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収集されたデータの年度

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人口の推移

財政比較分析表(2018年度)

財政力

財政力指数の分析欄

平成26年度以降ほぼ横ばいとなっている。平成28年度までは、県税収入が増加していたことから、分子となる基準財政収入額は増加傾向となっていたが、分母となる基準財政需要額も増加していた。平成29年度は、県費負担教職員の給与負担が名古屋市に移譲されたことに伴い、基準財政収入額、基準財政需要額がともに減少した。平成30年度は、交付税算定上の県税収入が大幅に減少したことにより、基準財政収入額が減少したため、前年度から0.1ポイント低下した。

グループ内順位:1/21

財政構造の弾力性

経常収支比率の分析欄

比率を算定する上で分子となる経常経費充当一般財源は、県費負担教職員の給与負担が名古屋市に移譲されたことに伴い人件費が減少した平成29年度を除き、増加を続けている。一方、分母となる経常一般財源のうち、県税収入が大きく増加した平成26年度は経常収支比率が93.4%となったものの、平成27年度は臨時財政対策債が減少したことにより、前年度から5.4ポイント上昇した。平成30年度は、扶助費的な補助費等の増などにより分子である経常経費充当一般財源が増加したものの、県税収入の増などにより分母である経常一般財源の増加が分子の増加を上回ったため、3.4ポイント改善した。

グループ内順位:12/21

人件費・物件費等の状況

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

人口1人当たり人件費・物件費等決算額は、平成28年度までは、人事委員会勧告に伴う職員の給与改定などにより増加していた。平成29年度は、県費負担教職員の給与負担が名古屋市に移譲されたことに伴う職員給の減などにより減少した。平成30年度は、前年度と比較すると467円の増となっているが、これは、CSF(豚熱)緊急対策費の皆増などによるものである。人件費については、今後も行革大綱に基づき、効率的かつ効果的な人員配置に取り組んでいく。

グループ内順位:5/21

給与水準(国との比較)

ラスパイレス指数の分析欄

本県においては、県内の民間給与水準が高い傾向にあるため、都道府県平均よりも高い数値で推移する傾向にある。平成27年度(平成26年度欄)と平成28年度(平成27年度欄)については同じ指数だが、平成29年度(平成28年度欄)は、前年の人事委員会勧告に基づく給与改定における給料表の改定率が国よりも高かったことなどにより0.6ポイント上昇し、101.5ポイントとなった。平成30年度(平成29年度欄)は、給与制度の総合的見直しに伴う経過措置(現給保障)が終了したことなどにより、0.5ポイント改善し、101.0ポイントとなり、平成31年度(平成30年度欄)も0.3ポイント改善し、100.7ポイントとなっている。今後も行革大綱に基づき、引き続き給与の適正化に取り組んでいく。

グループ内順位:16/21

定員管理の状況

人口10万人当たり職員数の分析欄

人口10万人当たり職員数は、職員数の大半を占める教育及び警察部門について国の法令等により配置基準が定められており、ほぼ一定水準で推移してきたが、平成29年度(平成28年度欄)においては、県費負担教職員に関する権限が指定都市に移譲されたことに伴い、職員数が大幅に減少し、それ以降は同水準で推移している。今後も行革大綱に基づき、引き続き効率的かつ効果的な人員配置に取り組んでいく。

グループ内順位:4/21

公債費負担の状況

実質公債費比率の分析欄

実質公債費比率は年々低下してきたが、平成30年度決算では、平成29年度決算と比較して0.1ポイント上昇した。これは、平成30年度単年度の比率(13.9%)が、前年度の算定で用いた平成27年度単年度の比率(13.3%)を0.6ポイント上回ったことにより、3か年平均(平成28~30年度)としては上昇したためである。この主な要因は、分子である元利償還金等が交付税算入額の増加により減少した一方、分母を構成する標準財政規模について、県費負担教職員給与負担の名古屋市移譲に伴う税源移譲の影響などから分子の減少幅を上回る減少となったためである。実質公債費比率については、引き続き健全難水準の維持に努めていく。

グループ内順位:17/21

将来負担の状況

将来負担比率の分析欄

将来負担比率は、平成29年度決算と比較して、2.9ポイント低下した。これは、土地改良事業の償還や土地開発公社からの土地の買戻しの進捗による債務負担行為に基づく支出予定額の減少などに伴い、将来負担額が減少したことに加え、減債基金をはじめとする地方債の償還等に充てることができる基金残高が増加したことにより、分子が減少したことによるものである。将来負担比率については、引き続き健全な水準の維持に努めていく。

