取り組んでいく。利用者(宿泊者込み)の実績は以下のとおり。・利用者数の推移(年間利用者数)H264,074人※8月末で休館H27休館H2833,186人H2927,010人(うち宿泊者数160名)H3020,835人(うち宿泊者数79名)
全体総括
施設老朽化による大規模改修を行い、H28より新しい指定管理者による運営となり、民間のノウハウが活かされ利用者拡大につながった一方で、施設老朽化による修繕費の費用増加等により収支状態は悪化している。今後の方向性(民間譲渡等)については、施設周辺の高速道路開通に伴い交通形態の変化もみられ、今後の動向を見据えながら、地域内での施設のあり方や必要性を考慮しながら検討していく。