経営の健全性・効率性について
経常収支比率が100%に近づきつつあるが、経費回収率も50%を下回る低水準であり、汚水処理原価も類似平均より100円以上高い。特定環境保全公共下水道区域は、公共下水道区域に比べ人口密度も低い。(公共:48人/ha・特環:32人/ha)したがって、投資に対する利用度が低い。さらに企業債残高も類似団体平均に比べ高い。以上のことや、平成26年度は経常利益の内、一般会計からの繰入金が50%を超える割合となっていること等から、経営状況を改善する必要があると考えている。
老朽化の状況について
現在、法定耐用年数を超えた管は無いが、固定資産台帳からみて昭和50年代より償却がはじまっており10年後には管路の更新計画を進めなければならない。
全体総括
健全な経営にするため、維持管理費用のコストダウンを検討し、管路更新についても精査した計画が必要である。