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岩手県盛岡市の財政状況(2010年度)

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地方財政AI: RAGエンジン(試験中)※直近3年の文書で要約します。現在は質問文の変更はできません。

総括表

人口の推移

財政比較分析表(2010年度)

財政力指数の分析欄

類似団体を下回り,0.68となっている。「自治体経営の指針及び実施計画」の中でも税収の確保に向けた取組みを推進することとしており,具体的な取組みとして,悪質・高額納税者への滞納処分の強化,納付相談の充実,夜間・休日催告の強化及び口座振替促進の取組みにより,自主財源の確保を図る。(市税収納率目標:現年度分98%以上,滞納繰越分22%以上,合計で92.55%以上)

経常収支比率の分析欄

少子高齢化や生活保護世帯の増加による扶助費(前年度比23.6%増)が年々増加していることや,平成4~10年度に行った大規模施設の建設,区画整理等の都市計画事業への充当債の償還に係る充当一般財源が150億円規模であることが,経常収支比率を高くしている要因になっている。「自治体経営の指針及び実施計画」において,市債の新規発行額を予算総額の8%以内(臨時財政対策債を除く)かつ元金償還額以内とし,将来の公債費の縮減を図ることとしている。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

人件費は抑制しているものの,道路除排雪事業及び緊急雇用関連事業等の増による物件費の増(前年度比10.5%)により,前年度に比べ1人当たり3,322円増となったものの,類似団体平均をやや下回っている状況にある。引き続き定員適正化計画及び行政評価による事務事業見直し等により人件費及び物件費の抑制に努める。

ラスパイレス指数の分析欄

過去に行った管理職職員の給与カット等により類似団体より低く,指数も100を切っている状況であるが,今後もより一層の給与の適正化に努める。

人口1,000人当たり職員数の分析欄

これまでの定員適正化計画の着実な実行により類似団体より職員数は少ない状況である。今後においても,平成23~27年度までの第四次定員適正化計画の取組期間で165人程度削減することとしている。

実質公債費比率の分析欄

実質公債費比率は前年度と変わらないが,平成4~10年度に行った大規模施設の建設,区画整理等の都市計画事業債の償還はピークを過ぎたものの元利償還金充当一般財源が依然として高い水準にあるため,類似団体平均を上回っている。

将来負担比率の分析欄

平成4~10年度に行った大規模施設の建設,区画整理等の都市計画事業への充当債の償還に係る充当一般財源が150億円規模であることが将来負担比率を高める要因となっており,類似団体を上回っている。「自治体経営の指針及び実施計画」において,市債の新規発行額を予算総額の8%以内(臨時財政対策債を除く)かつ元金償還額以内とし,将来の公債費の縮減を図ることとしている。

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2010年度)

人件費の分析欄

定数適正化計画の着実な取り組みなどにより,類似団体と比較すると人件費に係る経常収支比率は低くなっている。第四次定員適正化計画(平成23~27)に基づき,引き続き人件費の削減に努める。

物件費の分析欄

類似団体と比較すると下回っている状況にあるが,引き続き行政評価を活用した事務事業の徹底した見直しを推進し,物件費の抑制に努める。

扶助費の分析欄

生活保護,子ども手当,介護給付受給者の増などにより,前年度比23.6%増となっている。保護受給者に対する就職支援の推進や介護予防サービスの実施などにより,急激な上昇傾向を抑制するよう努める。

その他の分析欄

類似団体を下回っているものの,今後,国保療養費,後期高齢者医療費,介護給付費の増が見込まれるため,医療費及び介護給付費の適正化を推進することにより急激な上昇傾向を抑制するよう努める。

補助費等の分析欄

一部事務組合及び企業会計への負担金が大半を占めており,類似団体と比較し高い水準となっているが,ここ数年,改善傾向にある。引き続き適正な額の精査に努める。

公債費の分析欄

平成4~10年度に行った大規模施設の建設,区画整理等の都市計画事業への充当債に係る償還が平成16年度をピークに若干減ってはいるものの,充当一般財源が150億円規模であることが経常収支比率を高くしている要因となっている。そのため,「自治体経営の指針及び実施計画」に基づき,予算編成に当たっては「毎年度の新規発行額を予算総額の8%以内(臨時財政対策債を除く)かつ元金償還額内」に抑制し,残高縮減に努める。

公債費以外の分析欄

類似団体を下回っているものの,年々増加している扶助費の急激な上昇傾向を抑制するよう努める。

実質収支比率等に係る経年分析(2010年度)

分析欄

実質収支はプラスを維持し,財政調整基金の標準財政規模比も年々着実に伸びている。特に平成22年度は,普通建設事業及び補助費等の減による歳出の減が大きかったことにより大幅な伸びが見られた。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2010年度)

分析欄

H19以降,単独で赤字が出ている会計はあるものの,連結実質赤字比率は黒字が続いている。H22はH21に比べて水道事業会計の剰余金が1,455,036千円増えたことなどにより,黒字額合計の比率は増加している。

実質公債費比率(分子)の構造(2010年度)

分析欄

臨時財政対策債の増により元利償還金の額は増えているものの,同時に算入公債費にも計上されるため実質公債費比率事態には影響せず,その他も横ばいな傾向であることから,実質公債費比率は同水準となっている。今後もプライマリーバランスを守りつつ,地方債の新規発行の抑制(歳入予算総額の8%以内)に努めていく。

将来負担比率(分子)の構造(2010年度)

分析欄

大型廃棄物施設建設にかかる一般廃棄物処理事業債や合併推進事業債などの償還が進んでいるため,地方債現在高は下がっている。火葬場建設に伴い増加していた債務負担行為の支出予定額について,火葬場完成とともに下がる見通しである。財政調整基金の増加による充当可能基金が増えたことから,充当可能財源が増えている。

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,