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収集されたデータの年度

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人口の推移

財政比較分析表(2019年度)

財政力

財政力指数の分析欄

近年、法人2税が増収となるなど税収が安定していることなどから、基準財政収入額に大きな変動がないため、財政力指数は横ばいとなっている。今後とも弾力的な行財政運営を行うため、引き続き自主財源の確保に努めていく。

グループ内順位:10/12

財政構造の弾力性

経常収支比率の分析欄

平成28年度は、原油安等の影響による地方消費税の貨物割の減収により前年度に比べ0.2ポイント上昇した。平成29年度は、分子については、社会保障関係経費などの補助費等の増加により12億円増加する一方、分母の一般財源について県内消費等の堅調な動きに伴う地方消費税の増加、個人の課税所得の増加による個人県民税の増加等により26億円の増加となり、経常収支比率は前年度に比べ0.4ポイント減少した。平成30年度は、分子については、社会保障関係経費の増加や退職手当債発行額減少に伴う経常経費充当一般財源の増加等により41億円増加する一方、分母の一般財源について、清算基準の見直しの影響による地方消費税の増加、企業業績が好調であったことによる法人2税の増加等による増が12億円にとどまったため、経常収支比率は前年度に比べ1.0ポイント増加した。令和元年度は、分子については、社会保障関係経費などの補助費等の増加により13億円増加する一方、分母の一般財源について、河川費等の基準財政需要額の減少に伴う臨時財政対策債を含めた実質的な交付税の減少等により40億円の減少となったため、経常収支比率は前年度に比べ1.7ポイント増加した。今後、公債費・社会保障関係経費の増加が予想されるため、引き続き積極的な歳入の確保と経常的な歳出の削減に努めていく。

グループ内順位:4/12

人件費・物件費等の状況

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

平成28年度は、人件費・物件費計は横ばいとなったが、人口が減少したため、人口一人当たりの数値は増加した。平成29年度は、職員数や退職手当の減少等により人件費・物件費計は減少した一方、人口も減少したため、人口一人当たりの数値は増加した。平成30年度は、職員数の減少等により人件費・物件費計は減少した一方、人口も減少したため、人口一人当たりの数値は増加した。令和元年度は、職員の新陳代謝等の効果により人件費は減少したが、IRの推進に伴い物件費が増加したため、前年度より増加した。グループ内平均値以下ではあるが、引き続き、物件費、人件費の抑制に努めていく。

グループ内順位:6/12

給与水準(国との比較)

ラスパイレス指数の分析欄

給与制度の総合的見直しにより、平成27年度以降グループ平均をやや上回るものの、都道府県平均を下回る水準であり、ラスパイレス指数は100以下で推移している。令和元年度は、職員構成の変動により、前年度に比べ0.3ポイント高くなっている。給与制度については、従来から必要な見直しを行い、国に準じた制度となっていることから、適正なものと考えているが、今後とも適正な給与制度の運用に努め、国の動向を注視し、必要な改正を行っていく。

グループ内順位:9/12

定員管理の状況

人口10万人当たり職員数の分析欄

育休任期付職員の増加等により、職員数が引き続き横ばいで推移しているものの、人口が減少していることから、人口10万人当たり職員数が増加している。引き続き、「中期行財政経営プラン」に基づき、業務効率化によるさらなる効率的な体制づくりを推進することにより、適切な定員管理に取り組んでいく。

グループ内順位:10/12

公債費負担の状況

実質公債費比率の分析欄

平成27年度以降は、繰上償還による公債費圧縮効果や借入金利の低下により下降傾向となっており、令和元年度においても、前年度に比べ0.3ポイント下降となり、グループ内で最も低い水準となっている。今後、交付税措置のない地方債の償還が本格化し、公債費は増加していくことから、行政改革推進債等の資金手当債の発行を抑制するなど、公債費負担の軽減に努めていく。

グループ内順位:1/12

将来負担の状況

将来負担比率の分析欄

平成28年度は経済対策のための国補正や消防学校建替等に伴う新規の県債発行により上昇となった。平成29年度は、臨時財政対策債を除いた県債残高は減少となったものの、地方債に係る交付税措置率の低下傾向の影響等により上昇傾向となっており、平成30年度においても、前年度に比べ1.5ポイント上昇した。令和元年度は、防災・減災、国土強靭化のための緊急対策等に伴う地方債残高の増加等により、前年度に比べ6.1ポイント上昇した。今後、予算の収支不足を補うための行政改革推進債等を活用した場合、将来負担が増加するおそれもあるため、事業の効率化・重点化によりこれらの県債発行を抑制するなど行財政改革の推進により健全化を図っていく。

