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収集されたデータの年度
2022年度
2021年度
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2017年度
2016年度
2015年度
2014年度
2013年度
2012年度
指定団体等の指定状況
財政健全化等財源超過首都近畿中部過疎山振低開発指数表選定
人口の推移
産業構造
財政比較分析表(2022年度)
財政力
財政力指数の分析欄
令和4年度の財政力指数(3か年平均)は0.88(令和2:0.925、令和3:0.868、令和4:0.853、平均:0.882)であり、前年度より0.03ポイント減少した。減少の主な要因は、令和4年度の普通交付税算定において、基準財政収入額は固定資産税や法人事業税交付金、地方消費税交付金等の増により増額となったが、基準財政需要額が臨時財政対策債振替相当額の減少などにより増額となり、基準財政収入額よりも基準財政需要額が伸びたことによるもの。今後も市税の回収強化などにより税収の確保に努めるとともに、企業誘致の推進や人口増加施策等により、税源涵養に努める。
財政構造の弾力性
経常収支比率の分析欄
令和4年度経常収支比率は前年度比5.7ポイント増の88.6%となった。増加の主な原因は、歳出面で光熱水費の高騰等による物件費の増や、平成30臨時財政対策債の償還開始等による償還元金の増、また歳入面では臨時財政対策債の発行額の減により大幅な増加となった。今後も事務事業の見直しやDX化の推進などの行財政改革への取り組みを通じて経常経費の抑制に努めるとともに、市税を中心とした自主財源の確保にも努め、経常収支比率の改善を図る。
人件費・物件費等の状況
人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄
人件費、物件費等については、人口1人当たりの数値において前年度比1,921円の増加となった。増加の要因は、分母となる人口が減少したことに加え、光熱水費高騰による物件費の増加によるもの。分子となる人件費、物件費及び維持補修費については、給与水準の適正化や各種事務経費等の縮減によりコストの削減を図っていく。
給与水準(国との比較)
ラスパイレス指数の分析欄
給料カーブのフラット化が不十分であり、高位号給の水準が高いため、上下の職務の級間での水準の重なりも大きいものとなっている。また、高齢層の昇給抑制措置が一部実施にとどまっていること等により、高齢層のラスパイレス指数が高いことから、類似団体平均を上回っている。今後は、55歳昇給停止や独自給料表の見直し等検討を行い、給与水準の適正化に努める。
定員管理の状況
人口1,000人当たり職員数の分析欄
消防業務を広域化したことが主な要因となり、類似団体を下回っている。今後も、事業の見直しや民間委託等、行政改革の推進を図りながら、業務量に応じた職員数となるよう適切な定員管理に努める。
公債費負担の状況
実質公債費比率の分析欄
実質公債費比率(3か年平均)は6.2%(令和2:5.6、令和3:6.2、令和4:6.9)と前年度比0.4ポイントの増となった。これは平成30年度に借り入れた臨時財政対策債や、令和2年度に借り入れた市民文化会館大規模改修に伴う地方債の元金償還が始まったことが主な要因である。今後も大型事業が予想されていることから、投資的事業については取捨選択を行い、市債の新規発行額を計画的に管理していく。
将来負担の状況
将来負担比率の分析欄
将来負担比率については、前年度比3.8ポイントの減となった。主な要因は、地方債の新規発行を抑制したことによる地方債の現在高の減少によるもので、前年比-3.3%となったためである。今後は公共施設の長寿命化改修工事などが予定されており、地方債残高が増加することが予想されるため、事業実施の適正化を図り、市債発行の抑制に努める。
経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2022年度)
人件費
人件費の分析欄
人件費に係る経常収支比率は、歳出は消防団員の出動報酬の単価見直しによる増などにより増加となったこと、経常一般財源が臨時財政対策債の減により減少となったことにより、前年度比1.0ポイントの増となった。職員定数の削減も限界に近づき、退職者数の減少も一段落となり、会計年度任用職員については、今後しばらく定期昇給による増加傾向が見込まれるが、引き続き積極的な業務委託等を活用することで、業務効率化に取り組み、人件費の抑制に努めたい。
