収益等の状況について
①収益的収支比率から④定員稼働率までの数値については、高い稼働率を背景に施設単体での黒字化は達成できていないものの、平均値をいずれの年度でも上回っており、比較的良好な数値と言える。⑤売上高人件費比率から⑦EBITDAについては多くの年度で平均値を下回っており、人員配置の見直しを行い、高い収益性を目指した取り組みを行っていく必要がある。本施設は建築から45年、大規模改修から25年が経過しており、毎年多額の修繕費および設備の更新費が発生していることが収益率改善の大きな障害となっている。
資産等の状況について
本施設は建築から45年、大規模改修から25年が経過し、修繕費・更新費ともに増加の傾向となっている。修繕方法や更新物品の選定などを慎重に検討し、コスト削減に努力していく。
利用の状況について
本施設はゴルフ場のホテルと並び、本町の基幹となる宿泊施設である。宿泊者数・定員稼働率ともに堅調な数字で推移している。しかし一方で、上記の通り管理経費の負担が重く収益性を損ねている。
全体総括
本施設の課題は、老朽化による維持管理経費の削減にあると言える。修繕か更新か、または施設の建て替えかを計画的に判断しつつ、コスト削減を図りたい。