グループ内順位:8/12

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2019年度)

人件費

人件費の分析欄

定数削減の効果等により、下降傾向となっていたが、平成30年度は人件費の歳出額は減少しているものの退職手当債発行額減少に伴う経常経費充当一般財源の増加により増加した。令和元年度については、新陳代謝による職員給の減少等により、0.3ポイント減少した。半島という地理的な条件により職員の分散配置が必要なことなどからグループ内平均値を上回っている現状にあるため、引き続き人件費の抑制に努めていく。

グループ内順位:7/12

物件費

物件費の分析欄

平成28年度は、消防学校建替等による経費が増加し前年度より0.2ポイント上昇し、グループ内平均値を上回る結果となった。平成29年度は、消防救急デジタル無線中継局保守や庁舎、学校等に配備するネットワーク機器やPC等の賃借による経費が増加し、前年度より0.2ポイント増加し、グループ内平均値を上回る結果となった。平成30年度は、警察用装備品、県警ヘリ後継機の装備品等の購入や学校等に配備するネットワーク機器やPC等の賃借による経費が増加し、前年度より0.1ポイント増加し、グループ内平均値を上回る結果となった。令和元年度は、IRの推進でアドバイザリー契約に要する経費等が増加し、前年度より0.2ポイント増加し、グループ内平均値を上回る結果となった。引き続き効率的な事務執行により物件費の抑制に努めていく。

グループ内順位:9/12

扶助費

扶助費の分析欄

平成28年度は、児童福祉施設措置費の増加等により増加したが、平成29年度以降は児童福祉施設措置費等の増加幅が小さいため、横ばいとなっていた。令和元年度については、制度改正に伴う児童扶養手当の増加等により、0.1ポイント増加した。グループ内平均値よりは0.3ポイント下回っている状況であり、引き続き制度の適正な運用に努めていく。

グループ内順位:4/12

その他

その他の分析欄

ほぼ横ばいの傾向となっていたが、平成30年度においては、国民健康事業特別会計の新設に伴う国保財政調整交付金等の繰出金への振替等により、前年度と比べ2.2ポイントの増加となった。令和元年度においては、前年度横ばいとなった。今後、インフラの老朽化により、財政的な負担が増大するおそれがあるため、計画的かつ予防的な維持補修を行うことで費用を平準化し、コストの縮減に努めていく。

グループ内順位:7/12

補助費等

補助費等の分析欄

社会保障関係経費等の増加により、上昇傾向となっていたが、平成30年度においては、国民健康事業特別会計の新設に伴う国保財政調整交付金等の繰出金への振替等により前年度に比べ1.7ポイントの減少となった。令和元年度については、幼児教育・保育の無償化等に伴う社会保障関係経費の増加等により、1.2ポイントの増加となった。所要の社会保障関係経費を確保するとともに、各単独補助金等の見直しを検討するなど一層の抑制に努めていく。

グループ内順位:6/12

公債費

公債費の分析欄

毎年度の臨時財政対策債の発行に伴い償還金は増加傾向にあるとともに、令和元年度は公共用地先行取得等事業債に係る元利償還金の増加等により、前年度に比べ0.5ポイントの増加となった。繰上償還の実施等、将来の公債費負担軽減に努めてきたことや、出来る限り交付税措置のある地方債に発行を限定し、県債発行の抑制に努めてきたこと等により、グループ内平均値を下回っているが、今後とも県債発行額の抑制等により、公債費負担の軽減に努めていく。

グループ内順位:3/12

公債費以外

公債費以外の分析欄

平成28年度は、歳出の人件費の減少等により経費は減少したものの、歳入の地方消費税の貨物割が大幅に減少したため、前年度に比べ0.5ポイント増加となった。平成29年度は、地方消費税や個人県民税等が増加した一方、社会保障関係経費などの補助費等の増加により経費が増加したため、前年度に比べ0.4ポイントの増加となった。平成30年度は、地方消費税や法人2税等が増加した一方、退職手当債発行額減少に伴う経常経費充当一般財源の増加等により1.3ポイント増加した。令和元年度は、法人2税等が増加した一方、河川費等の基準財政需要額の減少に伴う臨時財政対策債を含めた実質的な交付税の減少等により1.2ポイントの増加となった。引き続き諸経費の抑制に努めていく。

