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2013年度
指定団体等の指定状況
財政健全化等財源超過首都近畿中部過疎山振低開発指数表選定
人口の推移
産業構造
財政比較分析表(2018年度)
財政力
財政力指数の分析欄
財政力指数は、基準財政収入額を基準財政需要額で除して得たものの3か年間平均値です。平成30年度の財政力指数は、前年度より0.01ポイント増加しました。類似団体平均値との比較では、0.11ポイント上回っています。平成30年度は基準財政収入額、基準財政需要額ともに前年度と比較して増となりました。特別区税は引続き増となったものの、義務的経費も増となっていることから、より一層事務事業の見直しなどを行い、バランスのとれた財政運営を目指していきます。
財政構造の弾力性
経常収支比率の分析欄
経常収支比率は、毎年度、経常的に支出される経費に充当された一般財源の額が、経常的に収入される一般財源などの合計額に占める割合です。平成30年度の経常収支比率は、前年度を0.8ポイント下回りました。これは、経常的経費充当一般財源等が約12億円増加したものの、経常的一般財源等総額が約21億円増加したことによるものです。類似団体平均値との比較では、2.3ポイント上回っています。今後も、経常的な経費の縮減を図り、収支の均衡と共に、財政構造の弾力性を維持することで、安定的かつ健全な財政運営に努めていきます。
人件費・物件費等の状況
人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄
人件費は前年度と比較して1.5%の減、物件費は5.1%の増となりました。類似団体平均値と比較して高い要因として、人件費については、福祉系職員が多い傾向にあることによります。また物件費については、各種委託費等の増の影響によるものです。今後も継続的に職員数の適正化及び事務の効率化に努めていきます。
給与水準(国との比較)
ラスパイレス指数の分析欄
ラスパイレス指数は、国家公務員の給料を100とした場合の地方公務員の給与水準を指数で表したものです。平成31年4月1日現在のラスパイレス指数は、前年と比較すると0.7ポイント減少しました。これは、国家公務員の給与がプラス改定だった一方、特別区の給与は据え置かれたこと、高年齢層(55歳以上)職員の昇給が3号から4号抑制となり、給料の上昇が抑えられたことによるものです。概ね国家公務員の給与水準と均衡していますが、今後も引き続き職員給与の適正化に努めていきます。
定員管理の状況
人口1,000人当たり職員数の分析欄
類似団体と比較して保育園、児童館で勤務する福祉系職員が多い傾向にあることから、人口千人当たり職員数も類似団体平均値と比べて大きくなっています。職員数の適正化については、これまで職員数の削減に鋭意取り組んできました。具体的には、「第3期基本構想実施計画」(平成29年度~平成31年度)に基づき、多様化する区民ニーズに的確に対応していくため、新たな業績評価等を通じ事務事業の徹底した見直しを行うとともに、組織の見直し及び各部署の事務量の変化に応じて、引き続き職員数の適正化に努めていきます。
公債費負担の状況
実質公債費比率の分析欄
実質公債費比率は、借入金の返済額及びこれに準じる額の大きさを指標化したものであり、地方公共団体の一般会計等の支出のうち、義務的に支出しなければならない経費である公債費やそれに準じた経費を、その団体の標準財政規模から一定額を控除し、除したものの3か年間平均値で、資金繰りの危険度を示すものです。平成30年度の実質公債費比率は、前年度より0.1ポイント減少し、平成17年度から13年連続の減少となりました。類似団体平均値との比較では、平成19年度以降、下回って推移しており、平成30年度も1.1ポイント下回っています。
将来負担の状況
将来負担比率の分析欄
将来負担比率は、地方公共団体の一般会計の借入金(地方債)や将来支払っていく可能性のある負担等の現時点での残高の程度を指標化したものであり、地方公共団体の一般会計等が将来的に負担すべき実質的な負債にあたる額(将来負担額)から負債の償還に充てることができる基金等(充当可能財源等)を控除した上で、その団体の標準財政規模から一定の額を控除して除したもので、将来における財政の圧迫する可能性の高さを示すものです。平成30年度の将来負担比率は、将来負担額に対して充当可能財源等が上回っているため、引き続き0.0となっています。
