原町田一丁目第2駐車場 公共下水道 町田市民病院 原町田一丁目駐車場
2022年度 2021年度 2020年度 2019年度 2018年度 2017年度 2016年度 2015年度 2014年度 2013年度
平成28年度の財政力指数は0.982であった。平成23年度までの直近3か年平均では財政力指数は1を上回っていたが、平成22年度以降は単年度での財政力指数は1を下回っており、平成28年度は平成26年度から引き続いて3か年平均でも1を下回った。平成28年度単年度で見ると基準財政収入額が基準財政需要額を下回り0.989であった。地方消費税交付金の増加などにより基準財政収入額は平成27年度に比べ増加した一方で、臨時財政対策債振替相当額の減少により基準財政需要額も平成27年度に比べ増加したことが主な要因である。
平成28年度の経常収支比率は93.7%となり、前年度の90.3%から3.4ポイント増加した。これは、分母である地方消費税交付金等が減少し、分子である後期高齢者医療事業会計への経常的な繰出金が分母の増加を上回る伸び率で増加したことが主な要因である。財政構造の弾力性を示す経常収支比率は、景気の低迷により市税増収を大きくは期待できない一方で、生活保護費などの扶助費が年々増加している状況などから、依然厳しい状況が続いている。将来に向けて、様々な市民要望に柔軟に対応していくためにも、市税増収に向けた徴収強化の取組に加え、さらなる経常経費の抑制、行政経営改革を継続する必要がある。
人件費の決算額は217億1千万円となり、平成27年度と比較して8億円減少した。職員給(一般職員の給与・諸手当)は143億4千万円で、最も職員給の多かった平成10年度に比べ41億1千万円の減少となり、職員数についても平成8年度のピーク時に比べ、245人の削減となっている。現在も、「町田市5ヵ年計画17-21」の中の行政経営改革プランにて改革項目として職員定数削減を掲げ、効率的な執行体制の構築を図っている。物件費の決算額は190億9千万円となり、平成27年度と比較して4億6千万円増加した。これは、学校給食の調理・配送業務や小川・鶴間地区住所整理業務など、各業務にかかる委託料が増加したことによる。
平成23年1月から東京都の給料表を導入しラスパイレス指数が前年度より1.0ポイント改善するなど一定の成果を挙げた。平成24年度に国が給与減額を実施したため一時的に上昇したが、平成25年度で終了したため、以前の水準に戻った。平成27年度から実施している「給与制度の総合的見直し」による給料月額の平均-1.7%引下げの実施により、ラスパイレス指数が前年度より1.6ポイント改善した。以降、東京都人事委員会勧告を参考に給与制度の適正化に向けた取組みを行った結果、着実に成果を挙げている。また、ラスパイレス指数には直接影響がないが、平成24年度からは全職員を対象に前年度の人事考課の結果を昇給及び勤勉手当に反映を実施し、平成25年度からは初任給の算定方法の見直しや管理職手当の定額化、住居手当の支給額の見直しなどを実施し、平成27年度からは扶養手当や住居手当、期末勤勉手当の職務加算割合の見直し、平成29年度からは勤勉手当支給時の扶養手当の原資化を実施しており、今後もより一層の給与制度の適正化に努める。
平成29年4月の職員数は、学校用務業務の委託、学校事務業務の見直し及びごみ収集管理業務の見直し等により減員を図る一方で、再任用職員のうちフルタイム職員割合の増加等により、平成28年と比較して普通会計全体で13人の増となり、人口千人当たり職員数は前年度の値よりも0.01人の増となった。定数管理の新たな計画として、町田市定数管理計画(2017~2021年度)を平成28年度中に策定した。この計画では、「市の事務を執行するために必要な職員の数」と定義した『定数』について、平成28年度定数2195人に対して、平成29年度から平成33年度までの年度別目標値を定め、平成33年度定数を2065人にすることを定めている。平成29年度の定数は年度別目標値である2183人より3人少ない2180人であり、より効率的な執行体制を構築した。今後も社会情勢等の環境変化を踏まえ、市職員の役割の再整理及び業務の簡素化・効率化を推進し、適切な定数管理に努める。
