🗾08:茨城県 >>> 🌆城里町
末端給水事業
公共下水道
特定環境保全公共下水道
農業集落排水
📅2023年度 📅2022年度 📅2021年度 📅2020年度 📅2019年度 📅2018年度 📅2017年度 📅2016年度 📅2015年度 📅2014年度 📅2013年度 📅2012年度 📅2011年度
財政力指数の分析欄人口が年々減少する中、全国平均を上回る高齢化率(令和元年末35.7%)に加え、町内に中心となる産業基盤がないため、令和元年度決算における町税の歳入に占める割合は18.3%と低く、財政力指数は類似団体平均を大きく下回っている。今後も引き続き徴収強化等により歳入確保に努めるとともに、経常経費の支出を抑制し、財政基盤の強化に努める。 | |
経常収支比率の分析欄扶助費は子育て支援施策の充実により、保育事業の施設型給付費が増加し、補助費等は水道事業会計等への補助により増加している。一方、公債費は町村合併以前に発行した町債の多くが償還終了を迎えて減少している。これにより、経常収支比率は前年度より0.6ポイント上昇し、類似団体平均を2.0ポイント上回っている。今後も、行財政運営の合理化・効率化を推進し、経常経費の削減に努める。 | |
人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄人件費、物件費及び維持補修費の合計額の人口1人あたりの金額が類似団体平均を下回っている。一方、前年度と比較し上回っている主な要因は物件費で、令和元年10月発生の台風19号の影響により災害等廃棄物処理事業が発生し増となったことがあげられる。今後は、引き続き人件費の抑制を図るとともに、公共施設等総合管理計画に基づき維持管理経費の削減に努めていく。 | |
ラスパイレス指数の分析欄前年度と比較するとより0.5ポイント上がって、類似団体平均も0.7ポイント上回っているが、近年は類似団体平均値に近い値で推移している。今後も人事院勧告等の動向を注視しながら人事評価の適正運用を図るとともに、給与制度・運用等の見直しにより給与水準の適正化に努める。 | |
人口1,000人当たり職員数の分析欄平成24年度に一部事務組合が解散し一時的に職員数が増加したが、定員管理計画に基づき職員数の削減を図っており、令和元年度の職員数は8名減の158人となっており,人口1,000人当たり職員数も類似団体平均を1.5人下回っている。今後も施設の統廃合や民間委託の推進など、更なる効率化の促進を図るとともに、適正な定員管理に努める。 | |
実質公債費比率の分析欄町村合併以前に発行した町債が徐々に償還終了を迎えていることから、元利償還金の額は年々減少しており前年度と比較して0.6ポイント改善された。一方、公営企業債の元利償還金に対する繰入金については、依然として高止まりの状態にあり、類似団体平均を上回っている。引き続き起債対象事業を精査し、起債総額を抑制するとともに、合併特例事業債や過疎対策事業債など交付税算入率の高い起債を活用し、公債費負担の軽減に努める。 | |
将来負担比率の分析欄将来負担比率は、類似団体平均を上回っているが、前年度と比較し5.8ポイント下回っている。これは、公営企業等債繰入見込額の減少により将来負担額が減少した一方で、基金の取り崩しによる残高の減により充当可能基金が減額したこと等によるものである。今後も町債の発行を抑制し、将来の負担を軽減するよう財政の健全化に努める。 |
人件費の分析欄計画的な定員管理に務めており、職員数が前年度と比較すると8名減の158人になったたが、経常収支比率の人件費は類似団体共に前年度と比較して増減なしである。今後も、定員管理計画に基づき適正な職員数の確保に努めるとともに、再任用制度の活用や事務の合理化を継続するなど人件費の削減に努める。 | |
物件費の分析欄物件費に係る経常収支比率が0.2ポイント下回ったが、同水準で推移しているため、類似団体平均より0.1ポイント上回っている。前年度と比較し下回った主な要因としては、前年度末で常北幼稚園が廃止になり事業費が減になったためである。今後も事務事業の整理・統合を推進し歳出削減に努めるとともに、公共施設総合管理計画に基づき、施設の集約化等により施設管理費の削減に務める。 | |
