経営の健全性・効率性について
経常収支比率が100%を超え、累積欠損金も無い黒字経営となっています。これは平成29年4月1日に実施した料金改定により収益が増加したことによりますが、一方で一般会計からの繰出金に依存する部分が大きくなっています。これを少しでも解消できるよう経営改善を図っていく必要があります。水洗化率は僅かですが上昇しています。今後も下水道接続に向けた啓発を続けていきます。
老朽化の状況について
県流域下水道に接続しているため、施設としては管路とマンホールポンプのみとなります。管路については耐用年数を迎えるものはありませんが、マンホールポンプについては今後計画的に更新を行っていく必要があります。
全体総括
平成24年度に管渠整備を完了し、予定処理区域全域で供用を開始しています。今後は維持管理業務が中心となりますが、企業債の償還や施設更新、公共枡新設に伴う管路工事の財源確保が必要となります。平成29年度に料金改定を実施しましたが、今後も経営の安定化を図っていく必要があります。