物件費
物件費の分析欄
物件費に係る経常収支比率は前年度比1.8ポイントの増となった。これは、光熱水費高騰と、臨時財政対策債の減による経常一般財源の減少が主な要因となっている。今後も、物価高騰等により物件費の増加が見込まれるが、DX化等を推進することで業務改善を進め、物件費の歳出抑制に努める。
扶助費
扶助費の分析欄
扶助費に係る経常収支比率は類似団体と比較して低い水準を維持しているが、前年度比で0.5ポイント増となった。これは、自立支援給付費等の増加と、臨時財政対策債の減による経常一般財源の減少が主な要因である。少子高齢化に歯止めがかからない中で扶助費は今後も増加傾向が見込まれるが、扶助対象の適正化を行うなど、今後も住民への福祉サービスを維持できるよう努める。
その他
その他の分析欄
その他に係る経常収支比率は、前年度比0.8ポイント増加した。これは、介護保険特別会計において、高齢化の進展に伴い介護・支援の必要となる被保険者数の増加により法定事業費分が増加したことで、一般会計からの繰出金が増加していること、臨時財政対策債の減による経常一般財源の減少が主な要因である。特別会計への繰出金に関しては、法定のものを除き本来の独立採算制の観点から段階的な料金見直しや保険料の適正化を図るなどにより、普通会計の負担額を減らしていくよう努める。
補助費等
補助費等の分析欄
補助費等に係る経常収支比率は前年度比0.7ポイントの増となった。これは、3年ぶりの開催となった三嶋大祭り補助金の増のほか、臨時財政対策債の減に伴う経常一般財源の減少が主な要因である。市が単独支出する補助金に関しては事業ごとに見直しを進め、歳出の抑制に努める。
公債費
公債費の分析欄
公債費に係る経常収支比率は、類似団体平均と比較して1.6ポイント上回っており、前年度からも0.9ポイント増加した。これは、平成30年度に借り入れた臨時財政対策債や令和2年度に借り入れた市民文化会館大規模改修に係る元利償還が始まったことにより元利償還額は増えたこと、臨時財政対策債の減による経常一般財源の減少したことによる。今後も選択と集中により、重点的に投資を行う事業を選別し、公債費の抑制に努める。
公債費以外
公債費以外の分析欄
公債費以外の経常収支比率は、類似団体平均と比較して、5.7ポイント下回っており、低い水準を維持しているが、対前年度比では4.8ポイント増加した。主な要因は、経常経費に対する分母となる経常一般財源が臨時財政対策債の減により減少したことによるものである。しかし、高齢化や教育・保育の充実に伴い扶助費や繰出金において事業費の減少が見込めない中で、これまで以上に事業の適正化に努めることで歳出の抑制を図り、財政構造の弾力性の維持に努める。
目的別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2022年度)
目的別歳出の分析欄
総務費は、住民一人当たり42,395円となった。退職金や新庁舎建設に向けた基金への積立金の増加により、前年度から2,629円の増加となった。民生費は、住民一人当たり158,578円となった。電気・ガス・食料品等価格高騰緊急支援給付金の支給による増の一方、子育て世帯臨時特別給付金等が減となったため、前年度から5,611円の減となった。商工費は、住民一人当たり4,852円となった。企業誘致に係る補助金の減等により、前年度から7,737円の減となった。土木費は、住民一人当たり37,935円となった。一般市道整備事業の増の一方で、下土狩文教線建設事業や市街地再開発事業補助金の減により、前年度から1,929円の減となった。消防費は、住民一人当たり14,732円となった。消防団出動報酬の単価引き上げによる増や富士山南東消防組合における通信指令センター更新事業にかかる負担金の増により、前年度から611円の増加となった。教育費は、住民一人当たり45,624円となった。市内小学校の大規模改修事業の増により、前年度から8,814円の増となった。
性質別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2022年度)
性質別歳出の分析欄
