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類似団体内では中位に位置し、景気低迷に伴う市民税の減等により平成20年度をピークに減少していたが、平成25年度は法人市民税の税収の増などにより基準財政収入額が増加し前年度より増加した。今後も引き続き、行財政改革により歳出の削減に努めるとともに歳入の確保に努め、財政基盤を強化していく。
経常収支比率は、景気回復により市税が増したものの、国の制度改正による小児用肺炎球菌ワクチン等の定期接種化など経常経費の増により前年度より上昇した。本市の状況は類似団体を下回るものの、年々悪化しているため、規律ある財政運営に努めていく。
定員適正化計画着実な実施、及び行政の効率化の推進により、本市の人口1人当たり物件費・人件費等決算額については、類似団体平均を下回っている。今後も、これらの取組みを引き続き進めていく。
平成18年度から平成22年度までの5年間を計画期間とした定員適正化計画において、合併前(平成16年4月1日現在)の総職員数6,499人の10%、650人の削減を目標に、事務事業の簡素化・集約化やアウトソーシングの積極的な活用などに取り組んできた結果、計画を24人上回る674人の削減を達成した。現在は平成23年4月1日から平成27年4月1日までの5年間を計画期間とした新たな定員適正化計画に基づき402人の削減を目指して事務事業の見直し等を進めており、平成25年度においては、計画値を5人上回る95人の削減を行った。
平成20年度以降、着実に将来負担比率が改善しており、25年度も市債残高の減や外郭団体における債務負担額の減などにより前年度より低下した。また、本市は、元金ベースでのプライマリーバランスを黒字とするよう財政運営を進めており、その成果が一因と考えている。
定員適正化計画を着実に実施したことにより、前年より0.3ポイント削減した。類似団体平均を下回る水準であり、今後も定員適正化計画を着実に実施し人件費の削減に努める。
本市は平成17年度に12市町村の合併を行い類似団体で最も広い市域を有する。そのため管理する施設も多く、物件費に係る経常収支比率が類似団体の平均を上回っている。今後も、施設の廃止等の資産経営の合理化を推進し、圧縮に努める。
扶助費の中で大きな割合を占める生活保護費が低く、他の類似団体と比較し低い率で推移しており、前年と横ばいの数値となった。景気低迷や高齢化により今後は増加が予想される。
平成24決算については、道路橋りょう関係の維持補修費の増、平成25決算については、民生関係の貸付金の増などにより、対前年度と比較し上昇した。本市は平成17年度に、過疎地域を含む12市町村の合併を行い類似団体で最も広い市域を有し、簡易水道、農業集落排水など単独では収支が取り難く繰出金を要するため、類似団体平均を上回っている。今後、事業経営の適正化をさらに進め繰出金等の圧縮に努める。
団体運営費補助の廃止など補助金について継続して見直しを進めており、その成果により補助費等に係る経常収支比率が類似団体平均を大きく下回っている。引き続き見直しを進める。
公債費以外の経常収支比率は類似団体平均を下回るものの、扶助費の増加等により前年よりポ1.0ポイント上昇している。今後も扶助費の増加は見込まれることから、更なる経常経費の圧縮に努める。
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