亘理町：わたり温泉鳥の海

収益等の状況について

①【収益的収支比率】新型コロナウイルス感染症の影響がありながらも前年度から数値が増加した。②【他会計補助金比率】新型コロナウイルス感染拡大防止に向けた対応等により生じた一般会計から繰入が減少したため比率も減少した。③【宿泊者一人当たりの他会計補助金額】②と同様。④【定員稼働率】コロナウイルス感染症の影響はあるが、宿泊者数が増加したため稼働率も増加した。しかし、類似施設の平均値を下回っているため今後の動向を注視する。⑤【売上高人件費比率】売上高が増加したため人件費率は減少した。⑥【売上高GOP比率】昨年度に比べコロナウイルス感染症対策や施設の経年劣化等に対する修繕費用が減少したが、売上高は増加たため、比率は増加した。⑦【EBITDA】⑥と同様。

資産等の状況について

⑧【有形固定資産減価償却率】該当数値なし。⑨【施設の資産価値】固定資産台帳記載額は926,100千円。温泉休養施設として構造が特化しているため、用途転換は難しいと思われる。⑩【設備投資見込額】該当数値なし。⑪【累積欠損金比率】該当数値なし。⑫【企業債残高対料金収入比率】該当数値なし。

利用の状況について

平成３０年度から宿泊営業を再開している。令和元年度から令和３年度まで市町村全体では横ばいとなっている。わたり温泉の宿泊客数は昨年よりも約600人増加し、全体に占める割合も増加した。今後はコロナウイルス感染症の流行による影響は年々小さくなっていき、宿泊割キャンペーンなどによる宿泊数の増加が期待されるが、引き続きの動向に注視する。

全体総括

指定管理者（（株）ホテル佐勘）による運営が始まってから４年目となった。前年度と比較するとコロナウイルスの影響が緩和され始め数値は回復傾向となっている。また、類似施設の平均値と比較しても良好な水準を保っている。今後も費用対効果を意識した施設の維持管理と民間企業による集客を継続していくことで、町の観光拠点としての更なる発展を期待するところである。