北海道：緑ヶ丘病院の経営状況

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収録データの年度

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経営比較分析表（2023年度）

地域において担っている役割

十勝第三次医療圏における精神科救急及び急性期医療の病院として、平成27年３月から精神科救急入院料病棟の運用を開始し、入院後の早期の地域生活への移行や、退院後の訪問看護等による在宅支援、圏域で唯一となる児童・思春期精神科医療の専門外来や専用病床を有するなど、圏域における精神科医療の中心的な役割を担っている。

経常収支比率

医業収支比率

修正医業収支比率

累積欠損金比率

病床利用率

入院患者１人１日当たり収益

外来患者１人１日当たり収益

職員給与費対医業収益比率

材料費対医業収益比率

経営の健全性・効率性について

①経常収支比率については、延べ患者数及び精神科救急入院料病棟の利用率増加に伴う医業収益の増加や、一般会計からの繰入金の増加により昨年度と比較して上昇しており、類似病院平均値と同程度となっている。⑥外来患者１人１日当たり収益については、経過観察など収益単価の低い再診患者の割合が多かったため、減少している。⑦職員給与費対医業収益比率については、医業収益が増加したことにより昨年度と比較して低下したが、類似病院平均値を大きく上回っている。⑧材料費対医業収益比率については、医業収益が増加したことにより昨年度と比較して低下したが、類似病院平均値を上回っている。

有形固定資産減価償却率

器械備品減価償却率

１床当たり有形固定資産

老朽化の状況について

➀有形固定資産減価償却率については、耐用年数が過ぎてからも使用をしていることから、類似病院平均値を上回っており、老朽化が進んでいる。②器械備品減価償却率については、令和４年度に導入したCT等の導入伴う減価償却費の影響により上昇している。③１床当たり有形固定資産については、機械備品の購入等に伴い微増した。

全体総括

新型コロナウイルス感染症の５類移行後も患者数の回復が見込めないことから、引き続き、診療報酬請求の適正化による医業収益の確保や、圏域内において必要とされる機能の確保に努めながら、効率的な費用の執行が必要となる。また、「２．老朽化の状況について」の指標である①有形固定資産減価償却率は上昇傾向にあるため、耐用年数を経過した医療機器等の更新を進めるとともに、患者ニーズに対応した療養環境を整備し患者数及び医業収益の確保を図ることが必要となる。

出典：経営比較分析表,

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