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人口が平成26年度17,823人から平成27年度17,543人へ280人減少(対前年度比-1.6%)したことや全国平均を大幅に上回る高齢化率37.5%(平成27年度末)に加え、町内に中心となる産業がないことから、財政基盤が弱く、類似団体平均0.32を大きく下回る0.26となった。町税は平成26年度より22,527千円減少(前年度比-1.6%)したが、今後も滞納額を圧縮していけるよう徴収業務の強化を図り、財政基盤の強化に努める。
起債発行額を年間9億円以内という目標を設定し、起債発行抑制により起債残高は減少傾向にあるため、公債費は平成26年度1,327,202千円から平成27年度1,258,156千円へ69,046千円減少し、公債費の経常収支比率も平成26年度18.5%から平成27年度16.3%へ改善した。全体の経常収支比率も類似団体平均より5.9%上回り、79.5%となった。平成27年1月1日に旧小田町・旧内子町・旧五十崎町の3町が合併して誕生した内子町で初めて経常収支比率が70%代となった。今後も扶助費の増加抑制は難しいが、人件費・公債費の義務的経費の削減を更に進め、財政構造の弾力性を確保する。
退職者不補充等による職員数の削減を図っているが、平成26年度211人から平成27年度209人で2人減少した。また平成26年度で住居手当の廃止及び職員の年齢構成の変化により、人件費は着実に減少してきている。よって、「人口1人当たり人件費・物件費等決算額」は平成26年度と比較して6,585円減少した。類似団体平均と比較すると19,687円少ないが、今後も歳出の抑制・定員管理の適正化によりコスト削減を図る。
類似団体と比較すると平成25年度は4.5ポイント、平成26年度は4.0ポイント、平成27年度は4.1ポイント、低く推移している状況が続いている。今後についても引き続き人事評価制度や勤務評価を全職員に適用し、公平かつ均衡のとれた給与制度を推進していく。
職員数は、平成26年度211人から平成27年度209人で2人減少、人口が平成26年度17,823人から平成27年度17,543人へ280人減少(対前年度比-1.6%)し歯止めがかからない状態であり、人口千人当たり職員数は平成26年度と比較すると0.07ポイント増加した。今後も少子化対策に取り組みながら、魅力ある町づくりをPRして、U・I・Jターンで定住促進を図り、充実した住民サービスが行えるよう行政効果が反映できる職員構成・職員数のバランスのとれた組織の維持に努めていきたい。
平成19年度決算における過去3ケ年平均が18.1%となり「公債費適正化計画」を策定した経緯があり、繰上償還や臨時財政対策債の借入をしないなどの財政運営を行ってきた。また、平成17年の合併以来、厳しい行政改革に取り組み、大規模事業を抑制してきた。その結果、平成22年度決算で14.2%、平成23年度決算で12.7%、平成24年度は11.6%、平成25年度は10.3%、平成26年度8.6%、平成27年度6.4%と着実に改善することができている。しかし全国平均と比較すれば、平均値を下回っており、引き続き内子町総合計画を推進しながら事業の必要性・緊急性を検証し厳しい事業選択を行い、地方債発行額の抑制をするなど健全財政を図っていく。
平成22年度33.9%、平成23年度18.6%、平成24年度は1.3%、平成25年度、平成26年度及び平成27年度は0%と順調に改善傾向となっている。これは、既発債の償還が一部終了したことによる地方債残高の減少と「公債費適正化計画」に基づいて起債を抑制していることなど、将来負担を減少させたことが最たる要因であり、そのことに加えて基金の増額による充当可能財源が増加したことなどによるものである。
職員数は平成26年度211人から平成27年度209人で2人減少した。また平成26年度で住居手当の廃止及び職員の年齢構成の変化により、人件費は着実に減少してきている。類似団体平均と比較しても2.0%高く推移しているため、今後も少子化対策に取り組みながら、魅力ある町づくりをPRして、U・I・Jターンで定住促進を図り、充実した住民サービスが行えるよう行政効果が反映できる職員構成・職員数のバランスのとれた組織の維持に努めていきたい。
指定管理者制度の活用や業務移管により、職員人件費等から委託料(物件費)へのシフトが起きているが、平成27年度は平成26年度と比較して3.0%減少した。今後もPDCAサイクルに基づき経常的経費を点検・分析・見直しを行い、経費削減に取り組んでいく。
国の制度に基づくものが多数を占め、また全国平均を大幅に上回る高齢化率37.5%(平成27年度末)により容易に削減できないものである。今後も扶助費の適正給付に努めると同時に、その他の経常経費の削減・抑制を図っていく。
<繰出金>特別会計への繰出金に対する支出額が大きい。全国平均を大幅に上回る高齢化率37.5%(平成27年度末)により、今後も介護保険給付費・後期高齢者医療費等は増加が予想されるので、健康増進・介護予防を図り、介護保険事業特別会計等の繰出金を抑制していく。
「補助金見直し指針」(19年8月策定)に基づき、事業効果や目標達成度の決算分析を行い、事業効果の低いものは削減し、適正な事業補助金に努めるなど経費削減を図ってきている。しかし、平成27年度は臨時交付金やマイナンバー制度関係経費などの臨時的経費により平成26年度より1.2%増加した。補助金・負担金は、支出先の決算状況を把握し、適切な補助額・負担額であるかを点検をしていく。今後もPDCAサイクルに基づき事務事業の点検・見直しを図っていく。
起債発行額を年間9億円以内という目標を設定し、起債発行抑制により起債残高は着実に減少していることから、元利償還額である公債費についても、平成25年度1,394,899千円、平成26年度1,327,202千円、平成27年度1,258,156千円と減少している。近年の改善により、類似団体平均値より2.0%改善された。今後も各長寿命化計画及び公共施設等総合管理計画により施設の新築でなはく延命化に重点を置き、大規模事業の取捨選択を行うとともに事業の前倒し、先送り及び縮小をしながら起債発行額を抑え、公債費を抑制していく。
公債費以外では、平成26年度から類似団体内平均値より下回るようになり、平成27年度では3.9%下回った。今後も地方自治法第2条第14項より、住民の福祉の増進に努めるとともに、最少の経費で最大の効果を挙げるように事務に取り組んでいく。
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