経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2018年度)
人件費
人件費の分析欄
平成30年度の人件費の経常収支比率は、退職手当の減により前年度より1.3ポイント減少しました。類似団体平均値との比較では、大きく上回って推移しています。平成28年度は、平成19年度の団塊の世代の職員の大量退職期以来の2度目のピークであったことから、平成29年度以降は、減少傾向が続くと見込まれますが、今後も引き続き職員数の適正化などを進め、人件費総額の抑制に努めていきます。
物件費
物件費の分析欄
平成30年度の経常収支比率における物件費の割合は、前年度と同数値となりました。類似団体平均値との比較では、平成30年度は3.2ポイント上回っています。今後も引き続き、事務事業の効率化と見直しなどにより、経費の削減に努めていきます。
扶助費
扶助費の分析欄
平成30年度の扶助費の経常収支比率は、前年度より1.2ポイント増加し、13年連続の増加となりました。これは児童の保育委託等の増が主な要因となっています。類似団体平均値との比較では、大きく下回って推移しており、平成30年度も4.7ポイント下回っています。本格的な少子高齢社会が進展する中、子育て支援施策・高齢者施策・障害者施策の充実など、社会保障関係経費の増加傾向は今後も継続する見込みです。
その他
その他の分析欄
その他は、維持補修費、繰出金、貸付金の合計となります。平成30年度の経常収支比率は、前年度より0.2ポイント減少しました。類似団体平均値との比較では、平成30年度は1.1ポイント下回っています。その他は繰出金の占める割合が大きいため、今後も引き続き、適正に公営事業等への繰出しを行っていきます。
補助費等
補助費等の分析欄
平成30年度の補助費等の経常収支比率は、前年度より0.1ポイントの増加となりました。似団体との比較では、平成16年度以降ほぼ同水準で推移しています。今後も引き続き、適切な執行に努めていきます。
公債費
公債費の分析欄
平成30年度の公債費の経常収支比率は、昨年度と比べ0.6ポイントの減となりました。類似団体平均値との比較は、平成30年度は0.7ポイント下回っています。今後も、世代間の負担の公平性、地方債残高、年度ごとの償還規模などを考慮しながら、計画的な特別区債の発行に努めていきます。
公債費以外
公債費以外の分析欄
平成30年度の公債費以外の経常収支比率は、前年度より0.2ポイント減少と、ほぼ同数値となりました。類似団体平均値との比較では、平成23年度以降、8年連続上回って推移しており、平成30年度は3.0ポイント上回っています。今後も引き続き、経費の削減と適切な執行に努めていきます。
目的別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2018年度)
目的別歳出の分析欄
民生費は、住民一人当たり194,358円となっており、歳出全体の44.0%を占めています。民生費全体額では前年度から6.2%の増となっておりますが、これは児童の保育委託や新たな保育所の整備費の増等が主な要因です。類似団体平均と比較して高い水準にある教育費は住民一人当たり101,945円となっております。教育費全体では前年度から26.3%の増となっておりますが、これはスポーツセンター改修工事や誠之小学校の改築等の投資的経費が増加したことが主な要因です。
性質別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2018年度)
性質別歳出の分析欄
歳出決算総額は、住民一人当たり441,584円となっています。主な構成項目である人件費は、住民一人当たり84,878円となっており、その推移は、行財政改革の推進により、平成25年度まで減少傾向にありました。その後も職員数の適正化に取り組んでいますが、類似団体平均と比べて高い水準にあります。これは、本区が福祉系職員が多いことが主な要因です。類似団体平均と比較して高い水準にある物件費は、住民一人当たり78,695円となっており、これは近年の委託経費の増加等によるものです。今後も引き続き、事務事業の効率化と見直しなどにより、経費の削減に努めていきます。
実質収支比率等に係る経年分析(2018年度)
