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財政力指数の分析欄基準財政収入額は、個人市民税の増などにより、前年度から4.6%の増となった。基準財政需要額は前年度比0.9%の増となった。分母である基準財政需要額が増、分子の基準財政収入額が増となり、財政力指数は0.05ポイント上昇した。老朽化した施設の維持管理や更新に係る費用、社会福祉費、児童福祉費等は依然増加傾向にある。市税の中でも個人市民税の割合が高く、安定した税収を保っていることから例年類似団体平均を上回り指数は1.0以上を保っているが、引き続き一層の行政の効率化、歳入の確保に努め、財政基盤の強化を図っていく。 | |
経常収支比率の分析欄人件費、物件費の減により分子の経常経費充当一般財源は減となった。一方で分母の経常一般財源については、市民税(法人)現年度課税分、利子割交付金、地方消費税交付金等の減により減となった。結果として経常収支比率は前年比±0ポイントで80.8%となった。類似団体平均を下回ってはいるが、税収の大幅な伸びを見込むことは困難であり、扶助費については増加傾向にあることから、比率の低下は考えにくい。「武蔵野市行財政集中改革プラン」を着実に実行し、義務的経費の削減に努めていく。 | |
人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄人件費は定年退職者のピークを迎えた22年度以降右肩下がりで推移してきた。28年度は退職者数の減少に伴う退職金の減により前年比2.0%減となった。物件費については、平成20年度以降増加傾向であり、平成28年度は旧くぬぎ園解体工事などにより増となり、今後も業務の外部委託化などが進めば物件費が増加していくと見込まれる。質の高い行政サービスの実施や公共施設の適切な維持管理を行っているため数値が高いが、引き続き行財政改革を推し進め、経費抑制を図っていく。 | |
ラスパイレス指数の分析欄平成26年10月1日より、民間・他団体との給与水準の均衡を図るため、市の独自表から都表へ移行した。また、55歳以上昇給抑制や扶養手当の減額等を実施し、給与制度の改革を行っている。 | |
人口1,000人当たり職員数の分析欄健全財政を持続しつつ必要な市民サービスを維持する財源を生み出し、効果的で効率的な組織・職員体制を構築するため、「第6次職員定数適正化計画」(平成25~28年度)の実施により職員の削減を図った。3つの基本方針「第五次武蔵野市行財政改革を推進するための基本方針」、「武蔵野市行財政改革アクションプラン」、「武蔵野市人材育成基本方針」に基づき、平成29~32年度の4か年を期間とする「第7次職員定数適正化計画」を平成29年2月に策定したため、今後は計画期間中に68人の定数削減を目指す。 | |
実質公債費比率の分析欄実質公債費比率は3カ年平均の値であり、数値の高い平成25年度(-0.67350)が抜け、新たに平成28年度(-1.28901)が加わったため、前年度より比率がマイナスとなった。平成28年度単年度については、分子は公債費に準ずる債務負担行為に係るものの減などにより減となり、分母は標準税収入額の増などにより増となり、結果として単年度の実質公債比率は前年度比0.94542の減となった。(平成25:-0.67350、平成26:-1.54996、平成27:-0.34359、平成28:-1.28901) | |
将来負担比率の分析欄将来負担額に対して充当可能財源が超過しているため将来負担比率がマイナスである(平成27年度-71.4%、平成28年度-70.3%、実増減数値+1.1ポイント)。組合負担等見込額の減等により将来負担額が減となったものの、標準財政規模が増となり、将来負担比率が前年と比べてプラスとなった。今後、老朽化した公共施設、都市基盤の更新による市債の新規発行が見込まれるが、引き続き計画的な事業執行により財政の健全性を維持していく。 |
人件費の分析欄退職者数の減による退職手当の減などにより、人件費が前年度比2.0%の減となった。今後も、平成29~32年度の4か年を期間とする「第7次職員定数適正化計画」により、計画期間中に68人の定数削減を目指す。民間・他団体との給与水準の均衡を図るため、平成26年10月より都表へ移行するとともに、合わせて、55歳以上昇給抑制や扶養手当の減額等を実施し、給与制度の改革を行っている。 | |
物件費の分析欄経常一般財源は前年度比増となったが、物件費の経常的経費は前年度比減となり、物件費の経常収支比率は減となった。主な減要因は、市民文化会館管理運営委託の減である。物件費の比率が高いが、アウトソーシングを推進していることと、充実した施設の維持管理によるものが大きく、今後も業務の外部委託化が進めば物件費が増加していくと見込まれるが事務事業の見直しに努める。 | |
扶助費の分析欄増加した主な要因は、保育所等運営委託・給付事業、障害者自立支援給付等事業、臨時福祉給付金等支給事業などであり、今後も扶助費全体として増加する傾向が続く。 | |
その他の分析欄類似団体平均を下回っているのは、公営企業会計が少ないことと、分母となる経常一般財源の額によるものである。国民健康保険事業会計繰出金は保険基盤安定繰出金の増加などにより減少。介護保険事業会計繰出金は保険給付費の増などにより増加。後期高齢者医療会計繰出金は被保険者一人あたりの医療費の増などにより増加。下水道事業会計繰出金は元金償還額の増などにより増加。今後も繰出金の減少に努める。 | |