扶助費の分析欄扶助費に係る経常収支比率が0.3ポイント上昇し、類似団体平均より0.4ポイント上回ったのは、子育て支援施策の充実により、保育事業の施設型給付費や医療福祉費等の増加によるものである。今後も増加傾向にあると考えられるが、資格審査等の適正化や各施策の見直しを進め、適正な福祉サービスの提供に努める。 | |
その他の分析欄その他の経常収支比率が1.1ポイント上昇したのは、公共下水道事業特別会計、後期高齢者医療特別会計への繰出金の増加による。類似団体平均を6.9ポイント上回っているのは、特に下水道事業への繰出金が高止まりにある状態が要因と考えられる。下水道事業については、経費を節減するとともに、独立採算の原則に立ち返った料金の値上げによる健全化を図るなど繰出金の削減に努める。 | |
補助費等の分析欄補助費等の経常収支比率が0.3ポイント上昇したのは、水道事業への補助金や基金充当減により比率が増加したことによる。類似団体平均より2.1ポイント低いのは、平成24年度末に城北地方広域事務組合が解散したことにより、塵芥処理業務やし尿処理業務を町が直営で行っているためと考えられる。今後も補助金等の見直しを行い抑制に努める。 | |
公債費の分析欄町村合併以前に発行した町債が徐々に償還終了となり償還金が減少していることから、前年度より0.9ポイント低くなり、類似団体平均も3.4ポイント下回った。今後も事業を精査し町債の新規発行を抑制し、公債費負担の軽減に努める。 | |
公債費以外の分析欄繰出金が類似団体平均を大きく上回っており、公債費以外の経常収支比率も類似団体平均を5.4ポイント上回っている。今後も職員定数の適正化、事業の効率化を推進し、健全な財政運営に努める。 |
・総務費は、住民一人当たり64,715円となっている。公共施設等総合管理基金への積み立ての減が主な要因で前年度より16,567円下回っており、類似団体平均と比較すると27,053円下回っている。・民生費は、住民一人当たり120,139円となっている。施設型給付費や被災者住宅応急修理事業の増が主な原因で、前年度より5,814円上回っており、類似団体平均と比較しても21,965円上回っている。・衛生費は、住民一人当たり52,173円となっている。一般廃棄物処理施設建設事業や災害廃棄物処理事業による普通建設事業費等の増が主な原因で前年度より14,125円上回っており、類似団体平均と比較しても8,859円上回っている。・教育費は、住民一人当たり65,993円となっている。小中学校電気設備事業や小中学校空調整備事業などの普通建設事業費の増が主な要因で前年度より9,361円上回っており、類似団体平均と比較しても2,193円上回っている。・災害復旧費は、住民一人当たり6,522円となっている。令和元年10月発生の台風19号により被災した公共土木施設や農地などの災害復旧費の増が主な原因で前年度より6,509円上回っているが、類似団体平均と比較すると2,527円下回っている。
・普通建設事業費は住民一人当たり68,881円で新ごみ処理施設建設事業及びし尿処理施設延命化事業によるものであり、前年度決算と比較すると22.3%増となっている。類似団体平均は下回っているものの、今後も公共施設総合管理計画に基づき、事業の取捨選択を徹底することで事業費の削減を図る。・災害復旧事業費は住民一人当たり6,522円で類似団体平均は下回っている。これは、令和元年10月発生の台風19号により被災した公共土木施設や農地などの災害復旧費の増により前年度決算と比較すると50,069.2%増となっている。・積立金は住民一人当たり4,223円で前年度に公共施設等総合管理基金へ積立を行ったことによるもので、前年度決算と比較すると78.9%と大幅な減となった。・繰出金は住民一人当たり84,567円で後期高齢者医療特別会計への繰出金が減少したものの、公共下水道事業特別会計や介護保険特別会計への繰出金の増により前年度決算と比較すると8.0%増となっている。類似団体平均と比較しても高い水準にあるのは、下水道事業への繰出金が増加したことが主な要因である。
分析欄町村合併以降、実質収支は黒字を維持しているが、平成29、30年度は将来的な公共施設整備維持管理のため財政調整基金を取り崩し特定目的基金へ積み立てを行ったことにより実質単年度収支はマイナスとなっている。令和元年度は一般廃棄物処理施設建設事業が本格化したことや、台風被害による復旧にかかる費用が増加したことなどにより一般財源が不足し、財政調整基金を取り崩したため、実質単年度収支は昨年度に引き続きマイナスとなった。今後は実質単年度収支の黒字回復を目指し健全な財政運営に努めていく。 |