分析欄平成30年度の実質収支額・財政調整基金残高の標準財政規模に対する割合は、前年度より8.26ポイント減少しました。これは、分母である標準財政規模の31億3,600万円(5.8%)の増加に加え、分子である実質収支額・財政調整基金残高が前年度比30億1,700万円(-10.1%)の減少となったことで、割合が減少しました。また、実質単年度収支の標準財政規模に対する割合は、2年連続でマイナスとなりました。
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連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2018年度)
分析欄連結実質赤字比率は、当該団体にかかる全ての団体を一法人として全ての会計を合算し、その赤字の程度を指標化したものであり、歳出に対する歳入の不足額(実質赤字額)の合計をその団体の一般財源の標準的な規模で表す標準財政規模の額で除したもので、全てを含めた財政運営の深刻度を図るものです。グラフでは、実質収支が黒字である場合は黒字額に、赤字である場合は赤字額に表記されます。平成30年度の全会計実質収支額の標準財政規模に対する割合は、前年度より2.73ポイント減少しました。これは、分母である標準財政規模が5.8%(31億3,600万円)増加したことに加え、分子である全会計実質収支額が前年度より-18.1%(11億8,600万円)減少した結果です。
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実質公債費比率(分子)の構造(2018年度)
分析欄実質公債費比率は、借入金の返済額及びこれに準じる額の大きさを指標化したものであり、地方公共団体の一般会計等の支出のうち、義務的に支出しなければならない経費である公債費やそれに準じた経費を、その団体の標準財政規模から一定額を控除し、除したものの3か年間平均値で、資金繰りの危険度を示すものです。平成30年度の元利償還金等は、前年度より3億7,000万円(-25.5%)減少しました。また、総務大臣が定める算入公債費等は、前年度より1億6,500万円(-4.5%)減少しましたが、22年度から引き続き、9年連続で分子は負数となりました。
分析欄:減債基金減債基金積立相当額の積立ルールが30年償還で毎年度の積立額を発行額の30分の1として設定しているのに対して、本区においては満期一括償還での借入れは5年または10年での償還を見込んで積み立てているため、減債基金残高と減債基金積立相当額に乖離が生じている。
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将来負担比率(分子)の構造(2018年度)
分析欄将来負担比率は、地方公共団体の一般会計の借入金(地方債)や将来支払っていく可能性のある負担等の現時点での残高の程度を指標化したものであり、地方公共団体の一般会計等が将来的に負担すべき実質的な負債にあたる額(将来負担額)から負債の償還に充てることができる基金等(充当可能財源等)を控除した上で、その団体の標準財政規模から一定の額を控除して除したもので、将来における財政の圧迫する可能性の高さを示すものです。平成30年度の充当可能財源等は、前年度より3.7%(-37億9,800万円)減少し、将来負担額が6.9%(11億2,200万円)増加しましたが、分子は引き続き負数で推移しています。
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基金残高に係る経年分析(2018年度)
基金残高合計
基金全体
(増減理由)・当初予算編成における歳入不足を補てんするため「財政調整基金」を53億円取り崩すとともに、各種施設整備費に充当するため「学校施設建設整備基金」「区民施設整備基金」を47億円取り崩した一方で、今後引き続く学校改築等に備えて「学校施設建設整備基金」に63億円を積み立てるとともに、「財政調整基金」への積立を行ったこと等により、基金全体として、7億円の減となりました。(今後の方針)・適切な予算編成と執行により生じた財源を基金に積み立てます。施設整備関係の基金については、公共施設の老朽化に伴う改築・改修に有効に活用していきます。財政調整基金については、中長期的な財政状況を見据え、単年度の収支不足額を削減し、繰入額の抑制に努めます。・各予算編成の段階などの機会を捉えて、基金の積立・取崩の状況を区民の方にさらにわかりやすく公表します。
