広島県府中市:府中市立湯が丘病院の経営状況(最新・2024年度)
広島県府中市が所管する病院事業「府中市立湯が丘病院」について、2024年度の経営状況と分析コメントを確認できるページです。
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収録データの年度
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経営比較分析表(2024年度)
地域において担っている役割
昭和36年7月、広島県東北部において精神科医療の中核病院として、当院の前身である「公立上下湯ケ丘病院」が誕生しました。県内唯一の精神科単科の公立病院として、開院以来、地域社会からの増え続ける医療ニーズに応え皆様の心の健康を守ることを使命とし、その役割を長年にわたり担い続けています。さらに、広島県東北部地域の精神科医療における拠点施設として、幅広い取り組みを実施しています。具体的には、府中市民病院や他の医療機関との連携による診療支援を行うほか、近隣市町村における精神保健福祉活動の推進にも注力しています。また、地域の医療を支える人材育成に貢献するため、看護学生をはじめとする医療分野の実習生の受け入れを積極的に行っています。これらの活動を通じて、広島県東北部地域における精神科医療の発展と心の健康を支える重要な役割を果たしています。
経営の健全性・効率性について
①経常収支比率は、健全経営の水準とされる100%を上回りました。これは主に、他会計負担金が増加したことによるもので、医業収益以外の収入への依存が年々高まっている結果です。②医業収支比率については、引き続き100%を下回っており、周辺人口の減少や国による入院患者の地域移行政策、病院施設の長期間にわたる老朽化、患者ニーズへの対応不足などが原因となり、患者数が大幅に減少している影響が見られます。③病床利用率は50.1%と低下していますが、現在1病棟(60床)が休床となっているため、実際の利用率は62.2%となっています。今後は物価高騰による経費増加や人件費上昇圧力による給与費増加が予想されるため、職員給与費と医業収益のバランスを考慮しながら新たな医業収益確保策を実行し、人件費という投資に対する収益性を慎重に検討していく必要があります。
老朽化の状況について
当院では、施設全体に関する設備投資に関して、類似の病院と比較すると抑制的であることが明らかです。このため、施設や設備の老朽化が進む中で患者ニーズに十分に応えることが難しくなっており、早急な対応が求められています。特に、施設面の不備が安心・安全な治療環境の提供を阻む可能性があることから、この課題の解決は当院の重要な経営課題であると認識しています。今後の方針としては、現在進めている病院施設の改修を適切な規模で計画的に実施することで、ハード面とソフト面の双方における経営の健全化を目指します。また、新たな医療ニーズに対応可能な施設整備を行うことにより、患者が利用しやすい環境を提供することを目標としています。この整備は、単なる設備改修にとどまらず、医療サービスの質の向上にも寄与するものです。さらに、当院は地域における精神科医療の拠点としての役割を強化し、地域医療の向上にも貢献していく方針です。これにより、患者が安心して治療を受けられる環境を提供しながら、地域社会にとってなくてはならない存在となる病院を目指していきます。
全体総括
令和6年度においては、他会計負担金の大幅な増加に伴い、経常収支比率は黒字決算に転じました。しかしながら、医業収支比率が依然として悪化している状況にあるため、病床利用率の改善や患者受け入れ体制の効率化を図ることで、収益性を向上させるとともに、他会計負担金への依存度を低減する必要があります。今後の運営方針としては、まず施設改修を進める中で、適正規模へのダウンサイジングを実施し、効率的な運営を目指します。また、職員配置についても適正化を図り、患者ケアの質と業務効率の両立を達成します。さらに、診療報酬加算の見直しを行い、収益性を向上させる仕組みづくりを検討します。加えて、周辺医療圏における高齢化率の上昇に対応すべく、認知症や加齢に伴う疾患への医療対応を強化します。その一環として、作業療法や訪問看護の拡充を進めることで、地域医療ニーズに応えるとともに収益増加を図ります。これらの施策を継続的に実施することで、地域医療機関として持続可能な運営を目指していきます。
出典:
経営比較分析表
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よくある質問
このページで何が分かりますか?
府中市立湯が丘病院の2024年度の経営比較分析表、主要指標、分析コメントを確認できます。
データの出典はどこですか?
総務省の『経営比較分析表』をもとに構成しています。
自治体本体の財政も見られますか?
ページ上部の府中市リンクから、自治体本体の財政状況ページへ移動できます。