分析欄令和元年度はすべての会計において収支が黒字となっており、全会計の黒字額の標準財政規模比は前年度より2.07ポイント増加した。水道事業会計は平成28年度から企業債借入を抑制し建設改良費の財源を自己資金で賄っていること等により黒字額は減少傾向にある。また、介護保険特別会計においても、保険給付費の増等により黒字額が減少している。黒字額が増加している会計においても、実際は一般会計からの繰出金により実質収支を黒字化しているものが多く、一般会計の負担を大きくしている。本来であれば各事業の料金収入等の適正化、事業の効率化により独立採算を実現しなければならないところである。人口減少の影響により各会計とも今後増々厳しい財政運営が見込まれるが、保険料や使用料等の見直しを行うことで歳入を確保し、計画的な施設の維持修繕、統廃合など歳出抑制を推進し、財政の健全化を図る。 |
分析欄町村合併以前に発行した町債が徐々に償還終了を迎えており元利償還金の額は年々減少している。一方、公営企業債の元利償還金に対する繰入金については、平成24年度地方債の元金償還が開始したことに伴い増加した。また、算入公債費等については元金償還金が減少したことに伴い、わずかに減少している。今後は老朽化施設の更新事業などが見込まれるため、起債対象事業を精査し、起債総額を抑制するとともに、交付税算入率の高い起債を活用し、公債費負担の軽減に努める。分析欄:減債基金満期一括償還地方債の利用なし |
分析欄将来負担額については、平成26年度に庁舎建設事業にかかる多額の町債を発行したため一時的に増加したが、平成27年度からは新規発行を抑制したことで減少に転じ、同水準で推移している。令和元年度はわずかに減少しており、主な要因としては公営企業債等繰入見込額の減少である。一方、充当可能財源等については、充当可能基金の増加によるもので、主な要因としては充当可能基金に計上していなかった定額運用基金及び公営企業以外の公営事業に設けられた基金を計上したことによる増加である。基準財政需要額算入見込額については、同水準で推移しており、令和元年度は合併特例事業債や過疎対策事業債が増加したものの公営企業債の減によりわずかに減少した。今後も引き続き公債費負担が増大しないよう町債発行額の計画的な管理等に努める。 |
基金全体(増減理由)・競輪場外車券売場交付金を「公共施設整備基金」に7千万円、ふるさと応援寄附金を「ふるさと応援基金」に積み立てた。・一方、国体城里町実行委員会負担金など複数の事業へ「公共施設整備基金」から9千万円、ふれあいの船事業へ「ふるさと創生基金」から8百万円等を取り崩した。・基金全体では、取り崩し額が積み立て額を上回ったため3.1億円の減となった。(今後の方針)・基金の使途の明確化を図るために、財政調整基金を取り崩して個々の特定目的基金に積み立てていくことを予定している。・基金の見直しを行い、既に事業が完了している基金を廃止する予定。 | |
財政調整基金(増減理由)・令和元年10月発生の台風19号で被災した施設等の災害復旧事業にかかる費用が増加し一般財源が不足したことなどにより財政調整基金を取り崩したことによる減少。(今後の方針)・財政調整基金の残高は、標準財政規模の30%程度の20億円を目標とする。 | |
減債基金・町債の償還のため百万円を取崩したことによる減少。(今後の方針)・町債の償還計画を踏まえ、約15億円を目標に計画的な積み立てを行う予定。 | |
その他特定目的基金(基金の使途)・公共施設等総合管理基金:公共施設等の整備、改修等、その他総合的な管理を行う。・公共施設整備基金:保健福祉事業、教育、スポーツ、レクリエーション事業、公園、コミュニティ事業及び施設整備や町民の福祉向上。(増減理由)・公共施設整備基金:国体城里町実行委員会負担金など複数の事業に充てるため取り崩しを行った。(今後の方針)・公共施設等総合管理基金:今後増大することが見込まれる公共施設等の長寿命化に係る改修等に備え、20億円を目標に計画的に積み立てる予定。・公共施設整備基金:競輪場外車券売場交付金を引き続き積み立てし、今後も対象となる事業へ取り崩しを行う予定。 |