グループ内順位:11/21

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2018年度)

人件費

人件費の分析欄

平成27年度は、臨時財政対策債の減により、比率を算定する上での分母が減少したことから前年度より1.3ポイント上昇し、平成28年度は、人事委員会勧告に伴う給与改定による分子の増加により0.1ポイント上昇した。平成29年度は、県費負担教職員の給与負担の名古屋市移譲に伴う職員給の減などにより3.8ポイント改善した。平成30年度は、人事委員会勧告に伴う給与改定により分子が増加したものの、県税収入の増に伴い分母も増加したことから1.2ポイント改善した。人件費については、今後も行革大綱に基づき、効率的かつ効果的な人員配置に取り組んでいく。

グループ内順位:6/21

物件費

物件費の分析欄

平成26年度以降、概ね横ばいで推移している。平成27年度は、分母である臨時財政対策債の減により前年度から0.2ポイント上昇し、平成28年度も同水準となっている。平成29年度は、県営住宅管理委託費の増などにより0.1ポイント上昇し、平成30年度も同水準となっている。

グループ内順位:2/21

扶助費

扶助費の分析欄

比率を算定する上で分子となる扶助費は、高齢化の進展等に伴い増加傾向にある。平成27年度は、B型・C型肝炎患者医療給付費の増などにより前年度から0.1ポイント上昇し、平成28年度は、指定難病医療給付費の増などにより0.1ポイント上昇した。平成29年度は、指定難病医療給付費、精神通院患者医療給付費負担金の増などにより0.2ポイント上昇した。平成30年度は、名古屋市への権限移譲による指定難病医療給付費の減などにより0.2ポイント改善した。

グループ内順位:18/21

その他

その他の分析欄

本県は、類似団体と比較して道路面積が大きいなどの要因により、維持補修費が高い傾向にあるため、その他の比率が高くなっている。平成30年度は、都道府県が国民健康保険の財政運営の責任主体となることに伴い、国民健康保険事業特別会計繰出金が皆増となることにより、前年度から2.7ポイント上昇した。

グループ内順位:17/21

補助費等

補助費等の分析欄

比率を算定する上で分子となる補助費等は、高齢化の進展に伴う後期高齢者医療事業費や介護給付費負担金といった義務的な経費の増などにより増加している。平成30年度においても、後期高齢者医療事業費や介護給付費負担金などは増となっているものの、都道府県が国民健康保険の財政運営の責任主体となることに伴い国民健康保険財政調整交付金等が皆減となることにより、前年度から3.8ポイント改善した。

グループ内順位:11/21

公債費

公債費の分析欄

比率を算定する上で分子となる公債費は、近年における臨時財政対策債などの特例的な県債の大量発行の影響により、高止まりとなっている。平成27年度は、臨時財政対策債の減により分母が減少したため、前年度より1.2ポイント上昇した。平成28年度及び平成29年度は、満期一括償還県債に係る減債基金への積立て等による分子の増加により、それぞれ0.2ポイント、1.2ポイント上昇した。平成30年度は、引き続き分子が増加したものの、県税収入の増に伴い分母も増加したことにより0.9ポイント改善した。

グループ内順位:19/21

公債費以外

公債費以外の分析欄

平成27年度は、臨時財政対策債の減により分母が減少したことで、前年度から4.2ポイント上昇した。平成30年度は、扶助費的な補助費等の増などにより分子が増加したものの、県税収入の増などにより分母の増加が分子の増加を上回ったため、2.5ポイント改善した。扶助費や扶助費的な補助費等といった義務的な経費は縮減が容易ではないが、その他の経費については、今後も事務事業の見直しに取り組み、健全で持続可能な財政基盤の確立に努める。

グループ内順位:5/21

目的別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2018年度)

議会費

労働費

消防費

諸支出金

総務費

農林水産業費

教育費

前年度繰上充用金

民生費

商工費

災害復旧費

衛生費

土木費

公債費

目的別歳出の分析欄

各年度において、類似団体の平均値と比べると、本県における住民一人当たりのコストは、ほとんどの歳出項目において、類似団体平均を下回るか、もしくは類似団体平均と同程度となっている。歳出全体に占める割合が最も大きい教育費については、平成29年度に県費負担教職員の給与負担の名古屋市移譲に伴い減少し、平成30年度はほぼ横ばいとなっている。民生費については、高齢化の進展に伴う後期高齢者医療事業費や介護給付費負担金といった義務的な経費の増などにより増加傾向にある。公債費については、類似団体平均を上回っているが、これは、近年における臨時財政対策債などの特例的な県債の大量発行の影響によるものである。一方、社会資本整備などに充当する通常の県債については、行革大綱に基づき、その残高を縮減してきており、今後も、残高の維持・抑制に取り組んでいく。

