経営の健全性・効率性について
・収益的収支比率について、人口減少等により料金収入の増収が見込めず、一般会計繰入金(基準外)に依存している状況です。・汚水処理原価、水洗化率について接続率向上の推進に努め、最適な処理方法を検討していきます。・施設利用率について、類似団体と比較し若干高い割合となっておりますが、今後は各施設における現在処理能力を分析し過大なスペックにならないよう規模縮小も視野に入れ検討していきます。
老朽化の状況について
全体総括
本事業において、H16年の料金改定以降、現行の料金体系となっており、経費回収率の数値のとおり汚水処理費を料金収入で賄えていないのが現状でありますが、地域間の格差を生じさせないため、公共下水道事業の使用料金を適用していることから、引き続き経費節減など経営努力に努めていきます。また、農業集落排水事業は4施設を運営しており、古い施設では供用開始後約35年を経過しているため、機能低下等の的確な状況把握を通じて、各地域の施設を対象とした改造・更新を実施していきます。今後の見通しでは、基準外繰入金の増加が懸念されますが、維持管理のあり方についても再検討し削減に努めます。投資計画についても、H29年度策定予定である「士別市下水道事業経営戦略」に基づき、将来の経営状態を見据えながら計画的に進めていきます。