有形固定資産減価償却率の分析欄有形固定資産減価償却率は、類似団体平均より9.2ポイント下回っているが、前年度と比較して0.9ポイント上昇している。これは、衛生センターの延命化工事、新ごみ処理施設建設事業、小中学校電気設備工事等、公共施設への新規投資より資産の減価償却による価値の減少が上回ったことが要因である。今後も公共施設等総合管理計画に基づき計画的な施設整備に努めるとともに、公債費負担が増大しないよう町債発行額の適正な管理等に努める。 | |
債務償還比率の分析欄債務償還比率については、類似団体平均より182.9ポイント、前年度と比較して16.6ポイント上回っている。将来負担額については、平成26年度に庁舎建設事業にかかる多額の町債を発行したため一時的に増加したが、平成27年度からは新規発行を抑制したことで減小に転じ、同水準で推移していた。令和元年度はわずかに減小しており、公営企業債等繰入見込額の減少が主な要因である。一方、充当可能財源等については、増加した。今後も、将来世代への負担の先送りが顕著とならないよう適正な基金管理、地方債残高等の将来負担額の抑制等、健全な財政運営に努める。 | |
分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析将来負担比率は前年度と比較して5.8ポイント減小し、減少傾向であるが、類似団体平均と比べ高い傾向にある。一方、有形固定資産減価償却率については類似団体平均より低い水準となっているが、上昇傾向である。これは、前年に引き続き資産の取得よりも減価償却による価値の減少が上回っていることが要因である。公共施設については、施設の集約化・複合化を進めており、今後、既存施設の有効活用や機能の再配置に取り組んでいく。また、町債残高については、町村合併以降、減小傾向にあるが、東日本大震災からの復興に資する大型事業により、町債発行額が増加し、残高の増加が見込まれる。今後も、公共施設等総合管理計画に基づき計画的な施設管理に努める。 |
|
分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析将来負担比率及び実質公債費比率ともに類似団体平均と比較すると上回っているが、令和元年度の将来負担比率は前年度比5.8ポイント減小、実質公債費比率については、前年度比0.6ポイント減小しており、いずれも減小傾向にある。これは、町村合併以前に発行した記載が年々償還を終え、町村合併以降は町債の新規発行を抑制してきたことが大きな要因と考えられる。町債残高については、町村合併以降、減小傾向にあるが、今後は、東日本大震災からの復興に資する大型事業の影響により、町債残高の増加及び償還金の増額が見込まれる。今後も、公共施設等総合管理計画に基づき計画的な施設管理に努めながら、町債の借入にあっては、交付税措置のある有利な町債を活用し、将来負担の軽減に努める。 |
類似団体と比較して特に有形固定資産減価償却率が高くなっている施設は、認定こども園・幼稚園・保育所及び公営住宅である。認定こども園・幼稚園・保育所については、2施設ともに耐用年数を超えているため有形固定資産減価償却率が100%となっている。一人当たり面積が増加しているのは、人口減少が一因となっており、今後は施設の適正配置の考え方を基に、施設の建て替えや、統廃合などを計画的に実施する。また、公営住宅についても、施設の老朽化が進んでいるため有形固定資産減価償却率が高い値となっているほか、人口減少が一因となり、一人当たり面積が増加している。今後は、「町営住宅長寿命化計画」に基づき施設の建て替えや、統廃合などを計画的に実施する。
類似団体と比較して特に有形固定資産減価償却率が高くなっている施設は、体育館・プール及び消防施設である。体育館・プールについては、経年により有形固定資産減価償却率が80%を超えている。一人当たり面積が増加しているのは、人口減少が一因となっており、今後は、建て替えや統廃合を計画的に進めていくとともに、適正な維持管理に努める。また、消防施設についても、施設の老朽化が進んでいるため有形固定資産減価償却率が高い値となっているほか、人口減少が一因となり一人当たり面積が増加している。今後は施設の更新が一定の時期に集中することのないよう、計画的な維持管理に努める。
| 「財政状況資料集」 | 「経営比較分析表」 | 「統一的な基準による財務書類に関する情報」 |
© 2019- 地方財政ダッシュボード | 🔗澁谷 英樹 (researchmap) | 🏫澁谷 英樹 (南山大学)