グループ内順位:8/12

目的別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2019年度)

議会費

労働費

消防費

諸支出金

総務費

農林水産業費

教育費

前年度繰上充用金

民生費

商工費

災害復旧費

衛生費

土木費

公債費

目的別歳出の分析欄

令和元年度の住民一人当たりの商工費は、中小企業融資制度貸付金の減少等により2,546円の減少、土木費は、防災・減災、国土強靭化のための緊急対策の推進に伴う公共事業の増加等により5,986円の増加、民生費は幼児教育・保育の無償化等に伴う社会保障関係経費の増加等により5,697円の増加となっている。今後、社会保障関係経費や公債費の増加が見込まれる中、「和歌山県長期総合計画」に掲げる和歌山県がめざす将来像を実現していくため、平成29年3月に策定した「中期行財政経営プラン」に基づき、引き続き行財政改革に取り組んでいく。

性質別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2019年度)

人件費

補助費等

災害復旧事業費

投資及び出資金

物件費

普通建設事業費

失業対策事業費

貸付金

維持補修費

普通建設事業費(うち新規整備)

公債費

繰出金

普通建設事業費(うち更新整備)

積立金

前年度繰上充用金

性質別歳出の分析欄

令和元年度の歳出決算総額は、住民一人当たり562千円となっており、前年度と比べ16千円の増加となっている。住民一人当たりの普通建設事業費については、防災・減災、国土強靭化のための緊急対策の推進に伴う公共事業の増加等により、10,758円の増加、投資及び出資金は、被災者生活再建支援法人への出資金の増加等により、419円の増加となった。今後、社会保障関係費や公債費の増加が見込まれる中、「和歌山県長期総合計画」に掲げる和歌山県がめざす将来像を実現していくため、平成29年3月に策定した「中期行財政経営プラン」に基づき、引き続き行財政改革に取り組んでいく。

実質収支比率等に係る経年分析(2019年度)

分析欄

実質収支は、防災・減災、国土強靭化のための緊急対策の推進に伴う投資的経費等の増加により歳出が増加するとともに、歳入についても県税収入や国庫支出金、県債の増加等により増加した結果、前年度の実質収支を大幅に上回る黒字となった実質単年度収支も、財政健全化の取り組みの結果、前年度を大幅に上回る黒字となっている。今度見込まれる社会保障関係経費や公債費の増加に対応するため、より一層の歳出削減・歳入確保の取組を進めていく。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2019年度)

分析欄

各特別会計とも赤字は生じていないが、一般会計の実質黒字が増加したことにより、連結ベースの実質黒字は22億円増加した。引き続き特別会計の経営改善や事務の効率性を高める努力を行うことにより、一般会計からの繰入や債務残高の縮減を図る。

実質公債費比率(分子)の構造(2019年度)

分析欄

3か年平均の実質公債費比率は、借入金利の低下に伴う公債費の減少により下降傾向である一方、実質公債費比率の分子については、前年度に比べて5億円増加となった。今後は、交付税措置のない地方債の償還が本格化し、公債費は増加していくと考えられるため、引き続き行政改革推進債等の発行を抑制するなど、公債費負担の軽減に努めていく。

分析欄:減債基金

満期一括償還の起債を行っていないため、積立はない。

将来負担比率(分子)の構造(2019年度)

分析欄

令和元年度の将来負担比率の分子は、防災・減災、国土強靭化のための緊急対策等に伴う地方債残高の増加等により、前年度に比べ90億円増加となった。今後、予算の収支不足を補うための行政改革推進債等を活用した場合、将来負担は増加していくおそれもあるため、事業の効率化・重点化によりこれらの県債発行を抑制するなど行財政改革の推進により健全化を図っていく。

基金残高に係る経年分析(2019年度)

基金残高合計

基金全体

(増減理由)小型ロケット発射場建設支援のための産業開発基金の取崩しや、ねんりんピック紀の国わかやま2019の開催に伴う地域振興基金の取崩し等により、基金残高は前年度に比べ17億円減少し、534億円となった。(今後の方針)財政調整基金・県債管理基金(減債基金)は、「中期行財政経営プラン」に基づき、毎年度の収支不足の解消のために取崩しを行いつつ、自然災害等不測の事態に備えるため残高を少なくとも150億円維持していく。その他、産業開発基金の企業立地奨励金等への充当や、地域医療介護総合確保基金の医療・介護施設の整備や医療・介護従事者の確保等への充当など、その他特定目的基金を有効に活用していく。

