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東京都を除いた道府県の中で最も上位のグループ(財政力指数が0.5以上1.0未満)に分類されており、全国では高い方から9番目となっている。近年は企業収益の回復などに伴い,6年連続で改善している(平成29:0.64490→平成30:0.64818)。
県税収入などの増加により,分母である経常一般財源が増加したが,分子である経常経費充当一般財源の公債費の増加が大きかったため,昨年度と比較して0.4ポイント増加となった。他の都道府県との比較では,全国的には低い方から18番目となっている。今後とも,課税の適正化や県有財産の有効活用などによる自主財源確保に努めるとともに,職員の適正配置や事務事業の見直しなどを行うことで財政の弾力性確保に努めていく。
平成30年度は,施設管理に係る維持補修費などの増により,昨年度と比較して797円増加している。グループ内の平均を上回っており,全国では低い方から16番目となっている。今後とも,職員の適正な定数管理や職員給与等の適正化に努めるとともに,公共施設等の効率的・計画的な維持管理に努めていく。
平成29年度より55歳超職員の昇給停止や勤続年数に応じた昇給上乗せの廃止など,給与水準を抑制する措置を行ったことから,平成28年度をピークにラスパイレス指数は緩やかに低下している。他の都道府県との比較では,グループ内の平均を上回っていることから,引き続き,国や他団体の状況,民間給与の状況等を踏まえながら,職員給与の適正化を図っていく。
人口10万人当たりの職員数については,総人口ベースでは全国で少ない方から14番目,政令市を除く人口ベースでは少ない方から3番目となっている。今後とも,時代のニーズに柔軟かつ的確に対応できるよう,職員が新たな発想で積極的に挑戦できる体制,スピード感のある事務執行体制,「選択と集中」によるメリハリのある体制の3つの柱を基本とした,組織体制づくりと適正な人員配置を行っていく。
昨年度に続きグループの平均を下回っており,全国で低い方から12番目となっている。平成11年度以降,公共投資の重点化に努めてきたことにより比率は改善傾向にある。高利の既発債の償還により利子が減少したことなどから,30年度は前年度と比較し0.4ポイント改善した。財政健全化目標として当該指標の全国中位以下の維持を掲げており,公共投資に充てる県債の発行額については引き続き適切にコントロールしていく。
将来負担額から充当可能財源等を差し引いた分子の減(-343億円)等により,前年度と比較し,6.5ポイントの減となっている。分子の減については,一般会計等地方債現在高の減や退職手当支給予定額の減等によるものである。他の都道府県との比較では,昨年度と同様グループ内及び全国の平均を上回っており,全国でも高い方から14番目となっている。引き続き,保有土地等に係る将来負担額の計画的な解消に取り組み,財政の健全化を推進していく。
平成30年度については,給与改定などにより人件費が増となったが,県税収入の増等により分母の増が大きかったため,昨年度と比較して0.6ポイント減少している。グループ内の平均を上回っており,全国では高い方から3番目となっている。引き続き,「茨城県総合計画」に基づき職員数の適正化に取り組むとともに,国や他団体の状況等を踏まえた職員給与等の適正な管理を進めていく。
グループ内の平均を上回っており,昨年度と比較して0.1ポイント増加していることから,事務事業のスクラップアンドビルドなどにより内部管理経費の節減に継続して取り組み,経常的な経費の節減に努めていく。
平成30年度については,国民健康保険事業の制度改正に伴う,国民健康保険特別会計への繰出金の増等により,昨年度と比較して2.5ポイント増加している。グループ内の平均を上回っており,全国では,高い方から20番目となっている。引き続き,効率的・計画的な維持管理・更新等を推進していく。
平成30年度については,国民健康保険事業の制度改正に伴う,市町村への国民健康保険都道府県調整交付金の減等により,前年度と比較して2.3ポイント減少している。グループ内の平均は下回っており,引き続き,補助対象や補助率などの見直しを行うなど補助金の適正化を推進していく。
分子である公債費が増加したため,昨年度と比較して0.7ポイント増加している。グループ内の平均を下回っており,全国では,低い方から13番目となっている。公共投資に充てる県債の発行額等については,引き続き適切にコントロールし,公債費負担の抑制に努めていく。
社会保障関係経費の増や給与改定による人件費の増などにより,公債費以外の経費が増加しているが,県税収入の増などによる分母の増加が大きかったため,昨年度と比較して0.3ポイント減少している。グループ内の平均を下回っており,全国では,高い方から13番目となっている。引き続き,「茨城県総合計画」に基づき,定員の適正化や事務事業をの見直しによるコスト削減や事業の効率化に努めていく。