財政調整基金
財政調整基金
(増減理由)・当初予算編成における歳入不足を補てんするための取り崩し額(53億円)が、9月補正予算編成における新規積立(26億円)等の積立額を上回ったことが、基金残高の減要因です。(今後の方針)・適切な予算編成と適切な予算執行により生じた財源を基金に積み立てます。また、単年度の収支不足額を削減して基金の繰入抑制を行い、基金残高の維持に努めます。
減債基金
減債基金
(増減理由)・利子積立70万7千円の増加が基金残高の増要因です。(今後の方針)・特別区債の満期一括償還に備え、返済年度までの間に毎年計画的に積立を行います。また、返済年度には、それまでに積み立てた基金を取り崩し償還金に充当します。
その他特定目的基金
その他特定目的基金
(基金の使途)「学校施設建設整備基金」:学校の施設建設及び整備「区民施設整備基金」:区民施設等(学校施設を除く。)の建設及び整備「子ども宅食プロジェクト基金」:子ども宅食プロジェクト事業の運営(増減理由)「学校施設建設整備基金」:学校施設の快適性向上事業、誠之小学校の改築等、学校施設の整備に活用するため、22億円を取り崩して工事費に充当する一方で、今後引き続く学校改築等に備え、63億円の新規積立を行いました。「区民施設整備基金」:文京スポーツセンター・教育の森公園施設の改修工事、青柳保育園建設工事などに活用するため、25億円を取り崩して工事費に充当しました。新規積立は行っていません。「子ども宅食プロジェクト基金」:クラウドファンディングの手法等により募った寄付金(5,700万円)を、全額基金に積み立てました。また、3,800万円を取り崩し、事業を実施するコンソーシアム(共同体)の事業補助に充当しました。(今後の方針)「学校施設建設整備基金」「区民施設整備基金」:適切な予算編成と適切な予算執行により生じた財源を基金に積み立てます。また、今後引き続く施設の整備に活用するため、基金を取り崩して事業に充当します。「子ども宅食プロジェクト基金」:引き続き、子ども宅食プロジェクト寄付金を原資として基金に積み立て、基金を取り崩して事業経費に充当します。
公会計指標分析・財政指標組合せ分析表(2018年度)
有形固定資産減価償却率
有形固定資産減価償却率の分析欄
有形固定資産減価償却率は平均に近い水準にあり、固定資産の老朽度合は平均的になっています。本区では平成29年に公共施設等総合管理計画を策定しており、当該計画に基づいた施設の維持管理を適切に進めています。
(参考)債務償還比率
分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析
分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析
有形固定資産減価償却率が前年度から1.5ポイントマイナスになっています。スポーツセンター改修等の有形固定資産の新規取得により有形固定資産減価償却率が減少しています。
分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析
分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析
実質公債費比率については、連続してマイナスとなり、元利償還金の減少等により、前年度と比較して0.1ポイントマイナスとなっています。地方債によらない財政運営となっているため、実質公債費比率が低くなっていますが、健全な財政運営を継続しつつ、公共施設が安全に使用できるよう施設の老朽化等に対応していく必要があります。
施設類型別ストック情報分析表①(2018年度)
施設情報の分析欄
有形固定資産減価償却率については、ほとんどの類型において平均に位置づく状況です。しかし、認定こども園、幼稚園、保育所は類似団体内順位1位となっており、有形固定資産減価償却率が高くなっています。これは、区立保育園19施設のうち17施設が築30年を経過し、うち6施設が築50年を経過していることが要因と考えられます。老朽化が進行した施設にについては、改修等の対策を検討していきます。
施設類型別ストック情報分析表②(2018年度)
施設情報の分析欄
