収益等の状況について
当該施設は指定管理者制度により運営している。令和3年度は宿泊者数の増加により、宿泊者数一人当たりの他会計補助金額は減少したものの、他会計補助金比率は類似団体と比較して依然高く、一般会計からの繰入金への依存度が高い状態が続いている。令和4年度に策定した「真庭市津黒高原観光事業経営戦略」に基づき計画的かつ実効性のある経営改善に向けた取組を行っていく。
資産等の状況について
施設の老朽化が進んでおり、利用者の安全確保、利便性向上のため、整備計画に基づき必要な改修等を行っていく。
利用の状況について
①宿泊者数3,446人(前年比+812人)②日帰入浴6,362人(前年比-265人)③キャンプ3,278人(前年比-16人)④スキー3,886人(前年比+2,611人)⑤昼食他1,598人(前年比-562人)合計18,570人(前年比+2,580人)宿泊者数は、コロナ前の水準には達していないが、回復の兆しが見られる。スキー場、キャンプの利用者数は、天候の影響により大きく変動するため、安定した利用が見込める教育旅行や体験ツアーなどの企画を引き続き積極的に行う必要がある。
全体総括
津黒高原荘は、地域資源を活用した様々な取組が行われている中和地域の中核施設としてなくてはならない存在となっている。周辺の施設等と連携した教育旅行や体験ツアーなどを実施することにより地域全体の価値を高める役割を担っている。ただし、施設の老朽化が進んでおり、今後も計画的な施設改修を行っていく必要がある。