人件費は住民一人当たり61,226円となった。主に退職者の増による退職金の増により、前年度から1,000円の増となった。物件費は住民一人当たり64,534円となった。光熱水費の高騰等により前年度から1,604円の増となった。扶助費は住民一人当たり98,243円となった。令和3に実施した子育て世帯臨時特別給付金等の減により、前年度より9,986円の減となった。補助費等は住民一人当たり40,728円となった。物価高騰対策として実施した水道事業会計での基本料金減免事業への補助金等の増加により、前年度から4,941円の増加となった。普通建設事業費は住民一人当たり31,186円となった。市内小学校の大規模改修事業による増加の一方、企業誘致に係る補助金が減となったことから、前年度から1,358円の減となった。繰出金は住民一人当たり33,359円となった。介護保険者の増加による介護保険会計への繰出金が増加しているため、前年度から1,353円の増となった。
実質収支比率等に係る経年分析(2022年度)
分析欄財政調整基金の残高は、前年度繰越金等を財源に積み立てを行い400,036千円の増となり、標準財政規模比も2ポイントの増となった。実質収支についても、前年度比170,700千円の増、標準財政規模に対する比率も1.02ポイント増加した。また、実質単年度収については、前年度比1,127,960千円の大幅減となった。令和3年度は感染症拡大防止のため多くの事業について中止や見直しをせざるを得なかったため実質単年度収支が大きくなっていたが、感染症の影響も落ち着き例年程度の数値となった。
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連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2022年度)
分析欄すべての会計において黒字を維持している。実質収支額(黒字額)は、一般会計、水道事業会計、介護保険特別会計、下水道事業会計、駐車場事業特別会計、後期高齢者医療特別会計については前年度比増、国民健康保険特別会計、墓園事業特別会計では前年度比減となっており、標準財政規模比もそれに応じた増減となっている。一般会計では、前年度繰越金の増加や市税の増などの影響から黒字額が増加し、標準財政規模比は前年度から1.03ポイントの増となった。介護保険特別会計では、高齢化の進展に伴い介護・支援の必要となる被保険者数が増加したことで介護保険サービスの給付費が増加したが、介護保険料の収納率の上昇等により歳出の増加額を上回る歳入があったことから黒字額が増加した。駐車場事業特別会計では、新型コロナウイルス感染症の影響により落ち込んでいた駐車場の利用が徐々に回復してきたため黒字額が増加した。
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実質公債費比率(分子)の構造(2022年度)
分析欄実質公債費比率の分子については、前年度から92百万円の増となった。増額となった要因として、元利償還金では、平成30年度に借り入れた臨時財政対策債や令和2年度に借り入れた市民文化会館大規模改修に係る元金償還が始まったためである。
分析欄:減債基金当市では減債基金への積み立てを行っていない。
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将来負担比率(分子)の構造(2022年度)
分析欄将来負担比率の分子については、前年度から959百万円の減となっている。地方債の新規発行を抑制したことによる地方債の現在高の減少、土地開発公社からの用地買戻しによる債務負担行為に基づく支出予定額の減のほか、財政調整基金や庁舎建設基金などによる充当可能基金の増により将来負担比率の分子は減少した。
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基金残高に係る経年分析(2022年度)
基金残高合計
基金全体
(増減理由)三島市福祉基金で2,558千円、三島市養護老人ホーム整備基金で1,470千円を取り崩したが、三島市福祉基金や三島市ふるさとの緑保全基金などで寄附金の積み立てのほか、財政調整基金や三島市庁舎建設基金を積み立てたことにより全体で500,254千円の増加となった。(今後の方針)三島市庁舎建設基金については、令和13年度の新庁舎供用開始に向け、20億円を目標に財政事業を考慮しながら毎年8,000万円を積み立てていく。その他の特定目的基金については特別な事情(寄附等)がある場合に積み立てを行うとともに、事業執行に際し、財源が不足する場合には基金の目的の範囲内で活用する。財政調整基金は、一般会計の収支の状況を踏まえ、可能な範囲で積み立てを行っていく。
財政調整基金
財政調整基金
