佐賀県唐津市の財政状況(2013年度)
収録データの年度
財政比較分析表(2013年度)
財政力
H21年度からの5年間は、0.42から0.45の間を推移しており、H25年度は、H24年度同様に0.42で、類似団体においても最下位のランクに属している。これは、市の産業構造が中小企業や農林水産業を中心としており、歳入における市税の割合が低く、財政基盤が弱いことが要因である。今後とも、的確な課税客体の把握と徴収率向上に努めるとともに、唐津市定員適正化計画に基づく退職者の不補充などによる人件費の削減、総合計画の実施計画に基づく事業の重点化などにより歳出抑制に努め、財政計画に基づく適正な財政運営を行う。
財政構造の弾力性
H23年度から悪化していたが、H25年度は、人件費、扶助費、維持補修費などの経常経費に充当した一般財源が減少したことと、普通交付税が158百万円増加したことにより、87.1と改善した。今度も、唐津市定員適正化計画に基づき、適切な定員管理に努めるとともに、事務事業の点検、見直しなどの行い、経常収支比率の改善に努める。
人件費・物件費等の状況
H25年度は、物件費の人口1人あたりの金額はやや増加しているが、人件費、維持補修費は減少してきており、全体ではH24年度より3,161円減少して132,375円となっているが、類似団体平均を27,946円も上回っている。これは、1市6町2村の大型合併により、類似団体と比較すると職員数が多いためであるが、唐津市定員適正化計画に基づき、職員数、人件費ともに減少してきている。今後も、適切な定員管理を図るとともに事務事業の見直しなどによる物件費の削減及び施設の統廃合による維持管理費の削減に努める。
給与水準(国との比較)
H25年度は96.3となり、H22年度より下回っている。また、類似団体との比較においても2.6ポイント下回っている。今後も、これまでと同様引き続き給与の適正化に努める。
定員管理の状況
大型合併により類似団体と比較し職員数が多く、また、市の面積が広いことにより支所・出張所を配置せざるを得ず、H25年度は類似団体平均を2.46人上回る8.86人となっている。また、H21年度と比較すると、類似団体が0.87人減少に対し、0.54人の減少となっている。今後とも、唐津市定員適正化計画に基づき、適切な定員管理に努める。
公債費負担の状況
H25年度は元利償還金の減少に加え、高利率の市債借入分の償還が減少したため、17.1%とH24年度と比較し0.5ポイント減少となった。しかし、類似団体との比較では、9.2ポイント上回っており、依然として低い水準にある。今度とも、唐津市財政計画の数値を目標に公債費の抑制に努めるとともに、公営企業の経営健全化による繰出金の削減を図るなど健全な財政運営に努める。
将来負担の状況
H25年度は、公営企業債等繰入見込額や、将来負担額が増加したため、将来負担比率がH24年度と比較して2ポイント増加した。類似団体と比較しても102.6ポイント上回っており、今後は、公営企業の経営健全化による繰出金の削減を図るとともに、公共施設整備基金や財政調整基金などの充当可能財源を確保し、財政の健全化に努める。
経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2013年度)
人件費
人口1,000人当りの職員数が類似団体と比較して多いため、H25年度の人件費にかかる経常収支比率は、類似団体平均より0.5ポイント高い24.4%となっているが、大型合併後の平成17年12月に唐津市定員適正化計画を策定し、人員の適正化に取り組んでおり、その結果職員数の削減が計画を上回るペースで進んでいるため、H21年度と比較すると4.6ポイント減少している。今後も、更なる改善を図るため、施設管理形態の見直し、事務事業のアウトソーシング、新規採用の抑制などによる職員数の削減を行い、人件費の削減に努める。
物件費
H25年度の物件費に係る経常収支比率は、H24年度より1ポイント上がり、13.1%となったが、類似団体との比較においては、1.9ポイント低くなっている。今後も、唐津市財政計画に基づき、徹底した事業選択やスクラップアンドビルドを実施し、経費削減に努める。
扶助費
H25年度の扶助費の決算額はH24年度を上回ったが、扶助費に係る経常収支比率は9.5%となり、H24年度と比較して0.3ポイントの減少となった。類似団体と比較しても1.6ポイント下回ってはいるが、今後とも、生活保護費の適正な執行や保育所の民間移譲などを進めていくことで、経費削減に努める。
その他
