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平成26年度の経常収支比率は、分子である経常経費充当一般財源等が、物件費などの増により増加したものの、分母である歳入経常一般財源等が特別区税及び財政調整交付金が増加したことなどにより、前年度に比べ1.1ポイント改善し、類似団体内の順位は13位となっている。
平成26年度のラスパイレス指数は98.9であり、前年に比べ1.5ポイント低下し、全国市平均と同様の動きとなっている。平成23年度及び24年度は、国家公務員の時限的な給与改定特例法による措置があったため指数が大きくなっている。国家公務員の時限的な給与改定特例法による措置がないとした場合の24年度の指数は100.2である。
平成26年度は、前年度に比べ0.16人減少している。適正な職員定数の配置により、ここ数年減少傾向を続けている。類似団体に比べてもやや少ない数値を保っている。
平成26年度の実質公債費比率は、元利償還金の減などにより-1.2%となり、前年度に比べ、0.6ポイント改善した。類似団体内の順位は13位となっている。今後も財政基盤の健全性が維持されるよう、長期的視点に立った財政運営を行っていく。
過去の起債抑制、地方債の順調な償還等により起債残高が減少したことにより、前年度に引き続き将来負担比率は発生していない。引き続き、実質的な区の将来負担を把握し、安定した財政基盤の構築に努めていく。
「大田区職員定数基本計画(平成26~28年度)」に基づき、適正な職員定数の配置を行った。平成26年度は給与改定等により人件費決算額は増加したものの、経常的一般財源が増加したため、人件費に係る経常収支比率は0.7ポイントの減となった。
近年、生活保護費と児童福祉費が増加傾向を示している。平成26年度は生活保護費や障害者自立支援対策などが増加したものの、分母である歳入経常一般財源等が増加したため、扶助費に係る経常収支比率は、前年度に対し0.1ポイントの減となっている。しかし、類似団体平均を2.3ポイント上回っている状況であり、今後も扶助費の伸びが想定される。
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