収益等の状況について
①収益的収支比率、②他会計補助金比率と⑦EBITDAは、平均値をいずれの年度でも上回っており、比較的良好な数値と言える。③宿泊者一人当たりの他会計補助金額から⑥売上高GOP比率については多くの年度で平均値を下回っており、人員配置の見直しを行い、高い収益性を目指した取り組みを行っていく必要がある。主たる原因は定員稼働率の低さであるが、本施設が家族用ロッジであるため、週末にしか集客が見込めない面がある。宣伝広告の方法や割安感のあるパック料金の設定など、多面的に改善案を検討していきたい。
資産等の状況について
本施設は建築から25年を経過し、修繕費・更新費ともに増加の傾向となっている。修繕方法や更新物品の選定などを慎重に検討し、コスト削減に努力していく。
利用の状況について
町内の宿泊者数に占める本施設宿泊者割合は極少であることは、本施設の定員が25名と少ないことも一因ではあるが、定員稼働率の向上により改善を図りたい。
全体総括
本施設は、ゆとりのある空間に4人から6人のグループが宿泊をする自炊可能なログハウスであり、ホテルタイプの宿舎に比べるとどうしても収益性の面でハンディを抱える。施設の長所をブラッシュアップし、魅力的な見せ方で入込客の増加につなげていきたい。