中津市:耶馬溪サイクリングターミナル

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収集されたデータの年度

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経営比較分析表(2017年度)

収益等の状況について

②他会計補助金比率については、平均値と比較すると高くなっているが、近年減少傾向にあり、継続して減少に努めていく。③宿泊者一人当たりの他会計補助金額については、耶馬溪サイクリングターミナルは宿泊事業だけでなくレンタサイクル事業もあることから実際は当該値は低くなると考えられるが、客単価と比較しても他会計へ依存している状況にある。④定員稼働率については、平均値を下回る状況にあるが、宿泊需要と宿泊料金の均衡が取れていない実態を受け、H29年度に料金の見直しをする等改善に取り組んでいる。

資産等の状況について

耶馬溪サイクリングターミナルは宿泊とレンタサイクルの2事業を行っており、レンタサイクル利用者の利用満足度の向上を図るためにも定期的な自転車の購入をする必要がある。また、建物は築40年を経過し、施設の老朽化も進んでおり、改修、修繕を見越しての設備投資見込額となっている。

利用の状況について

所在市町村の宿泊者数動向については、若干の上昇傾向にある。また、近隣スポーツ施設での大会時の利用者が利用者内訳の高い割合を占めている。当該宿泊施設の宿泊者数動向については、H24~25にかけて九州北部豪雨の影響で休館していた時期があるため、宿泊者数動向に関する数値が不十分となっている。今後、宿泊需要の動向や利便性の向上を考慮し、利用者の増加や収益の増加に努めていく。

全体総括

施設運営に関しては、老朽化や総収益における繰入金負担率の高さなど課題があるが、サイクルツーリズム事業という側面からみると、H28に「メイプル耶馬サイクリングロード活性化会議」の発足、H29に「台中市とのサイクルツーリズム及び観光友好交流の促進に関する協定」の締結、と市全体で観光誘客に取り組んでいる。これに伴いレンタサイクル事業の利用者は増加しているところである。これを機にサイクリングを通した体験型観光を推進し滞在時間の延長を図ることで宿泊・レンタサイクルの利用者増加をねらい、収益増加・経営改善に引き続き取り組んでいく。また、現在の経営状況や当該施設の地域住民との関わり等を踏まえ、指定管理制度の導入や営業体制の見直し等新たな視点での制度の検討を行っていく。

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