性質別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2018年度)

人件費

補助費等

災害復旧事業費

投資及び出資金

物件費

普通建設事業費

失業対策事業費

貸付金

維持補修費

普通建設事業費(うち新規整備)

公債費

繰出金

普通建設事業費(うち更新整備)

積立金

前年度繰上充用金

性質別歳出の分析欄

各年度において、類似団体の平均値と比べると、本県における住民一人当たりのコストは、ほとんどの歳出項目において、類似団体平均を下回るか、もしくは類似団体平均と同程度となっている。人件費については、平成30年度は前年度とほぼ横ばいとなっており、類似団体平均を下回って推移している。歳出全体に占める割合が最も大きい補助費等については、高齢化の進展に伴う後期高齢者医療事業費や介護給付費負担金などは増となっているものの、平成30年度は県費負担教職員の給与負担の名古屋市移譲に伴う県民税所得割名古屋市交付金の減などにより減少している。公債費については、類似団体平均を上回っているが、これは、近年における臨時財政対策債などの特例的な県債の大量発行の影響によるものである。一方、社会資本整備などに充当する通常の県債については、行革大綱に基づき、その残高を縮減してきており、今後も、残高の維持・抑制に取り組んでいく。扶助費や扶助費的な補助費等といった義務的な経費は縮減が容易ではないが、今後も、行革大綱に沿った取組を着実に進めることで、より一層合理的な行政運営を図り、健全で持続可能な財政基盤の確立に取り組む。

実質収支比率等に係る経年分析(2018年度)

分析欄

財政調整基金は、平成26年度末残高が701億円あり、平成27年度から平成30年度までは、当初予算において、財源対策としてそれぞれ375億円、205億円、588億円、403億円を取り崩すこととしていたが、年度内の税収増などにより、最終的に取崩しを全額取り止めることができた。平成30年度は、地方交付税算定の結果生じる翌年度以降3か年の精算措置に備え、400億円を積み立てたことにより、標準財政規模比が前年度から3.03ポイント上昇した。なお、令和元年度当初予算において、財源対策として財政調整基金296億円の取崩しを計上せざるを得なかった。実質収支は黒字を続けているものの、標準財政規模比(実質収支比率)では、1%程度にとどまっている。実質単年度収支は、平成27年度以降、比率が小さくなっていたが、平成30年度は、上記のとおり財政調整基金を積み立てたことにより、2.91ポイント上昇した。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2018年度)

分析欄

一般会計及び特別会計における実質赤字はなく、各公営企業会計においても資金不足は生じていないため、連結実質赤字額は生じていない。なお、平成29年度に県立病院事業会計において生じた赤字額(資金不足額)については、平成30年度中に一般会計から病院事業会計へ30億円の貸付を行ったことなどにより、資金不足を解消したため、平成30年度決算では全会計で黒字となった。また、平成30年度に設置された国民健康保険事業特別会計において黒字額が生じたため、連結実質黒字額が増加した。

実質公債費比率(分子)の構造(2018年度)

分析欄

平成30年度の元利償還金等(A)については、満期一括償還地方債に係る年度割相当額が増加(+46億円)した一方で、金利低下に伴い、元利償還金が減少(-50億円)したことなどにより、全体では1億円の増加となった。また、算入公債費等(B)については、臨時財政対策債をはじめとする交付税算入額が増加したことなどにより、36億円増加した。この結果、実質公債費比率の分子は、平成29年度と比較して、35億円減少し、1,545億円となった。

分析欄:減債基金

毎年度の積立額を発行額の30分の1とする総務省ルールに基づき、積立を確実に行っており、平成27年度決算以降、積立不足は生じていない。

将来負担比率(分子)の構造(2018年度)

分析欄

平成30年度の将来負担額(A)については、土地改良事業の償還や土地開発公社からの土地の買戻しの進捗による債務負担行為に基づく支出予定額の減少(-196億円)等により全体では127億円の減少となっている。充当可能財源(B)については、交付税算入見込額は減少(-380億円)したものの、減債基金(+576億円)及び財政調整基金(+400億円)の増加により基金残高が大きく増加したため、全体では567億円増加した。この結果、将来負担比率の分子は、平成29年度決算と比較して695億円減少した。

