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類似団体を下回り,0.69となっている。「盛岡市総合計画実施計画」に掲げる自治体経営の取組の中でも税収の確保に向けた取組みを推進することとしており,具体的な取組みとして,①納付機会の拡大等による収納窓口の充実,②納税推進センターによる早期納付の勧奨,③口座振替の促進,④適宜適切な滞納整理の実施により,収納率の向上に努め,自主財源の確保を図ることとしている。(市税収納率目標:平成31年度までに96.0%を目指す。)
経常充当一般財源が微減し,歳入においては,地方交付税が対前年比6.4%減少したこと等により,経常収支比率は前年度比0.3%増となった。経常収支比率が80%を下回っていた平成8年度と比較すると,平成4年度~10年度に行った大規模施設の整備,区画整理等の都市計画事業への充当債に係る償還が毎年減少はしているものの,充当一般財源が130億円を超え依然として高い水準にあること,及び少子高齢化による扶助費の増加が経常収支比率を押し上げていることから,定員適正化計画に基づく人件費の抑制は行っているものの,経常収支比率は90%を超える水準となっている。総合計画実施計画に掲げる自治体経営の取組において,市債の新規発行額を予算総額の8%以内(臨財債を除く)かつ元金償還額以内とし,将来の公債費の縮減を図る。
人件費については定員適正化計画に基づく人件費の抑制は行っているものの,退職金の増や給与改定に伴う人件費の増により対前年度比は4.7%の増,道路除排雪事業や予防接種事業等の増により物件費が対前年度比4.7%増のため,1人当たり対前年度比3,289円の増となったが,類似団体平均をやや下回っている状況にある。引き続き,定員適正化計画及び行政評価による事務事業見直し等により人件費及び物件費の抑制に努めることとする。
定員適正化計画に基づく人件費の抑制を図った結果,対前年度比で0.1%増となるも,指数は100を下回った。今後もより一層の給与の適正化に努めることとする。
これまでの定員適正化計画の着実な実行により類似団体より職員数は少ない状況である。今後においても,平成23~27年度までの第四次定員適正化計画の取組期間で165人程度削減することとしている。
実質公債費比率は対前年度比1.4%の減となった。平成4~10年度に行った大規模施設の建設,区画整理等の都市計画事業債の償還はピークを過ぎたものの,元利償還金充当一般財源が依然として高い水準にあるため,類似団体平均を上回っている。総合計画実施計画に掲げる自治体経営の取組において,14%を上回らないよう目標値を設定している。
年々数値は改善状況にあるが,平成4~10年度に行った大規模施設の建設,区画整理等の都市計画事業への充当債の償還に係る充当一般財源が130億円を超えていることが将来負担比率を高める要因となっており,類似団体を上回っている状況にある。総合計画実施計画に掲げる自治体経営の取組において,算定開始から現在までで最も数値の高かった149.4%を上回らない財政運営を行うこととして目標値を設定している。また,市債の新規発行額を予算総額の8%以内(臨時財政対策債を除く)かつ元金償還額以内とし,将来の公債費の縮減を図ることとしている。
定員適正化計画に基づく人件費の抑制を図ったが,退職金の増や給与改定に伴う人件費の増により対前年度比1.0%増となった。第四次定員適正化計画(平成23~27)に基づき,引き続き人件費の削減に努めることとする。
道路除排雪事業や予防接種事業等の増のため,充当する経常一般財源が増加したことにより,対前年度比0.3%増となり,類似団体を上回っった。引き続き行政評価を活用した事務事業の徹底した見直しを推進し,物件費の抑制に努めることとする。
臨時福祉給付金の増,訓練等給付費の増などにより対前年度比0.4%増となった。障害給付認定審査等を通じた公正なサービスの提供等により,年々増加している扶助費の急激な上昇傾向を抑制するよう努める。
類似団体と比較すると低い水準ではあるが,今後,国保療養費,後期高齢者医療費,介護給付費の増が見込まれるため,医療費及び介護給付費の適正化を推進することにより,急激な上昇傾向を抑制するよう努めることとする。
一部事務組合及び企業会計への負担金が大半を占めており,類似団体と比較し高い水準となっているものの,特定被災地域復旧緊急支援事業の減などにより,対前年度比0.3%減となった。引き続き,適正な額の精査に努めることとする。
類似団体と比較すると高い状況にあるが,平成4~10年度に行った大規模施設の建設,区画整理等の都市計画事業への充当債に係る償還が平成16年度をピークに若干減ってきている。平成16年度から二次6年間にわたる行財政構造改革に集中的に取り組んできたことから公債費は減少傾向にあり,今後も,「盛岡市総合計画実施計画」に掲げる自治体経営の取組において,市債の新規発行額を予算総額の8%以内(臨時財政対策債を除く)かつ元金償還額以内とし,将来の公債費の縮減を図るよう努める。
対前年度比1.6%増となり,類似団体と比較すると高い状況となったのは,人件費の増により対前年度比1.0%増,臨時福祉給付金の増,訓練等給付費の増などにより対前年度比0.4%増が主な要因である。定員適正化計画に基づく人件費の削減や,年々増加している扶助費の急激な上昇傾向を抑制するよう努めることとする。
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