経営の健全性・効率性について
①収益的収支比率について前年度より6.66%増加。近年は80%台を推移しており、赤字経営の状態を継続している。④企業債残高対事業規模比率について類似団体と比較して高い水準にあるが、年々減少している状況である。⑤経費回収率について今年度30%を超えたものの類似団体及び収益的収支比率と比較すると依然として低い水準であると共に使用料収入以外の収入に依存している状況である。⑥汚水処理原価について年々減少はしているが、類似団体と比較して高い水準にある。⑦⑧施設利用率及び水洗化率について類似団体とほぼ同水準であるが、事業継続中であることから、今後も増加する見通しである。認可区域内整備途中であり、整備完了区域から随時接続推進を実施することにより使用料収入の確保及び維持管理費等の削減により経営の健全化を図る。
老朽化の状況について
一部供用開始から年数が経っておらず、管渠更新は行っていない。今後は、平成28年度に策定したストックマネジメント計画に基づき、点検・調査を実施し、修繕・改築の必要性を検討する。
全体総括
認可区域内整備途中であることから、経営戦略に基づき効率的な施設整備と適正な維持管理を実施する。接続率の向上、使用料改定の検討及び維持管理費の削減に努め、経営の健全化を目指す。