基金残高に係る経年分析(2018年度)

基金残高合計

基金全体

(増減理由)地方交付税の後年度精算に備えて財政調整基金に400億円積み立てたこと等により、基金全体としては400億円の増となった。(今後の方針)財源調整に活用可能な財政調整基金及び減債基金について、その残高の確保に努めていく。

財政調整基金

財政調整基金

(増減理由)地方交付税の後年度精算に備えて積み立てたこと及び運用益を積み立てたことによる増。(今後の方針)毎年度の予算編成において多額の基金取崩し※を計上する厳しい状況が継続しており、基金残高の確保に努めていく。※令和2年度当初予算において、464億円の取崩しを計上。

減債基金

減債基金

(増減理由)運用益を積み立てたことによる増。(今後の方針)毎年度の予算編成において多額の基金取崩し※を計上する厳しい状況が継続しており、基金残高の確保に努めていく。※令和2年度当初予算において、880億円の取崩しを計上。

その他特定目的基金

その他特定目的基金

(基金の使途)地域医療介護総合確保基金:地域における医療及び介護の総合的な確保に関する事業の推進に必要な財源の確保。文化振興基金(果実運用型):文化の振興に必要な財源の確保(果実運用型分)。(増減理由)地域医療介護総合確保基金:地域における医療及び介護の総合的な確保に関する事業に充当するため34億円を取り崩した一方で、国の負担金等(負担割合県1/3、国2/3)を40億円を積み立てたことによる増。文化振興基金(果実運用型):増減なし。(今後の方針)地域医療介護総合確保基金:国予算の状況も踏まえ、毎年度、予算で定める額を積み立て、「医療介護総合確保促進法に基づく県計画」に位置付けた事業に充てるために取り崩す予定。文化振興基金(果実運用型):今日の低金利環境を踏まえ、行革大綱に基づき、基金元本を事業費に直接充当できるよう改正し、令和2年度当初予算から取り崩して活用する。

公会計指標分析・財政指標組合せ分析表(2018年度)

有形固定資産減価償却率

有形固定資産減価償却率の分析欄

有形固定資産減価償却率はグループ内平均・都道府県平均より高くなっているが、本県では長寿命化対策が必要な資産8.8兆円のうち、半分近くが築30年以上を経過している(平成25年3月31日現在)。このうち、長寿命化対策による成果が反映されにくい「道路」が県有施設全体の4割超を占め、その有形固定資産減価償却率が74.9%と全体を押し上げる要因となっている。本県では、平成27年3月に策定した「愛知県公共施設等総合管理計画」に基づき、16の施設類型ごとに個々の施設の長寿命化対策を盛り込んだ個別施設計画を令和2年度までに作成し、施設の安全・安心の確保を最優先に適切な維持管理を進めていくこととしている。

グループ内順位:5/20

(参考)債務償還比率

債務償還比率の分析欄

算定式の分母が、経常一般財源等(歳入)が地方税の増等によりの増加したこと、また分子が、債務負担行為に基づく支出予定額の減少等に伴い将来負担額が減少したことによって、平成30年度の債務償還比率は1250.8%となった。類似団体との比較では、類似団体の平均を下回る結果となった。

グループ内順位:

分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析

分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析

将来負担比率は、平成30年度においては、土地改良事業の償還や土地開発公社からの土地の買戻しの進捗による債務負担行為に基づく支出予定額の減少などに伴い、将来負担額が減少したことに加え、減債基金をはじめとする地方債の償還等に充てることができる基金残高が増加したことにより、分子が減少したため、前年度よりも低下し、平成29年度に引き続き、類似団体平均よりも低い水準となっている。一方で、有形固定資産減価償却費率については、長寿命化対策による成果が反映されにくい「道路」が県有施設全体の4割超を占め、その有形固定資産償却率が74.9%と全体を押し上げる要因となっている。本県としては、引き続き、行革大綱に基づき、通常の県債の実質的な残高の維持・抑制に取り組み、将来負担を抑制するとともに、「愛知県公共施設等総合管理計画」に基づき、施設の適切な維持管理を進め、老朽化対策に取り組んでいく。

