経営の健全性・効率性について
①収益的収支率平成29年度から2.46下がっている。これは使用料収入が横ばいとなって、収支比率が悪化したためである。また、歳入の不足分を一般会計から繰入金等依存する状況である。⑤経費回収率使用料収入が減少したため、類似団体よりも低い数値を示す状態になった。⑥汚水処理原価汚水1m³当たりの処理経費で、類似団体と比較して高い数値を示している。更なる接続率向上により有収水量を増加させる。⑦施設利用率汚水の処理能力のうちどの程度使っているかを示す指標で、数値が低い状態であるが、接続率の向上による改善が見込まれる。⑧水洗化率類似団体と比較して低い数値を示している。これは下水道が普及途上であることも影響している。増加傾向にあるが、更なる接続促進が必要である。
老朽化の状況について
平成18年の共用開始であり、比較的新しい管渠、施設である。浄化センターも耐震基準をクリアしている。老朽化を数値で表す状況ではないが、ストック・マネジメントに基づき、適切に維持管理を行っていく。
全体総括
神川町(特環)公共下水道事業は、共用開始から13年。下水道普及途上であり、引続き浄化槽の交換等に合わせて、接続促進活動を実施して下水道への理解を高める。安定的な事業運営を行うためにも、更なる接続率の向上を目指していく。下水道の目的である公衆衛生の向上や、河川等の水質保全、良好な環境を創造するために、今後も健全で効率性の高い事業運営を目指していく。