財政調整基金

財政調整基金

(増減理由)令和元年度は、収支不足の解消のため、10億円の取崩しを行った。(今後の方針)財政調整基金・県債管理基金(減債基金)は、「中期行財政経営プラン」に基づき、毎年度の収支不足の解消のために取崩しを行いつつ、自然災害等不測の事態に備えるため残高を少なくとも150億円維持していく。

減債基金

減債基金

(今後の方針)財政調整基金・県債管理基金(減債基金)は、「中期行財政経営プラン」に基づき、毎年度の収支不足の解消のために取崩しを行いつつ、自然災害等不測の事態に備えるため残高を少なくとも150億円維持していく。

その他特定目的基金

その他特定目的基金

(基金の使途)・福祉対策等基金:福祉対策等の充実・産業開発基金:企業の導入及び産業の近代化・地域医療介護総合確保基金:医療介護総合確保法に基づく地域における医療・介護の総合的な確保・後期高齢者医療財政安定化基金:高齢者医療確保法に基づく後期高齢者医療財政の安定化・地域振興基金:市町村等と一体となった地域の振興(増減理由)・産業開発基金:小型ロケット発射場建設支援への充当による減少・地域医療介護総合確保基金:医療介護総合確保法に基づく事業計画の実施に必要な財源の積立による増加・地域振興基金:ねんりんピック紀の国わかやま2019開催事業への充当による減少(今後の方針)・福祉対策等基金:県単独医療費助成に充当・産業開発基金:誘致企業への立地奨励金等に充当・地域医療介護総合確保基金:医療介護総合確保法に基づき、毎年度、事業計画を作成した上で、医療機関・介護施設の整備や医療・介護従事者の確保等に活用・地域振興基金:市町村と共同して行う施設整備等に充当・後期高齢者医療財政安定化基金:高齢者医療確保法に基づき、予期せぬ保険給付増や保険料未納により財源不足となった場合等において、和歌山県後期高齢者医療広域連合に対して資金貸し付け

公会計指標分析・財政指標組合せ分析表(2019年度)

有形固定資産減価償却率

有形固定資産減価償却率の分析欄

令和元年度は前年度に比べ1.2ポイントポイント増加となったが、都道府県平均及びグループ内平均いずれも下回っている。減価償却累計額の増加により、各施設で上昇している。

グループ内順位:6/11

(参考)債務償還比率

債務償還比率の分析欄

令和元年度は、前年度に比べ57.0ポイント増加となり、都道府県平均及びグループ内平均いずれも上回っている。

グループ内順位:

分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析

分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析

グループ内平均は将来負担比率及び有形固定資産減価償却率ともに上昇傾向にあり、本県は将来負担比率及び有形固定資産減価償却率ともに上昇傾向にある。将来負担比率の上昇は、地方債に係る交付税措置率の低下傾向の影響等によるもの。有形固定資産減価償却率については、減価償却類型額の増加により、各施設で上昇している。

分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析

分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析

実質公債費比率は、借入金利の低下の影響により改善傾向となっており、類似団体と比較しても低い水準となっている。将来負担比率は、地方債に係る交付税措置率の低下傾向の影響等により、6.1ポイント上昇した。今後、予算の収支不足を補うための行政改革推進債等を活用した場合、将来負担は増加していくおそれもあるため、事業の効率化・重点化によりこれらの県債発行を抑制するなど行財政改革の推進により健全化を図っていく。

施設類型別ストック情報分析表①(2019年度)

道路

橋りょう・トンネル

公営住宅

港湾・漁港

空港

学校施設

図書館

博物館

施設情報の分析欄

有形固定資産減価償却率については、グループ内平均を上回っている施設が多い。一人当たり面積等については、学校施設、図書館、博物館がグループ内平均を上回っているが、それ以外の施設についてはグループ内平均を下回っている。人口が約1万人減少していることから、一人当たり面積等は増加又は横ばいの施設が多い。

施設類型別ストック情報分析表②(2019年度)