(増減理由)基金の運用益(預金利子)36千円と前年度繰越金等を財源に400,000千円を積み立てたため400,036千円の増加となった。(今後の方針)今後は老朽化が進む公共施設の維持管理や再開発事業等に多額の経費が必要となることに加え、標準財政規模に対する比率が低い水準のため、収支の状況を踏まえ、弾力的に運用しつつ、可能な範囲で積み増すよう努める。
減債基金
減債基金
(増減理由)減債基金については、これまで積み立てを行っていない。(今後の方針)現時点で積み立てを行う予定はない。
その他特定目的基金
その他特定目的基金
(基金の使途)・三島市庁舎建設基金:市役所の庁舎建設に要する経費に充てるため。・三島市養護老人ホーム整備基金:養護老人ホームの整備等に要する経費に充てるため。・佐野郷土振興基金:地域の教育、文化、福祉事業の振興に資するため。・教育施設整備基金:小中学校等の教育施設の整備資金に充てるため。・三島市ふるさと創生基金:自ら考え自ら行う地域づくり事業に要する経費に充てるため。(増減理由)・三島市庁舎建設基金:庁舎の老朽化が進んでいることから、令和13年度の新庁舎供用開始を見据え、102,016千円を積み立てたため。・三島市養護老人ホーム整備基金:寄附金や運用利息602千円を積み立てた一方、老人ホーム整備事業に要する経費に充てるため、1,470千円を取り崩したため。(今後の方針)・三島市庁舎建設基金:令和13年度の新庁舎供用開始に向け、20億円を目標に財政事情を考慮しながら毎年8,000万円を積み立てていく。
公会計指標分析・財政指標組合せ分析表(2021年度)
有形固定資産減価償却率
有形固定資産減価償却率の分析欄
有形固定資産減価償却率については、類似団体平均値と同程度の水準を保っている。近年一部更新した施設はあるものの、新設した施設がほとんどないため上昇傾向にある。当市では、平成27年度に「公共施設等総合管理計画」を策定し、公共建築物の延べ床面積を17.3%削減するという目標を掲げ、総量の最適化と複合化、除却を進めるとともに、計画的な維持保全による長寿命化を推進することで公共施設の適正な管理を行っていく。
(参考)債務償還比率
債務償還比率の分析欄
類似団体平均値と同程度の水準となっている。地方債残高は減少しているものの都市計画事業に係る地方債の現在高等及び充当率の減少による都市計画税充当見込額の減少により分子が増大したが、地方交付税や臨時財政対策債発行可能額が増加したことにより分母も大きく増加し、債務償還比率は低下した。今後も更なる歳出見直しを図り、企業誘致等により税源涵養を図る。
分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析
分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析
類似団体平均値と比較すると、将来負担比率及び有形固定資産減価償却率とも高い水準となっている。将来負担比率は、地方債残高は減少しているものの都市計画事業に係る地方債の現在高等及び充当率の減少による都市計画税充当見込額の減少により将来負担比率は上昇している。有形固定資産減価償却率は、近年新設した施設がほとんどないため上昇している。今後は、公共施設だけでなく学校施設やインフラ系施設等の計画的な長寿命化改修等を推進し、施設の維持管理等に要する経費の減少に努める。
分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析
分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析
令和元年に実施した市民文化会館整備事業等の償還が始まったことにより元利償還金が増加し、実質公債費比率も上昇している。将来負担比率についても地方債残高は減少しているものの都市計画事業に係る地方債の現在高等及び充当率の減少による都市計画税充当見込額の減少により上昇している。今後大規模な公共施設の建て替え改修など、将来負担の更なる増加が予想されるため、経費の見直しや市税の確保に努めるなど引き続き財政の健全性の確保を図る。
施設類型別ストック情報分析表①(2021年度)
施設情報の分析欄
道路、橋りょう・トンネルの有形固定資産減価償却率については、計画的に改修工事等を実施しており、類似団体や全国平均より低い水準となっている。公営住宅の有形固定資産減価償却率についても計画的に改修工事等を実施しており、全国平均や静岡県平均より低い水準となっている。認定こども園・幼稚園・保育園の有形固定資産減価償却率については、類似団体や全国平均と比べて低い水準となっているが、近年大規模な改修等を実施していないため上昇し続けている。学校施設の有形固定資産減価償却率については、全国平均や類似団体平均値より高い水準となっていることから、計画等に基づいた長寿命化改修等を実施していく。児童館及び公民館の有形固定資産減価償却率については、更新や新設等により築20年以下の建物も複数あることから類似団体や全国平均より低い水準となっている。