その他に係る経常収支比率は、H24年度より0.8ポイント減少しており、類似団体平均と比較すると1.1ポイント下回っている。内訳は、後期高齢者医療や介護保険などの特別会計への繰出金が多いが、今後は、保険料や使用料などの適正化による経営の健全化を図るとともに、経費削減などを行い、繰出金の抑制に努める。
補助費等
補助費等に係る経常収支比率は、H21年度の3.3%からほぼ横ばいの状況だったが、H25年度は3.6%で類似団体平均を5.3ポイント下回っている。類似団体と比較して低い理由としては、合併市町村で構成していた一部事務組合の事務を直営で行うようになったためであるが、今後も、各種団体などに対する補助金について、過剰、不適当なものがないか十分精査し、見直しや廃止を行う方針である。
公債費
H25年度の公債費に係る経常収支比率は、一部の起債償還の完済等に伴い減少し、23.9%となった。しかし、類似団体平均と比較すると7ポイント上回っており、公債費の負担は非常に重いものとなっている。現在活用している地方債は、旧合併特例債など交付税算入額が大きいものが中心であり、実負担は軽減されているが、今後とも唐津市財政計画の数値を目標に公債費の抑制に努める。
公債費以外
公債費以外に係る経常経費比率は、H24年度より1.5ポイント減少している。この要因については、各項目に記したとおりであるが、人件費や扶助費、その他に係る経常収支比率の減少が主な要因である。今後とも、唐津市定員適正化計画に基づき、適切な定員管理に努めるとともに、事務事業の点検、見直しなどを行い、各経費の削減に努める。
実質収支比率等に係る経年分析(2013年度)
分析欄
財政調整基金については、財政計画に基づき積立を行っており、H25年度末現在高は、歳出剰余金積立金の増加に伴いH24年度末を上回る3,000百万円となり、財政計画に掲げる予定積立額を上回っている。実質収支額比率については、一般的に望ましいとされる3~5%範囲内の3.12%となった。実質単年度収支については、H23~H24年度は、財政調整基金取り崩し額の増加等により減少していたが、H25年度は歳計剰余金積立金の増加に伴い改善した。今後も、市税のほか歳入を確保するとともに、唐津市定員適正化計画に基づく退職者の不補充などによる人件費の削減、総合計画の実施設計に基づく事業の重点化などにより歳出を抑制し、財政の健全化に努める。
連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2013年度)
分析欄
連結実質赤字比率については、H24年度に引き続き、H25年度も国民健康保険特別会計以外の全会計で黒字となった。一般会計全体としては黒字であるが、国民健康保険特別会計においては、毎年赤字を生じており、その額は増加傾向にある。今後は、各会計において、効率的な事業運営と経営の見直しや料金の適正化などを行い、財政の健全化に努める。
実質公債費比率(分子)の構造(2013年度)
分析欄
実質公債費比率の3か年平均は、年々減少傾向にあり、H25年度は、H24年度より0.5ポイント低く17.1%となっている。分子のうち元利償還金についても、一部の起債償還の完済等に伴い減少傾向にあり、分子全体としても減少している。また、現在活用している地方債は、合併特例債をはじめ、交付税算入額の大きいものが中心であり、実負担は軽減されている。しかし、類似団体と比較すると依然として上回っており、今後とも財政計画の数値を目標に公債費の抑制に努めるとともに、公営企業の経営健全化による繰出金の削減を図るなど健全な財政運営に努める。
将来負担比率(分子)の構造(2013年度)
分析欄
将来負担比率については、近年、増減を繰り返しており、H25年度は140.2%と増加した。一般会計等に係る地方債の現在高は減少傾向にあるが、公営企業債等繰入見込額が増加しているため、将来負担額が減らないことが要因である。類似団体平均と比較すると依然として上回っており、今後は、公営企業の経営健全化による繰出金の削減を図るとともに、公共施設整備基金、財政調整基金などの充当可能財源を確保し、財政の健全化に努める。
よくある質問
このページで何が分かりますか?
佐賀県唐津市の2013年度の財政状況資料集、主要指標、分析コメントを確認できます。
データの出典はどこですか?
総務省の『財政状況資料集』および『統一的な基準による財務書類に関する情報』をもとに構成しています。
関連する地方公営企業も見られますか?
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