収益等の状況について
「定員稼働率」「売上高GOP比率」「EBITDA」は平均値を下回っていますが、「焼岳頂上付近の山小屋」という特性上、単純な比較は困難です。直近5年間の経常収支は黒字で、経営は安定しているといえます。
資産等の状況について
築45年以上が経過しているため、設備の老朽化が進み、「有形固定資産減価償却率」は平均値を上回る50%前後で推移しています。今後、H31年度以降、改築整備を実施する予定です。
利用の状況について
焼岳頂上付近の山小屋であるため、主な利用者は登山者です。近年の利用者数は横ばいで推移しています。
全体総括
焼岳小屋は、活火山である焼岳山域で唯一の山小屋です。施設の老朽化が随所にみられることから、改築に向けた整備計画が進行中で、H31年度以降には着工予定です。立地条件、自然条件に左右される部分が大きいですが、観光資源でもあり、噴火災害時の避難所という性格も考慮に入れながら、長期的視野に基づいた経営努力を行っていきます。