施設類型別ストック情報分析表②(2021年度)
施設情報の分析欄
有形固定資産減価償却率については、一般廃棄物処理施設、保健センター、庁舎では、類似団体を大きく上回る水準となっている。市民会館の有形固定資産減価償却率については大規模改修工事が令和2年に完了したことから全国平均を下回る水準となっている。庁舎の有形固定資産減価償却率については、市役所本館が昭和35年度に建設されすでに耐用年数を経過していることや、西館も建設から40年以上が経過していることなどから高い値となっている。また、福祉施設、体育館・プールの有形固定資産減価償却率についても、更新や大規模改修等を実施しておらず、老朽化が進んでいることから高い値となっている。保健センターについては、元々県の施設であったものを三島市が取得してから30年以上が経過していることから老朽化が進んでいるものの、新庁舎建設の際に複合化を予定している。一般廃棄物処理施設の有形固定資産減価償却率については、平成25年から27年にかけて大規模改修を実施したものの、一番古いもので建設から30年以上が経過し、老朽化が進んでいることから、高い値となっている。各施設については人口減少などの状況を踏まえ、計画的な維持修繕等による長寿命化対策を実施し、将来負担に備えて基金の積立て等財源の確保に努める。
財務書類に関する情報①(2021年度)
1.資産・負債の状況
一般会計等においては、資産総額が前年度末から941百万円の減少(△0.6%)となった。金額の変動が大きいものは有形固定資産であり、減価償却による資産の減少(4,264百万円)都市計画道路事業用地や五十路大橋耐震補強工事等などに伴う資産の取得(1,734百万円)を上回った。また、負債総額が前年度末から283百万円の減少(△0.6%)となった。金額の変動が大きいものは地方債であり、市民文化会館の整備が終了したこと等により398百万円の減少(△1.1%)となった。全体会計では資産総額が前年度末から1.365百万円の減少(△0.7%)、負債総額は1,084百万円の減少(△1.3%)、連結会計では資産総額が2,298百万円の減少(△1.1%)、負債総額が1,667百万円の減少(▲1.9%)となった。全体会計における負債の減は、一般会計等の負債において地方債の発行を抑制したこと(398百万円の減)が主な要因である。
2.行政コストの状況
一般会計等においては、純経常行政コストは37,145百万円となり、前年度末から8,338百万円の減少(△18.3%)、純行政コストは37,130百万円となり、前年度末か8,436百万円の減少(△18.5%)となった。これは、補助金等において、特別定額給付金の減(△10,906百万円)や、駐車場事業特別会計への繰出金の減(△1,000百万円)となったことが大きな要因である。また、社会保障給付においては、障がい者福祉の充実など伴い426百万円の増加(+4.8%)している。今後も、高齢者や児童、障がい者福祉の更なる充実などにより支出の増加が見込まれるため、既存事業の見直しや補助金等における支出の適正化を図り、経費の抑制に努める。全体会計では純経常行政コストが前年度末から6,903百万円の減、純行政コストが7,000百万円の減、連結会計では純経常行政コストが前年度末から5,998百万円の減、純行政コストが6,077百万円の減となっている。いずれも一般会計等の変動の影響を受けた額となっている。
3.純資産変動の状況
一般会計等においては、税収等の財源(36,506百万円)が純行政コスト(37,130百万円)を下回り、本年度差額は△624百万円となったことから、本年度末純資産残高は658万円の減少となり、国県等補助金の減により減少幅は大きくなった。今後は、三島駅南口再開発事業や新たな企業誘致を進めることで税収等の増加を図る。全体会計では、国民健康保険特別会計の国民健康保険税や介護保険特別会計の介護保険料が税収等に含まれることから、一般会計等と比べて税収等が8,026百万円多くなっており、本年度差額は△248百万円となった。
4.資金収支の状況
