経営の健全性・効率性について
①収益的収支比率:他会計繰入金等の減少により、収益的収支比率は減少した。今後経営改善に向けた取組が必要である。④企業債残高対事業規模比率:類似団体と比較すると同程度の値となっている。昨年度に比べ、企業債残高は減少し、使用料収入も増加したが、企業債に対する一般会計負担金が大きく減少したため、企業債残高対事業規模比率は上昇した。⑤経費回収率:類似団体と比較すると低い値となっている。平成30年度より、使用料の改定を行ったので、今後上昇すると予想される。⑥汚水処理原価:小作田浄化センターの供用開始に伴う維持管理費等の増加により、汚水処理原価が増加した。⑦施設利用率:平成29年度より、小作田浄化センターが供用開始となった。今後新規接続が見込まれるため、施設利用率は上昇すると予想される。⑧水洗化率:類似団体と比較しても低い値である。事業区域の整備が完了しておらず、年々処理区域が拡大しているため、新規接続者は増加しているものの、水洗化率は低い値のままである。
老朽化の状況について
昭和51年に事業を着手、平成4年より供用開始し、一番古い管渠でも供用開始から25年程度と比較的新しく更新時期に至っていないため、修繕・更新は行っていない。
全体総括
水洗化率の低さと使用料の低さが使用料収入の低迷につながり、各数値を押し下げている原因となっている。平成30年度より、使用料の改定を行ったので、今後各数値も上昇していくと予想される。