分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析

分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析

将来負担比率は、土地改良事業の償還や土地開発公社からの土地の買戻しの進捗による債務負担行為に基づく支出予定額の減少や退職手当の支給予定額の減少などによる将来負担額の減少や、減債基金をはじめとする地方債の償還等に充てることができる基金残高の増加などに伴い、低下傾向にある。実質公債費比率について、平成30年度においては、標準財政規模が、県費負担教職員給与負担の名古屋市移譲に伴う税源移譲の影響で減少したことから、わずかに増加したものの、近年の推移を見ると、公債費等交付税算入額の増加などにより、低下傾向にある。実質公債費比率は類似団体平均よりも高い水準にある一方で、将来負担比率については、平成28年度以降、類似団体よりも低い水準となっている。引き続き、「あいち行革プラン2020」に基づき、通常の県債の実質的な残高を維持・抑制するとともに、基金残高の確保に努め、公債費負担に備える。

施設類型別ストック情報分析表①(2018年度)

道路

橋りょう・トンネル

公営住宅

港湾・漁港

空港

学校施設

図書館

博物館

施設情報の分析欄

グループ内平均・都道府県平均と比較すると、道路、公営住宅、学校施設、図書館において有形固定資産減価償却率が特に高くなっている一方、空港において特に低くなっている。道路、公営住宅については、施設ごとの老朽化対策や今後の保全計画を盛り込んだ個別施設計画を策定し、点検診断結果を踏まえた早期に措置を講ずべき対策を進めている。学校施設については、平成30年度に「県立学校施設長寿命化計画」を策定し、長寿命化計画に沿った対策を推進している。図書館については、令和2年度までに個別施設計画を策定し、計画的な維持保全を行うこととする。

施設類型別ストック情報分析表②(2018年度)

体育館・プール

陸上競技場・野球場

県民会館

保健所

試験研究機関

警察施設

庁舎

消防施設

施設情報の分析欄

グループ内平均・都道府県平均と比較すると、すべての施設類型において有形固定資産減価償却率が高くなっている。これらの施設については、令和2年度までに順次個別施設計画を策定するとともに、改修に当たっては施設の状態を調査し、施設総量の適正化の観点から、規模の見直しや機能の統合化・集約化を検討していく。(既に長寿命化改修案の検討を終えた施設については、点検診断結果を踏まえた早期に措置を講ずべき対策を進めている。)

財務書類に関する情報①(2018年度)

資産合計

負債合計

1.資産・負債の状況

一般会計等においては、資産総額(6,273,699百万円)が前年度と比較して81,335百万円の増加となった。金額の変動が大きいものは、貸付金と基金であり、貸付金は償還により前年度と比べて10,073百万円減少となった。基金は減債基金の増加等により前年度と比較して83,872百万円の増加となった。負債総額(6,027,901百万円)は、前年度と比較して9,221百万円減少しているが、負債の減少額のうち最も金額が大きいものは、退職手当引当金の減少(11,276百万円)である。一般会計等に県立病院事業会計等を加えた全体では、流域下水道事業や水道事業等のインフラ資産等を計上しているため、一般会計等と比較して、資産は1,237,954百万円多い7,511,653百万円となり、負債についても、各公営事業会計の地方債を計上しているため、709,853百万円多い6,737,754百万円となった。全体に一部事務組合、地方三公社及び第三セクター等を加えた連結では、道路公社等の資産を計上しているため、一般会計等と比較して、資産は2,536,051百万円多い8,809,750百万円となり、負債についても借入金等を計上しているため、1,263,778百万円多い7,291,679百万円となった。

純経常行政コスト

純行政コスト

2.行政コストの状況

一般会計等においては、経常費用は1,894,536百万円であり、前年度と比較して28,656百万円の減少となった。そのうち、人件費等の業務費用は880,967百万円、補助金や社会保障給付等の移転費用は1,013,569百万円であり、移転費用の方が業務費用よりも多い。最も金額が大きいのは、補助金等(914,998百万円、前年度比△75,800百万円)であり、純行政コストの50.4%を占めている。全体では、一般会計等と比較して、給水収益や医業収益等の計上により、経常収益は80,981百万円多い159,602百万円となったが、経常費用も626,467百万円多い2,521,003百万円となっており、純行政コストは544,500百万円多い2,364,906百万円となった。連結では、一般会計等と比較して、連結対象団体の料金収入や事業収益等の計上により、経常収益は212,054百万円多い290,675百万円となったが、経常費用も733,473百万円多い2,628,009百万円となったことから、純行政コストは517,653百万円多い2,338,059百万円となった。