一般会計等においては、業務活動収支は3,326百万円で、財務活動収支については、地方債等発行収入が地方債の償還支出を下回ったことから、△430百万円となったが、投資活動収支については、市民文化会館改修工事や小中学校におけるネットワーク整備事業が完了したことなどから、△1,923百万円となった。従って本年度末資金残高は、前年度から973百万円増加し、2,189百万円となった。現在は、投資活動に必要な資金を税収等収入や地方債の発行収入によって確保できているものの、地方債の発行は将来の償還支出増加につながることから、事業の適正化を図り、計画的な投資活動を進めていく必要がある。全体会計では本年度末資金残高が1,179百万円の増加の4,492百万円、連結会計では本年度末資金残高が478百万円の増加の6,105百万円となった。
財務書類に関する情報②(2021年度)
1.資産の状況
住民一人当たり資産額及び歳入額対資産比率は類似団体平均値を上回っている。これは、市民文化会館施設工事や小中学校空調設備工事などを実施したことによって、類似団体よりも資産額が多いことが要因である。有形固定資産減価償却率については、類似団体平均を上回る結果となったが、類似団体平均値より伸びが大きく、全体としての施設の老朽化が進んでいるといえる。今後は、公共施設総合管理計画や個別施設計画に基づき、施設の集約化や長寿命化等を計画的に実施することで公共施設等の適正管理に努める。
2.資産と負債の比率
純資産比率は、平成28年より減少傾向であり、類似団体平均値を若干下回るものになった。地方消費税交付金等の増加の影響を受け、比率は昨年度と同率となった。純資産の減少は、将来世代が利用可能な資産を過去及び現世代が費消して便益を享受したことを意味するため、「三島市補助金ガイドライン」に基づいた補助金等支出の見直しを図り、行政コストの削減に努める。また、将来世代負担比率は、類似団体を上回っているが、前年度末と比べて0.3ポイント減少している。今後、三島駅南口再開発事業や公共施設等総合管理計画に基づいた施設の大規模改修等を予定していることから地方債発行額の増加が見込まれるものの、高利率の地方債の借換えや新規事業は優先順位が高いものに限定するなど、将来世代の負担の軽減に努める。
3.行政コストの状況
住民一人当たり行政コストは、特別定額給付金が終了したことにより前年度より大幅な減となったが、類似団体平均値と比較すると下回っている。純行政コストのうち25.2%を占める社会保障給付は前年に引き続き増加しており、今後も高齢化への対応や子育て施策の充実など支出の増加が想定されることから、支援対象の見極めや健康事業の普及を図ることで将来的な社会保障給付の増加傾向に歯止めをかけるよう努める。
4.負債の状況
住民一人当たりの負債額は類似団体平均値を上回っている。令和3年度については市民文化会館整備事業債(621百万)の皆減や公営住宅整備事業債の減があり、負債合計は283百万円の減(△0.6%)となったが、、人口も減少したことにより前年同額となった。基礎的財政収支については2,146百万円となり、類似団体平均値を下回ったものの、昨年の118百万円から改善した。これは業務収入において、税収入は減少したものの普通交付税や特別交付税等が増加し、業務活動収支が3,517百万円(+296百万円)となったことが要因である。今後、企業誘致や三島駅南口再開発事業を推進することで安定的な税収確保に努めるとともに、投資活動については、優先順位の高い事業に限定するなど、負債の増加を抑えていく。
5.受益者負担の状況
受益者負担比率は、、類似団体平均値を上回っている状況にある。経常費用については、特別定額給付金が終了したことにより補助金等で大幅に数値が減少したが、物件費等が1,111百万円(+10.4%)と増加しており、日々の業務や施設維持に係る費用は増加している。公共施設等の使用料等の適正化や利用回数を上げるための取組に加え、公共施設等総合管理計画に基づく計画的な施設管理を行い、受益者負担の適正化に努める。
類似団体【Ⅲ-3】
小樽市
江別市
酒田市
会津若松市
土浦市
取手市
狭山市
鴻巣市
戸田市
入間市
朝霞市
富士見市
三郷市
坂戸市
ふじみ野市
木更津市
成田市
我孫子市
鎌ケ谷市
印西市
青梅市
昭島市
小金井市
国分寺市
東久留米市
多摩市
伊勢原市
海老名市
座間市
多治見市
三島市
伊勢市
草津市
池田市
守口市
泉佐野市
富田林市
河内長野市
松原市
大東市
箕面市
羽曳野市
門真市
三田市
橿原市
生駒市
米子市
廿日市市
岩国市
大牟田市
飯塚市
筑紫野市
春日市
大野城市
諫早市
別府市
延岡市
霧島市
宜野湾市
浦添市
沖縄市
うるま市