収益等の状況について
・他会計補助比率は、施設修繕が発生した年に高くなっている。・今後は施設の老朽化に伴い修繕費が嵩んでくることから、更新投資等に充てる財源を確保するため、宿泊客数の増加による収益の向上を図る必要がある。・剣山系一の森の頂上に位置しているため、気象条件等により客数が大幅に変動するが、宿泊者数の増加に向けた新規客(インバウンド含む)の獲得に努める。・併せて、平成32年度までに策定予定の経営戦略の中で、宿泊料金等の歳入確保策についても検討を進める。
資産等の状況について
・建物は、昭和48年度に建築され、築後44年が経過している。施設が耐用年数を超過しており、老朽化が顕著になっている。・そのため、施設設備投資費を今後10年間で1,100万円と見込んでいる。
利用の状況について
・宿泊需要は、一の森・美馬市ともに下降傾向にある。また、利用者が団体客から個人グループに移行している状況から、情報発信方法の検討も必要である。・特に、定員稼働率が著しく低い状況を踏まえ、宿泊客数増加に向けた対策を行う必要がある。
全体総括
・原材料費や維持修繕費の増加が見込まれているため、宿泊料金改定の検討も必要となる。・平成32年度までに策定を予定している経営戦略の中で、更新需要や利用料金の検討を踏まえると共に、今後の施設のあり方も含め検討を行っていく。