体育館・プール

陸上競技場・野球場

県民会館

保健所

試験研究機関

警察施設

庁舎

消防施設

施設情報の分析欄

有形固定資産減価償却率については、体育館・プール及び警察施設がグループ内平均を下回っており、それ以外の施設についてはグループ内平均を上回っている。一人当たり面積については、体育館・プールがグループ内平均を上回ってるが、それ以外の施設についてはグループ内平均を下回っている。人口が約1万人減少していることから、一人当たり面積等は増加又は横ばいの施設が多い。

財務書類に関する情報①(2019年度)

資産合計

負債合計

1.資産・負債の状況

一般会計等における資産の内容は、主に道路や橋りょう等のインフラ資産や、庁舎や学校等の事業用資産となっており、これらの有形固定資産が全体の83%を占めている。なお、国道等の県が実際に所有していないものについては資産から除かれている。負債の内容は、主に地方債(固定負債の地方債と流動負債の1年内償還予定地方債)となっており、全体の88%を占めている。資産形成のために充当した資源の蓄積である固定資産等形成分は1兆3,205億円、地方債等の負債により不足を補った分は1兆1,616億円となっている。

純経常行政コスト

純行政コスト

2.行政コストの状況

一般会計等における令和元年度の経常費用は3,868億円、経常収益は157億円で、経常費用と経常収益の差である純経常行政コストは3,711億円となっており、これに臨時損失及び臨時利益を加味した純行政コストは3,791億円となっている。また、県民1人当たりに換算すると、経常費用は41万円、経常収益は2万円、純行政コストは40万円となる。経常費用の内容は、主に人に関するコストである「人件費」が1,332億円(34%)、物に関するコストである「物件費等」が1,078億円(28%)、国・市町村団体等の県以外の主体等に支払うコストである「移転費用」が1,354億円(35%)となっている。

本年度差額

本年度末純資産残高

本年度純資産変動額

3.純資産変動の状況

一般会計等における令和元年度末の純資産残高は1,589億円となっており、前年度と比べて168億円減少している。純資産が減少した主な要因は、地方財源の不足を補うために発行している地方債の残高が増加したことや、インフラ施設等の有形固定資産の減価償却が進んだことが挙げられる。

業務活動収支

投資活動収支

財務活動収支

4.資金収支の状況

一般会計等における人件費や社会保障給付など経常的なサービスの提供に伴う支出と税収等の収入との収支を示す「業務活動収支」は12億円の赤字、公共施設等の整備や貸付金の貸付・回収などの収支を示す「投資活動収支」は109億円の赤字、地方債の発行と既発債の償還などの収支を示す「財務活動収支」は119億円の黒字となっている。これは、財務活動収支の黒字分が投資活動収支等の赤字分に充てられていることを表している。これらの結果、資金収支差額は2億円の赤字となり、これに前年度末資金残高、本年度末歳計外現金残高を加えた令和元年度末の現金預金残高は157億円となっている。

財務書類に関する情報②(2019年度)

①住民一人当たり資産額(万円)

②歳入額対資産比率(年)

③有形固定資産減価償却率(%)

1.資産の状況

住民一人当たり資産額や歳入額対資産比率は類似団体平均を下回っている。また、有形固定資産減価償却率は類似団体平均と同水準となっている。

④純資産比率(%)

⑤将来世代負担比率(%)

2.資産と負債の比率

純資産比率は、類似団体平均を下回っている。なお、地方交付税の不足を補うために特例的に発行している臨時財政対策債が負債全体の31.7%を占めており、純資産比率が低くなる要因となっている。将来世代負担比率は、類似団体平均を上回っている。

⑥住民一人当たり行政コスト(万円)

3.行政コストの状況

住民一人当たり行政コストは類似団体平均を下回っている。

⑦住民一人当たり負債額(万円)

⑧基礎的財政収支(百万円)

4.負債の状況

住民一人当たり負債額は類似団体平均を上回っている。なお、地方交付税の不足を補うために特例的に発行している臨時財政対策債が負債全体の31.7%を占めており、負債が大きくなる要因となっている。基礎的財政収支は、類似団体平均+121億円に対し、-74億円となっている。

⑨受益者負担比率(%)

5.受益者負担の状況

受益者負担比率は類似団体平均と同水準となっている。

類似団体【D】

青森県 岩手県 秋田県 山形県 和歌山県 徳島県 佐賀県 長崎県 大分県 宮崎県 鹿児島県 沖縄県