図書館が類型団体内順位2位となっており、有形固定資産減価償却率が高くなっています。これは区立図書館10施設のうち6施設が築30年を経過していることが要因と考えられます。また、体育館・プールでは、スポーツセンター改修による有形固定資産の新規取得により有形固定資産減価償却率が減少しています。築30年を経過し、大規模改修が実施されていない施設については、老朽化の進行状況を考慮し、改修等の対策を検討していきます。
財務書類に関する情報①(2018年度)
1.資産・負債の状況
一般会計等における資産の合計額は、前年度と比べ7,727百万円増の526,607百万円となりました。この主な要因は、スポーツセンターの改修や小中学校の改築・改修などによるものです。
2.行政コストの状況
一般会計等における純経常行政コストは、前年度と比べ7,936百万円増の77,552百万円となりました。経常費用のうち、最も割合が大きいのは補助金や社会保障給付等の移転費用で、前年度と比べ0.8ポイント増加し、45.3%となりました。今後も社会保障関係経費の増加が続くとともに、区民施設や学校施設の整備等に係る経費も増えることが見込まれます。
3.純資産変動の状況
一般会計等における本年度差額は、前年度と比べ2,050百万円減の6,206百万円となりました。この要因は、前年度と比べ財源が4,929百万円増となったものの、純行政コストが6.979百万円増となったことによるものです。純資産残高については、税収等の財源が純行政コストを上回ったことから、前年度と比べ6,089百万円増の505,688百万円となりました。
4.資金収支の状況
一般会計等における業務活動収支は、前年度と比べ125百万円増の9,564百万円となりましたが、投資活動収支については、スポーツセンターの改修や小中学校の改築・改修を行ったことにより、前年度と比べ3,367百万円減の△8,976百万円となりました。財務活動収支については、スポーツセンターの改修に伴う地方債発行により、前年度と比べ1,700百万円増の81百万円となりました。本年度末資金残高は、前年度と比べ668百万円増の6,050百万円となりました。
財務書類に関する情報②(2018年度)
1.資産の状況
住民一人当たり資産額は、前年度と比べ0.9万円減の237.8万円となりました。歳入額対資産比率は、前年度と比べ0.51年減の5.05年となりました。有形固定資産減価償却率は、前年度と比べ1.5ポイント減の54.2%となりました。3つの指標は、類似団体平均値と比べ若干下回っていますが、前年度とほぼ同水準となりました。公共施設等総合管理計画に基づき、老朽化した施設や学校施設の改築等に取り組んでいるところであり、当分の間、資産は増加傾向にあります。
2.資産と負債の比率
純資産比率は、前年度と比べ0.3ポイント減の96.0%となりました。前年度と同様に類似団体平均値と比べ同程度となりました。将来世代負担比率は、前年度と比べ0.1ポイント増の0.9%となりました。前年度と同様に類似団体平均値と比べて大きく下回っています。世代間の負担比率の公平性の観点から、これらの指標を分析・評価していくことが重要となります。
3.行政コストの状況
住民一人当たり行政コストは、前年度と比べ2.6万円増の34.7万円となりました。前年度と同様に類似団体平均値とほぼ同程度となっていますが、社会保障関係経費等の増加が見込まれることから、今後の推移には留意が必要です。
4.負債の状況
住民一人当たり負債額は、前年度と比べ0.5万円増の9.4万円となりました。前年度と同様に類似団体平均値より下回っています。基礎的財政収支は、前年度のプラスからマイナスに転じましたが、これは、収入面での国都補助金などは増加したものの、支出面でのスポーツセンターの改修や小中学校の改築・改修など、公共施設等の整備に係る支出がそれを上回る増加となり、その財源の一部を区債の発行により賄ったことなどによるものです。
5.受益者負担の状況
受益者負担比率は、前年度と比べ1.1ポイント減の5.5%となりました。類似団体平均値とほぼ同程度となりました。
類似団体【特別区】
千代田区
中央区
港区
新宿区
文京区
台東区
墨田区
江東区
品川区
目黒区
大田区
世田谷区
渋谷区
中野区
杉並区
豊島区
北区
荒川区
板橋区
練馬区
足立区
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