補助費等の分析欄補助費等のうち主な増要因は、創業支援施設事業補助金などである。経常一般財源が増加したが、補助費等の経常的経費が増加したことにより、補助費等の経常収支比率は増加した。例年類似団体の平均を上回っているのは充実した補助事業によるものであるが、引き続き「行財政改革を推進するための基本方針」に基づき、補助金の見直しと経費縮減を行う。 | |
公債費の分析欄償還据置期間が経過し元金の返済(吉祥寺の杜宮本小路公園用地買収等)が開始されることによる増はあるが、平成27年度起債の利率が低く償還利子が減となったこと等により、償還元利金が減となった。老朽化した公共施設の更新、都市基盤のリニューアルなどにより、今後中長期にわたり市債の発行増が予想される。適切な公共施設の配置や財政規律を維持しながら計画的かつ着実に事業を実施していく。 | |
公債費以外の分析欄「事務事業・補助金の評価・見直し」による経常的な業務の見直しなどの歳出減、経常一般財源の歳入増などにより、前年度と比べて±0ポイントとなった。今後も経常的な業務の見直し等の行財政改革を推進し、経常経費の抑制に努める。 |
・主な構成項目である民生費は、住民一人当たり180,510円となっており、前年度と比較して8,885円増加している。主な増要因は、保育所等運営委託・給付事業の増、障害者自立支援給付等事業介護・訓練等給付費の増である。・衛生費が、住民一人当たり69,857円となっており、類似団体平均と比較しても高い水準にある。これは、平成29年度より稼働の新武蔵野クリーンセンター建設事業により一時的に高い水準にあり、今後、低下していくと見込まれる。
・主な構成項目である扶助費は、住民一人当たり102,141円となっており、増加傾向にある。類似団体平均も増加傾向にあったが、28年度は微減している。・物件費については、住民一人当たり95,344円となっており、類似団体平均と比べて高い水準にある。アウトソーシングを推進していることと、充実した施設の維持管理によるものが大きく、今後も業務の外部委託化が進めば物件費が増加していくと見込まれるが、事務事業の見直しに努める。
分析欄歳入総額709億1800万円(前年比24億3400万円の増)、歳出総額684億8600万円(同29億2600万円の増)、歳入歳出差引額は24億3200万円(同4億9200万円の減)となった。実質収支額は前年度の29億1100万円から22億9800万円となり約21.1%の減。標準財政規模は前年度の398億8800万円から417億5600万円となり約4.7%の増。分母は減少し、分子が増加したため、実質収支比率は1.8ポイント下がり、5.5%となった。 |
分析欄分母となる標準財政規模が増(+1,867,860千円、+4.7%)となった。分子の実質収支額・剰余額については、後期高齢者医療会計、水道事業会計は増となったが、一般会計、国民健康保険事業会計、介護保険事業会計、下水道事業会計については減となり、分子全体として-578,210千円、-11.9%の減となった。結果として、比率が平成27:-12.18%→平成28:-10.25%となり、前年度より1.93ポイントプラスになった。過去5年間の平均比率は-12%であり、保険給付費の増や上下水道の設備更新による投資の増が見込まれるが、プラス(赤字)に転じることはないと思われる。 |
分析欄(A)元利償還金等は前年比935百万円減となった。主な要因は土地開発公社からの土地の買戻しなどの債務負担行為に基づく支出額の減があげられる。(B)算入公債費等は前年比555百万円の減となった。実質公債比率の分子はマイナスであり、元利償還金等は特定財源等で十分賄うことができる状況と言えるが、学校施設の老朽化による更新や下水道・公共施設などの大規模改修・更新による起債により元利償還金については増加すると見込んでおり、引き続き特定財源の確保や適正な起債などに努める。分析欄:減債基金 |
分析欄将来負担額(A)のうち、一般会計等に係る地方債現在高は償還元金に対して借入額が同程度であったため、ほぼ増減がなく、組合等負担等見込額は組合の地方債現在高が減となったため減となり、退職手当負担見込額は職員数の減などにより減となった。結果として、将来負担額(A)は減となった。充当可能財源等(B)は着実な基金の積み立てにより充当可能基金が増したため、増となった。分子全体として将来負担額が減となり、充当可能財源等が増となったため、前年度に比べてマイナスになった(-900百万円、-3.3%)。 |
基金全体 | |
財政調整基金 | |
減債基金 | |
その他特定目的基金 |
有形固定資産減価償却率の分析欄 | |
債務償還比率の分析欄 | |
分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析 |
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分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析 |
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