経営の健全性・効率性について
大津市では、農業集落排水事業を市内1箇所で実施してきたが、老朽化した処理施設の更新費用に対する収入が見込めないため、平成28年4月に公共下水道への切り替えを行い事業を廃止した。平成28年度は、歳入も歳出も残務処理のみであり、経営の健全性・効率性については考慮していない。
老朽化の状況について
公共下水道への切り替えに伴い、平成28年度以降は下水道事業により管渠の改善を図る。農業集落排水事業としては管渠改善費用はない。
全体総括
処理施設の老朽化が著しく更新が必要であるものの、処理区域内人口は減り続けており、使用料収入だけでは費用が足りず、また、更なる受益者負担金を強いることも困難であり、事業を廃止し公共下水道に切り替えたことは妥当と考える。