弟子屈町:特定環境保全公共下水道

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収集されたデータの年度

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経営比較分析表(2018年度)

経営の健全性・効率性について

左記のとおり、経営の健全性・効率性については全国的にも悪い指標となっております。原因としては下水道整備済の区域内人口が少なく下水道使用料収入がとても少ないためです。現在、特環区域の供用開始から3年が経過しており、一部の起債償還が始まっている状況のため、収入に対して費用が大きくなり汚水処理原価が高く、経費回収率が低い状況となっております。また、起債償還が開始して間もない状況のため、企業債残高対事業規模比率も高い状況となっております。上記より、経営の健全性・効率性は悪い指標となっておりますが、下水道事業計画変更により特環下水道整備は令和2年度で整備終了予定となっており、その後区域拡張を予定しておりません。よって水洗化人口も大幅な増加見込みがなく、それに伴い下水道使用料収入も大幅な増加は見込めない状況となっております。そのため、今後も一般会計繰入金に依存する状況がしばらくは続く見込みですが、公共下水道事業の運営状況や一般会計の運営状況を見つつ料金改定等の財源確保の対策を行う必要があります。処理場施設の利用状況については、公共下水道事業の処理場により処理を行っているため、利用率がは0となっております。施設利用率は約83%となっており、適切な数字ではありますが、近年不明水の流入の疑いがある箇所が増加しており、管渠調査を行う必要性があると考えております。

老朽化の状況について

下水道管渠の標準耐用年数は50年となっており、当町の特環下水道事業は供用開始から3年となっている事から、管渠の老朽化については問題はありませんが、現在、特環下水道区域の汚水を処理している公共下水道事業の処理場は供用開始から20年経過しているため、処理場設備が更新時期を迎えております。現在ストックマネジメント計画を策定中であり、当計画に基づく実施設計及び更新工事を令和2年度より開始予定としております。

全体総括

これからは本格的に起債償還が開始され、それに伴い費用が増加しますが、収入の大幅な増加見込みはありませんので、経営状況が悪くなる見込みです。そのため、一般会計繰入金の依存率も大きくなると考えられます。今後は、経費の見直しをして、少しでも一般会計繰入金を少なくする努力を行う必要があります。財政状況によりますが、料金改定も視野に入れつつ運営を行う必要があります。老朽化については、特環下水道区域内では問題ありませんが、汚水流入先である公共下水道事業の処理場では老朽化が進んでいる状況ですので、計画的に処理場設備更新を行う必要があります。

類似団体【D3】

函館市 美唄市 森町 留寿都村 共和町 新十津川町 苫前町 遠軽町 標茶町 弟子屈町 外ヶ浜町 大間町 佐井村 二戸市 八幡平市 田野畑村 軽米町 長井市 二本松市 二本松市 金山町 会津美里町 浅川町 常陸太田市 八千代町 鹿沼市 長野原町 横瀬町 神川町 上里町 芝山町 檜原村 新島村 阿賀野市 珠洲市 大月市 上野原市 瑞穂市 輪之内町 揖斐川町 伊東市 菊川市 多気町 大台町 茨木市 市川町 福崎町 安堵町 高取町 吉野町 御坊市 大田市 江津市 西ノ島町 笠岡市 井原市 総社市 新庄村 鏡野町 奈義町 久米南町 竹原市 大崎上島町 世羅町 山口市 徳島市 吉野川市 板野町 つるぎ町 伊方町 土佐町 梼原町 久留米市 太宰府市 宮若市 那珂川市 久山町 築上町 みやき町 玄海町 白石町 西海市 南島原市 小値賀町 宇城市 和水町 南小国町 益城町 豊後高田市 小林市 大宜味村