岸和田市:農業集落排水施設

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収集されたデータの年度

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経営比較分析表(2015年度)

経営の健全性・効率性について

農業集落排水事業は、山間部の集落2地区の汚水処理を行う事業であり、かかる費用に対して料金収入が少ない収益構造となっている。供用開始後あまり期間が経っていないことから、修繕費等の維持管理が少なくて済むため、類似団体と比べて汚水処理原価が低く、また経費回収率も高くなっている。それでも、経費回収率は100%を下回っており、24年度に24%の料金改定を行った後においても、汚水処理費を料金収入で賄えていない状況である。そのため、収入不足分を一般会計から繰り入れているので、経常収支比率では収支均衡状態である。また、農業集落排水事業は、下水道事業のうち唯一資金不足に陥っていないが、料金収入で汚水処理の費用を賄えない状況のため、資金の減少が続いており、流動比率の悪化を招いている。供用開始後は新たな投資は行っておらず、投資の財源として借り入れた企業債の残高は年々減少し、その結果企業債残高対事業規模比率の減少につながっている。生活環境の改善と収入確保のため、下水道の普及促進に努めていることにより、水洗化率は少しずつであるが年々上昇している。

老朽化の状況について

農業集落排水事業の供用開始は平成18年であるため、耐用年数の50年を超えている管渠はまだ発生していないことから、管渠老朽化率及び管渠改善率は0%である。有形固定資産減価償却率が26年度に大幅に上昇しているが、これは地方公営企業の会計制度改正の影響によるものである。

全体総括

24年度に料金改定を行ったが、それでも収入不足のため一般会計から繰入により補てんしている状況である。収益構造の悪い地域での事業であり、汚水処理費のうち維持管理の費用も賄えていない状況である。農村部の生活環境改善に資する事業として取り組んでいく必要があるため、今後も一般会計からの繰入を前提とする状況が続くものと見込まれる。今後既存施設の状況を踏まえた効率的、計画的な施設管理をしていくため、28年度に経営戦略の策定を進めているところである。

類似団体【F3】

旭川市 帯広市 知内町 ニセコ町 留寿都村 剣淵町 初山別村 豊浦町 更別村 浜中町 標茶町 板柳町 七戸町 新郷村 宮古市 釜石市 西和賀町 九戸村 大和町 涌谷町 鹿角市 潟上市 藤里町 尾花沢市 いわき市 相馬市 下郷町 湯川村 金山町 昭和村 矢祭町 浅川町 龍ケ崎市 鉾田市 上三川町 富岡市 榛東村 高山村 川越市 秩父市 幸手市 日高市 吉川市 鳩山町 上里町 宮代町 松伏町 市原市 君津市 多古町 芝山町 睦沢町 神津島村 平塚市 佐渡市 珠洲市 坂井市 根羽村 麻績村 山ノ内町 栄村 恵那市 土岐市 養老町 富士宮市 御殿場市 袋井市 犬山市 小牧市 知多市 東栄町 南伊勢町 多賀町 京都市 与謝野町 岸和田市 加古川市 淡路市 平群町 湯浅町 日高町 印南町 岩美町 益田市 江津市 川本町 津和野町 吉賀町 隠岐の島町 高梁市 福山市 廿日市市 大崎上島町 上板町 つるぎ町 三木町 土佐市 香美市 中土佐町 佐川町 梼原町 黒潮町 行橋市 古賀市 みやま市 糸島市 岡垣町 苅田町 多久市 玄海町 平戸市 雲仙市 南島原市 小値賀町 大津町 南阿蘇村 益城町 錦町 五木村 豊後高田市 国東市 姶良市 錦江町 屋久島町 大和村 瀬戸内町 喜界町 徳之島町 石垣市 豊見城市 うるま市 恩納村 金武町 南風原町 座間味村 粟国村 南大東村 久米島町 八重瀬町 竹富町 与那国町