大津市：公共下水道

経営の健全性・効率性について

①経常収支比率、③流動比率及び⑤経費回収率の平成27年度の数値は、それぞれ100％以上となっており、また、全国平均及び類似団体平均よりも大きい値となっている。④企業債残高対事業規模比率については、平成23年度より減少が続いている。⑥汚水処理原価は、平成24年度より減少が続いており、平成27年度は全国平均及び類似団体平均よりも小さい値となっている。⑦施設利用率については、平成26年度とほぼ横ばいであり、また、全国平均及び類似団体平均よりも大きい値となっている。⑧水洗化率については、平成23年度より増加が続いており、また、平成27年度の数値は、全国平均及び類似団体平均よりも大きい値となっている。

老朽化の状況について

①有形固定資産減価償却率及び②管渠老朽化率については、年々数値は上がっているものの、平成27年度の数値は全国平均及び類似団体平均より小さい値となっている。また、③管渠改善率については、平成23年度より増加傾向となっている。

全体総括

1.経営の健全性・効率性の平成27年度の数値については、全国平均及び類似団体平均との比較においても概ね良好な状態であるといえる。しかし、一般会計からの繰入金により経営を行っている状況から、今後も経営の状態については常に把握し、より一層、経営の効率化に努めていく必要がある。2.老朽化の状況については、長寿命化計画やアセットマネジメントに基づき、費用の平準化に努めつつ、効率的な施設の改築更新や修繕等を行っていく必要がある。