平成27年度と比較して0.4ポイント上昇したものの、類似団体においては引き続き1位と良好な状況である。上昇した主な要因としては、平成28年度からの臨時財政対策債等の償還開始により元利償還金が増加したためである。今後も適正水準の維持を目指す。
平成28年度は、将来負担額1,189億円に対し、控除される充当可能財源等が1,204億円となり、将来負担比率が生じていない。また、平成27年度と比較して地方債現在高が減少し、充当可能特定歳入が増加している。今後も、将来負担の増大を招くことのないよう地方債の管理を徹底する。
人件費に係る経常収支比率は、平成27年度と比較して0.1ポイント改善した。経常収支比率は、類似団体内平均値をわずかに上回っているが、人口1人あたりの、職員給料決算額については18,547円となっており、類似団体平均値22,842円や全国市町村平均値25,576円と比較して低い水準となっている。
物件費に係る経常収支比率は、平成27年度と比較して0.8ポイント上昇した。これは、学校給食の調理・配送業務や小川・鶴間地区住所整理業務など、各業務にかかる委託料が増加したことによる。
扶助費に係る経常収支比率は、平成27年度と比較して0.3ポイント上昇した。扶助費は、社会保障制度の一環として様々な法律・条令に基づいて支出するため、容易に削減・圧縮できず、障がい者自立支援給付費や民間等保育所運営費、生活保護費などが年々増加傾向にあることが影響している。
その他に係る経常収支比率は、平成27年度と比較して1.4ポイント上昇した。介護保険事業会計、後期高齢者医療事業会計、下水道事業会計、国民健康保険事業会計に対する一般会計からの繰出金の占める割合が大きく、各特別会計の健全化を図る必要がある。
補助費に係る経常収支比率は、平成27年度と比較して0.4ポイント上昇した。常備消防委託料、病院事業会計負担金、東京たま広域資源循環組合負担金や、南多摩斎場組合負担金の占める割合が大きく、各団体での健全化を図る必要がある。
公債費に係る経常収支比率は、平成27年度と比較して0.6ポイント上昇し、類似団体内順位も3位と上位を保っている。公債費は、過去に発生した債務の支払いに要する経費であり、借り入れをする時点で将来の財政負担を十分検討することが必要である。今後も適正な管理に努める。
公債費以外の支出に係る経常収支比率は、平成27年度と比較して2.8ポイント上昇した。扶助費や繰出金など、社会保障関係経費の増加が要因となり、類似団体内平均値79.7%と比較して依然として高い傾向が続いている。さらなる経常経費の抑制に努める。
平成27年度の有形固定資産減価償却率は全国平均を下回っているが、市内公共施設の半数以上は築30年以上経過しているため、計画的に老朽化対策に取り組んでいく必要がある。具体的には、平成27年度に策定した公共施設等総合管理計画の4つの基本方針である施設総量の圧縮、ライフサイクルコストの縮減、官民連携によるサービス向上、既存資源の有効活用に基づき、総合的かつ計画的に管理を推進していく。
平成27年度の将来負担比率は、将来負担額1,216億円に対し、控除される充当可能財源等が1,227億円となり、差引の結果将来負担比率は生じていない。有形固定資産減価償却率については、平成26年度と比べ平成27年度は、0.2ポイント増加した。
平成27年度の将来負担比率は、将来負担額1,216億円に対し、控除される充当可能財源等が1,227億円となり、差引の結果将来負担比率は生じていない。平成27年度の実質公債費比率は▲1.7%である。平成26年度と比べ、0.3ポイント改善した。地方消費税交付金基準財政収入額(約40億円)の増により、標準税収入額等が約57億円(+2.8ポイント)増加した一方で、減税補てん債償還費基準財政需要額(約11億円)の減により、災害復旧費等に係る基準財政需要額が約4億円(△0.2ポイント)減少したことが主な要因としてあげられる。
釧路市 苫小牧市 福島市 狭山市 上尾市 新座市 久喜市 市川市 松戸市 野田市 佐倉市 習志野市 流山市 八千代市 浦安市 立川市 府中市 町田市 小平市 日野市 西東京市 鎌倉市 藤沢市 秦野市 津市 宇治市 和泉市 伊丹市 川西市 宇部市 山口市 徳島市