(増減理由)企業誘致を進めるための企業立地促進基金の造成や,地域医療介護総合確保基金を積み増したこと等により,特定目的基金が約92億円増加し,基金全体も増加している。(今後の方針)積立の規模については,今後の収支見通し等を踏まえ,安定的に事業を実施し,県民生活をしっかり支えていけるよう残高を確保していく。そのため,行財政改革,経費節減等の取組みを進めることにより,財源を確保していく。また,国費関連の基金は,必要額の確保に向け国へ要望を行っていく。増減の見込については,短期では,国民体育大会・障害者スポーツ大会開催基金を令和元年度に全額取り崩すことから減少が見込まれる。一方,中長期では,公共施設等の老朽化への対応のため,公共施設長寿命化等推進基金などを確保していく必要がある。
(増減理由)平成30年度中の財源確保額の積立を行ったことにより,増加している。(今後の方針)積立の規模については,今後の収支見通し等を踏まえ,安定的に事業を実施し,県民生活をしっかり支えていけるよう残高を確保していく。そのため,行財政改革,経費節減等の取組みを進めることにより,財源を確保していく。増減の見込については,令和6年度までの収支見通しにおいて約90億円の財源不足が見込まれていることから,毎年度の予算編成で必要な場合には取崩しを行っていく。
(増減理由)平成30年度中の運用益の積立を行ったことにより,増加している。(今後の方針)積立の規模については,今後の収支見通し等を踏まえ,県債の計画的な償還に備え残高を確保していく。そのため,行財政改革,経費節減等の取組みを進めることにより,財源を確保していく。増減の見込については,令和6年度までの収支見通しにおいて約90億円の財源不足が見込まれていることから,毎年度の予算編成で必要な場合には取崩しを行っていく。
(基金の使途)災害対応,社会保障関係施策,教育・文化振興,環境保全,産業振興や公共施設等の老朽化対策など使途に応じた基金を設置している。(増減理由)企業誘致を進めるための企業立地促進基金の造成や,地域医療介護総合確保基金を積み増したこと等により,特定目的基金が約92億円増加し,基金全体も増加している。(今後の方針)積立の規模については,各基金の目的に沿って,関連する事業が安定的に実施できるよう,事業計画を踏まえながら管理・運営していく。そのため,行財政改革,経費節減等の取組みを進めることにより,財源を確保していく。また,国の施策に基づく基金については,本県の必要額を確保できるよう国へ要望していく。増減の見込については,短期では,国民体育大会・障害者スポーツ大会開催基金を令和元年度に全額取り崩すことから減少が見込まれる。一方,中長期では,公共施設等の老朽化への対応のため,公共施設長寿命化等推進基金などを確保していく必要がある。
本県では,平成26年度に策定した茨城県公共施設等総合管理計画における基本方針において,「施設の長寿命化」,「資産総量の適正化」及び「資産の有効活用」を掲げている。有形固定資産減価償却率は類似団体より低い水準にあるが,主な要因としては,事業用資産のうち建物及びインフラ資産のうち漁港港湾施設の減価償却率が低いことが挙げられる。引き続き,公共施設等総合計画等に基づき,老朽化対策に積極的に取り組んでいく。
債務償還比率は類似団体平均と同程度でやや下回っており,減少傾向にある。主な要因としては,一般会計等地方債現在高の減や退職手当支給予定額の減等が挙げられる。引き続き公共投資の重点化・効率化に努め,県債の新規発行を適切にコントロールするなど,将来負担額等の縮減に取り組んでいく。
将来負担比率は減少傾向にあるが,類似団体と比較して高い水準にある一方,有形固定資産減価償却率は低い状況となっている。将来負担比率については,標準財政規模から算入公債費等を差し引いた分母に対する充当可能基金の割合が,類似団体の平均に比べ低いことなどが主な要因として考えられる。また,有形固定資産減価率については,事業用資産のうち建物及びインフラ資産のうち漁港港湾施設の減価償却率が低いことが主な要因として考えられる。引き続き,公共施設等総合計画等に基づき,老朽化対策に積極的に取り組んでいく。
将来負担比率は減少傾向にあるが類似団体と比較して高いものの,実質公債費率は低い状況となっている。将来負担比率については,標準財政規模から算入公債費等を差し引いた分母に対する充当可能基金の割合が,類似団体の平均に比べて低いことなどが主な要因として考えられる。また,実質公債費比率については,公共投資の重点化に努めてきたことが主な要因として考えられる。引き続き適切な県債発行に努め,将来負担額や公債費の縮減に取り組んでいく。
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