野迫川村:ホテルのせ川

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収集されたデータの年度

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経営比較分析表(2016年度)

収益等の状況について

まず④定員稼働率を見ると、平成25年度までは紀伊半島大水害の影響で利用者が少なかったが、平成26年度以降は徐々に利用者が戻ってきている。また平成26年度には「プレミアム付き宿泊券」、平成27年度には「プレミアム付き商品券」を野迫川村で発行したため利用者が増加した。また平成24年度に指定管理者制度を導入したことで、⑤売上高人件費比率が平成24年度から25年度に掛けて減少し、①収益的収支比率は増加している。平成26年度に掛けては、売上高の上昇以上に販売費及び一般管理費が掛かってしまったため①収益的収支比率は減少している。平成27年度においては、野迫川村に隣接している高野町で「高野山開創1300年祭」が行われ、それによる波及効果で野迫川村への来村者が増えたことにより、①収益的収支比率や④定員稼働率が増加したが、平成28年度においては、大方、平成26年度の数値に近いものに戻っている。

資産等の状況について

平成15年に借り入れを行った企業債の返済が、滞りなく行われていることにより企業債残高対料金収入比率が減少している。平成29年度に企業債の償還が完了する。

利用の状況について

平成24年度に指定管理者制度を導入し、運営方針等の転換により宿泊客数は徐々に増えている。平成26年度の増加は「プレミアム付き宿泊券」の発行による影響である。

全体総括

平成27年の「高野山開創1300年祭」による利用者数の一時的な増加は見られたが、年間を通しての利用者は徐々にではあるが増加している。しかし、利用者の大半は世界遺産「熊野古道小辺路」が通る伯母子岳の登山者であることから、冬季期間においては、積雪や路面凍結等の影響により、利用者が夏季期間の3分の1にも満たない状態である。冬季期間の集客をどうするかが、例年の課題である。運営については、指定管理による運営を継続する予定である。

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