本年度差額

本年度末純資産残高

本年度純資産変動額

3.純資産変動の状況

一般会計等においては、税収等の財源(1,925,183百万円)が純行政コスト(1,820,406百万円)を上回ったことから、本年度差額は104,777百万円(前年度比+22,123百万円)となり、純資産残高(245,798百万円)は90,557百万円の増加となった。全体では、一般会計等と比較して、財源が560,652百万円多くなっており、本年度差額は120,929百万円となった。純資産残高は120,688百万円増加し、773,899百万円となった。連結では、一般会計等と比較して、財源が564,933百万円多くなっており、本年度差額は152,056百万円となった。純資産残高は103,854百万円増加し、1,518,071百万円となった。

業務活動収支

投資活動収支

財務活動収支

4.資金収支の状況

一般会計等において、経常的な行政サービス活動に関する業務活動収支は146,588百万円(前年度比+107,745百万円)、施設整備等の投資的な活動に関する投資活動収支は△144,040百万円(前年度比△62,670百万円)、地方債の発行や償還等の財務的な活動に関する財務活動収支は535百万円(前年度比△43,059百万円)となった。この結果、本年度末資金残高は前年度末から3,082百万円増加し、31,321百万円となった。全体では、給水収益や医業収益等の収入が業務収入に含まれるため、業務活動収支は一般会計等と比較して53,097百万円多い199,685百万円となった。一方で、公営事業に係る公共施設等整備費支出の計上により、投資活動収支は20,937百万円少ない△164,977百万円となり、財務活動収支は地方債等償還支出が地方債等償還収入を上回ったため、7,987百万円少ない△7,452百万円となり、本年度末資金残高は115,701百万円となった。連結では、連結対象団体の料金収入や事業収益等が業務収入に含まれるため、業務活動収支は一般会計等と比較して106,638百万円多い253,226百万円となった。一方で、投資活動収支は連結対象団体に係る公共施設等整備費支出等の計上により、32,345百万円少ない△176,385百万円となり、財務活動収支は地方債等償還支出が地方債等償還収入を上回ったため、37,238百万円少ない△36,703百万円となり、本年度末資金残高は前年度から40,138百万円増加した183,256百万円となった。

財務書類に関する情報②(2018年度)

①住民一人当たり資産額(万円)

②歳入額対資産比率(年)

③有形固定資産減価償却率(%)

1.資産の状況

住民一人当たり資産額は82.9万円(前年度比+0.9万円)、歳入額対資産比率は2.22年(前年度比+0.01年)であり、いずれも類似団体平均を少し下回る結果となった。有形固定資産減価償却率は69.3%(前年度比+0.9%)であり、類似団体平均を少し上回る結果となった。

④純資産比率(%)

⑤将来世代負担比率(%)

2.資産と負債の比率

純資産比率は3.9%(前年度比+1.4%)であり、類似団体平均を下回っているが、県が建設費や維持費を負担している国有資産(1,923,503百万円)を資産として計上しておらず、地方交付税の基準財政需要額に算入が見込まれる臨時財政対策債(1,984,440百万円)を負債にのみ計上しているためである。臨時財政対策債等の特例的な地方債を除いた地方債残高を分子として社会資本等形成に係る将来世代の負担の程度を示す将来世代負担比率は、66.3%となり、類似団体平均を上回っている。

⑥住民一人当たり行政コスト(万円)

3.行政コストの状況

住民一人当たり行政コストは24.1万円(前年度比+0.6%)であり、類似団体平均を少し下回っている。

⑦住民一人当たり負債額(万円)

⑧基礎的財政収支(百万円)

4.負債の状況

住民一人当たり負債額は79.7万円(前年度比△0.2万円)であり、類似団体平均を少し上回る結果となった。なお、負債合計から、将来、地方交付税の基準財政需要額に算入が見込まれる臨時財政対策債(1,984,440百万円)等の特例的な地方債を除いた負債は、前年度から64,327百万円減少している。基礎的財政収支は業務活動収支が大幅な黒字であったた154,436百万円(前年度比+69,537百万円)となっており、類似団体平均を大きく上回っている。

⑨受益者負担比率(%)

5.受益者負担の状況

経常収益に対する経常費用の比率を表す受益者負担比率は4.1%(前年度比△0.2%)であり、類似団体平均を少し下回る結果となった。

類似団体【B】

宮城県 福島県 茨城県 栃木県 群馬県 埼玉県 千葉県 神奈川県 石川県 長野県 岐阜県 静岡県 愛知県 三重県 滋賀県 京都府 大阪府 兵庫県 岡山県 広島県 福岡県