江津市:特定環境保全公共下水道

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収集されたデータの年度

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経営比較分析表(2017年度)

経営の健全性・効率性について

当市の特定環境保全公共下水道事業は、大きな集客施設であるしまね海洋館アクアスや県内屈指の海水浴場がある波子地区において、水質保全や住環境の向上を図るため、H13に事業認可を受け事業着手し、H17に供用開始したものである。①収益的収支比率は前年に比して3.95ポイントの改善となっている。これは、前年の資産管理システム構築など臨時的事業費が減少したことが主な要因である。なおH27数値が突出して高いのは、将来的な負担増に備えた臨時的な一般会計繰入金を受け入れたためである。④企業債残高対事業規模比率は、地方債償還費を一般会計繰入金で賄わなければならない状況であることからゼロになっている。⑤経費回収率は前年と比して7.84ポイントの改善、⑥汚水処理原価も78.02円の改善となっているが、類似団体の平均値と比較すると依然として開きが大きい。特に⑥汚水処理原価が低かったH25と比較すると、施設修繕費や汚水処理の過程で生成される汚泥の処分費が増加していることが、その要因として考えられる。⑦施設利用率は依然低い状況にあるが、⑧水洗化率は、接続家庭の増加により、着実に伸びてきている。

老朽化の状況について

現在当市においては、老朽管の更新等を行っていないため、管渠改善率の数値は出ていないが、今後必要となるストックマネジメントに係る計画の策定等の中で、より良い将来経営にむけた管渠・処理場の老朽化対策を図っていく必要がある。

全体総括

当市の特定環境公共下水道事業は、主にしまね海洋館アクアスを中心とした事業所使用料が大きな収入源であり、こうしたことが経費回収率の引き上げ要因となっている。しかし、恒常的に施設維持管理費に対して使用料等の収入が不足しており、上記のとおり増えてきた施設修繕費や汚泥処分費用に対する不足分は基金の取崩しにより対応しなければならない状況となっている。今後、対象地区の人口減少や高齢化の進行による使用料収入の逓減も懸念されるため、引き続き広報啓発等接続率の向上の取り組みやランニングコストの節減に努めるとともに、事業を継続していくための経営改善手法について検討する必要がある。

類似団体【D3】

函館市 美唄市 石狩市 森町 留寿都村 共和町 泊村 長沼町 新十津川町 苫前町 遠軽町 標茶町 弟子屈町 つがる市 外ヶ浜町 深浦町 大間町 佐井村 二戸市 八幡平市 西和賀町 住田町 田野畑村 軽米町 五城目町 羽後町 長井市 二本松市 二本松市 湯川村 柳津町 金山町 会津美里町 浅川町 常陸太田市 小美玉市 八千代町 鹿沼市 長野原町 横瀬町 神川町 上里町 芝山町 檜原村 新島村 阿賀野市 珠洲市 大月市 上野原市 小諸市 瑞穂市 輪之内町 揖斐川町 伊東市 菊川市 小牧市 弥富市 多気町 大台町 茨木市 市川町 福崎町 上郡町 安堵町 高取町 吉野町 御坊市 大田市 江津市 吉賀町 西ノ島町 笠岡市 井原市 総社市 新庄村 鏡野町 奈義町 久米南町 竹原市 大崎上島町 世羅町 山口市 萩市 徳島市 吉野川市 美馬市 板野町 つるぎ町 東みよし町 八幡浜市 伊方町 土佐町 梼原町 久留米市 太宰府市 宮若市 那珂川町 久山町 築上町 みやき町 玄海町 白石町 西海市 南島原市 小値賀町 宇城市 和水町 南小国町 益城町 豊後高田市 小林市 木城町 大宜味村