収益等の状況について
当初はニセコ地域の観光客増加もあり、順調に推移していたが、2月以降、コロナウイルス感染拡大及びその警戒から、宿泊客及び食事利用客の大幅な減少により、それまでの利益が皆無になった。
資産等の状況について
施設の老朽化により、平成29年から改修を進めているが、令和3年度に予定している温泉排湯熱を利用したボイラー改修に向けて、設計を委託した。
利用の状況について
利用客は、歴史的な知名度、地域住民の安定した利用によるほか、昨今のニセコ地域における観光需要もあり、増加傾向であったが、年度末はコロナウイルス感染拡大に伴い、旅行客は大幅な減少となった。
全体総括
当施設は、町民の保養や交流人口の促進を主たる目的としており、地域の方々に愛される施設として、長年運用されてきました。安易に民間委託や事業の縮小をすることなく、行政が責任をもって経営していくことを望んでおり、観光振興はもちろん地域経済、雇用対策の受け皿として引き続き安定した経営に専念していきたい。