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近年の行財政改革等により、類似団体を上回る数値となっている。平成18年度から平成21年度までは普通交付税の不交付団体となっていたが、税収の落ち込みや社会福祉関係経費等の経常経費が増加し、平成22年度からは交付団体に転じた。今後は行財政改革のさらなる推進や税等の徴収強化等により、自立した財政運営に努める。
平成22年度は前年度と比較し、3.8ポイント減少したが、一般的に望ましいとされる70~80%の範囲を大幅に上回る厳しい状況となっている。主な要因としては、公債費が大幅に減少となるほか、少数精鋭主義による人件費の減が挙げられる。今後も社会福祉関係経費等の増加により厳しい財政運営が予想されるが、受益者負担の適正化、経常経費の節減により財政構造の弾力性の確保に努める。
人件費や経常的な事務事業の見直し、指定管理制度の導入、民間活力の活用等により経費の効率化を図ってきた結果、人口1人当たりの決算額は類似団体を下回る数値となった。
少数精鋭主義に基づき、新規採用職員は退職者補充等、必要やむを得ないものに限っている。また、指定管理制度の導入や民間への業務委託、臨時職員の活用などにより、効率的な人員配置を行っている。
一般・特別会計を含めて市債発行の抑制を基本に財政運営を行ってきたことなどから、類似団体を下回る低い数値となっている。しかし今後は、立命館大学の進出に伴う周辺整備や、(仮)JR総持寺駅の設置など、起債を活用して実施する大規模事業が控えていることなどから、将来の財政の健全性を基本に、起債の活用や下水道・水道会計への繰出金の適正化に取り組み、現在の水準を維持していく。
少数精鋭主義を基本に新規採用職員は退職者補充等、必要やむを得ないものに限定している。また指定管理制度の導入や民間への委託を活用し適正かつ効率的な人員配置をおこない、経費抑制に努めている。
類似団体に比べて高くなっている要因は、ごみ収集・小学校調理等の業務を民間委託により実施し、また市民会館・体育館等の施設運営に指定管理制度を導入するなど、直営業務の委託化を積極的に推進してきたことが要因である。今後も本市の「アウトソーシング指針」に基づき、コスト低減と市民サービスの向上を推進していく。
類似団体に比べて高くなっている要因は保育所運営や乳幼児医療の充実など子育て支援施策を積極的に講じてきたことが挙げられる。今後は、市単独事業の個人給付の見直しなど、他団体の状況を鑑み、適切に対応を図っていく。
国民健康保険事業会計等特別会計への繰出金が多額であることにより他団体に比べ高い値になっていると考えられる。独立採算の原則を基本に事業の効率化や保険料の適正化を図り、普通会計の負担減少に努める。
類似団体と比べて低くなっている要因は、病院事業や交通事業を設けてないことによる企業会計への繰出金が少ないことが挙げられる。また外部委員参画のもと公益性の視点から、補助金のあり方について見直しを進めているところである。
従前より将来の財政負担を考慮しつつ、事業の必要性・効果等を十分検討し、市債の発行を抑制してきたことにより、類似団体に比べ非常に低い値となっている。今後は大規模事業が複数控えているため、市債残高に注意を払いながら、計画的に市債の発行を行っていく。
従前より将来の財政負担を考慮し、市債の発行を抑制してきたことにより、公債費は類似団体に比べ非常に低い値となっている。これにより相対的に公債費以外の割合が高くなっている。
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